庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

鳥インフルエンザに思う

2014-12-29 15:08:47 | 日記・エッセイ・コラム
今日のニュースで宮崎市の養鶏場の鶏から、強毒性で大量死につながる
H5型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認され、宮崎県は当該
の養鶏場で飼育している、全約4万2千羽の殺処分を終えたとの事。

毎年今頃の季節になると、鳥インフルエンザの発生により何千、何万羽
もの鶏が人間側の勝手な都合で、有無を言わさず殺処分されたニュース
を聞くたび、心が痛むのは自分だけだろうか・・・

もともと鳥インフルエンザウィルスの宿主の野鳥が、野生の自然状態で
大量死したと言う話は聞いたことがない。

人間側の都合で、効率第一で鶏をあんな狭い所に大量に押し込めて、
不自然な密集状態で飼うのは、インフルエンザウィルスにとっては天国
の様な状態で、ウィルスは自分が早く増殖するには、次の宿主がすぐ隣
にいるため、最適な増殖環境と言える。

今のところ鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等
の特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないが、将来人から人へ
直接感染できるようにウィルスが変異する可能性もある・・・

文明を発達させた人間は、自然を離れて密集して都市に住みかつ、渡り
鳥の様に広範囲に移動する、ちょうど都市全体が養鶏場の様に不自然な
状態と言えるのでは?

将来ウィルスが変異することの無いよう祈るばかりだが、殺処分にされ
た何の罪もない鶏たちの冥福を祈りたい・・・

竹工作で作った尾長鶏。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« センス・オブ・ワンダーを探して | トップ | 小晦日、門松と歳神様 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事