先日の冬の寒さから一転して、このところ連日よく晴れて小春日和の日
が続いて、野や散歩道でも暖かい陽射しに誘われたように、春や初夏に
咲く花が季節外れの今頃になって咲いているのを見かける。
本来なら春や初夏に咲く花がこのような小春日和に誘われて、ふっと花
を開くことを「帰り花」と言います。
一般的には”狂い咲き”とも言いますが、「帰り花」と言う方が何となく
暖かさも感じさせて風情のある言葉だと想う。。
春に天候不順等で花芽が充分に育たなかったりして、花を咲かせる時期
を逸しても、やがて巡ってきた春のような暖かい気候を捉えて花を咲か
せたものです。
私たちの人生もまた、順調に行く時ばかりでなく挫折したり出遅れたり
して、花開く時期を逸してしまう場合も多々ありますが・・
諦めずに、次のチャンスをじっと待てば ”待てば海路の日和あり”で、
やがて花を咲かせる機会も巡ってくるのでは?
「帰り花」を見ると、そんな勇気と希望をもらえる気がします。。
散歩道に咲く赤いタチアオイの花。
薄紅色のツツジの花。
黄色いキンシバイの花。
白いユキヤナギの花。
エゴノキの花。
朱色のボケの花。
こちらは季節外れでは無いけど、
紅葉をバックに咲く十月桜。
ラストは昨夜の上弦の月。
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