庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

文月、半夏生と半夏雨。。

2015-07-01 15:50:34 | 日記・エッセイ・コラム

七月に入りましたが、今日は朝から雨降りです。。

七月は文月と呼ばれますが、文月の由来は、七夕の笹に文を結びつけることからとい
う説と、稲が実りはじめるところから、「含み月」を語源とするという二つの説があります。 

明日、七月二日は雑節の「半夏生」で、田植えを済ませた農家が休息をとる日です。

この日に降る雨は「半夏雨」 と呼ばれ、この日の天気によって、一年の豊作を占う
習慣があったとか。。

田植えを終えた田んぼから、田の神様が天へ昇って行くのが半夏雨になったとも言われ、
大雨になることが多いと言われています。

また、この半夏生の頃に花が咲く植物に「半化粧」がありますが、混同されて「半夏生」とも
書かれるようになったそうです。 

「半化粧」は花の咲く頃になると、葉っぱの半分だけが、白粉を塗ったように真っ白になり、
花は地味な穂で 葉っぱの方がよほど目立ちます、この白くなった目立つ葉っぱの方で、
虫をおびき寄せているのだそうです。。。  植物の戦略も色々で面白いですね!

こちらは植物の「半化粧」。。

雨の日、庭先に現れたカタツムリ。


 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夏越の祓え(なごしのはらえ) | トップ | 半夏雨の森から初セミの声を... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事