懐かしい味のカレー

昼にカレーを食べようということになり、ダンナの行きたがっていた店と、私が「ここはどうだろう？」と調べた店が一致したので行ってみた。

池下の駅から北へ。愛工大名電の近くのサークルＫの向かいにある「カレー　幸」
外観から見てもわかるが、本当にこの店やってるのか？という風情だが、たまたま外で待っている人がいたので営業中だとわかった。


かろうじて看板の半分が生きている。知らなければ絶対に入ろうとは思わない外観だ。扉もガタピシ状態で、開閉にはコツが要る。
店は老夫婦と、孫？らしき男性で切り盛りしているようだ。ホール（という広さもないが）は元気なおばちゃんが担当している。


入口横にある手洗い場。タオルが交換されているところを見ると、現役で使われているようだ。


年代物のクーラーに貼られたメニュー。カレーとハヤシのみだが、激安！！　これなら食べ盛りの高校生のサイフにもやさしい値段だろう。


左はダンナが頼んだ「カツカレー大盛り　４９０円」。奥は私の注文した「カツカレー　４５０円」。サラダがセットになっている。


カツは小さめだが、値段を考えれば充分だ。カレーは甘め。昔なつかしい味で美味しい。
半分くらい食べ進んだ頃、おばちゃんが「ルー足りてる？」と聞いてくれ、ダンナは「追いカレー」をしてもらっていた。



廃屋に限りなく近い外観だし、店内もそれに見合った年季の入り具合なので、キレイな店じゃないと！という人には向かないが、
常連客が多い様子だったので、昭和の時代からずっと愛されてきたんだろう。
本格的な洋食のカレーではなく、昔ながらのカレーがまた美味しい。こういう店は、これからもできるだけ長くがんばってほしいと思う。