こちらのyoutube、子供達に説明するにはもってこいです。
蘇我入鹿首塚で手を合わせた後すぐ傍の飛鳥寺へ。
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596年に蘇我馬子の発願で建てられた日本最古の本格的仏教寺院
二度の火災で焼失し、現在の建物は1826年に建てられたものです。
本尊の銅造釈迦如来坐像(重要文化財)は創建時、飛鳥時代の作で日本最古の仏像です。
飛鳥大仏の名で親しまれています。
蘇我入鹿の首塚と呼ばれる五輪塔は飛鳥寺の西側の位置に建っています。
境内には山部赤人の歌碑がありました。
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万葉歌碑 (作者・山部赤人、揮毫・佐佐木信綱)
見辛くて詠めない❗
検索してみました。
三諸の神奈備山に五百枝さし繁に生ひたるつがの木のいや継ぎ継ぎに
玉かづら絶ゆることなくありつつも止まず通はむ明日香の旧き都は
山高み河雄大し春の日は山し見がほし秋の夜は川し清けし
朝雲に鶴は乱れ夕霧に河蝦はさわく
見るごとに哭のみし泣かゆ古思へば
現代語にすると
神の天降る山に、多くの枝をひろげて繁っている栂の木のようにますます次々と、
美しいつる草の伸びてやまぬように絶えず通いつづけたいと思う明日香旧都は、
山も高く川も雄大に流れている。春の日には山を見たく思い、秋は夜の川音がさやかである。
朝の雲に鶴は乱れ飛び、夕べの霧に蛙が鳴きしきる。
美しい風景を見るたび思わず泣けてしまう。都として栄えた昔を思うと。
万葉時代の風景が、当時とさほど変わらないと思うとこの歌、胸に染み入りますね。
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飛鳥寺形石灯籠
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弘法大師坐像
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聖徳太子孝養像
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阿弥陀如来坐像
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飛鳥寺の御朱印
還暦を過ぎ、御朱印帳を用意しました。
行った先々の神社仏閣で御朱印購入しています。
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飛鳥寺は日本最初のお寺で、ご本尊飛鳥大仏は日本最古の仏像。
住職さんのご説明が聞けます。
仏像は写真撮影禁止のところが多いですが、ここは撮影可能です。
大仏様のお顔は右側がきびしく、左側がやさしいとのことです。
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向かって左側のお顔
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向かって右側のお顔
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向かって右側のお顔
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日本書紀によると飛鳥寺は、日本において最初に蹴鞠が行われた場所とされています。
法興寺(当時の飛鳥寺の別名)の西の槻(けやき)の木の広場で、中大兄皇子と中臣鎌足が打毬(くえまり)を通じて出会います。
皇極天皇三年三月、法興寺(現在の飛鳥寺)の槻木の下て蹴鞠 が催された。
これが後の「大化の改新」の幕開けになろうとは誰が予想したであろうか。
中大兄皇子が蹴った鞠とともに皇子のくつ皮が脱げ飛んで伺候していた中臣鎌足公のもとにころがり落ちた。
皮鞍をうやうやしくひざまずいて差し出す公。
これに対し てまたもやひざまずいて受け取る皇子。
この出会いは、更に二人 の仲を親密にしていく。
やがて時の世情は蘇我蝦夷・入鹿親子の 専横によって国の興亡、暗雲急をつげていった。
憂国の志から中中大兄皇子と鎌足公はひとめを忍び、ひそかに談山(談山神社本殿裏)の山中で革命の談合を計った。
同四年(六四五)六月十二日ついに決行のときがやってきた。
飛鳥板蓋宮においての宮中儀式の最中、不意を突いての断行に入鹿の首が飛んだ。
翌日、蝦夷の自害によって計画は成功した。
「乙巳の変」である。年号も「大化」と改められ、中大兄皇子と鎌足公を中心として政治機構の大改革が着々と進められていった。
これが世に名高い「大化の改新」 である
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飛鳥寺
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塔跡中央部。この地下3メートルが心礎 (しんそ 塔の中心軸である心柱 [しんばしら] の台となる礎石 ) の位置との標識。
本堂の前 (南) にあります。
1956年の発掘調査で遺跡の位置や、伽藍配置 (一つの塔を中金堂 [北]、東金堂、西金堂が囲む形 ) などが明らかになった。
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塔跡の横のベンチでお昼を食べることに。
昼食を食べても構いません、と言われてびっくり‼️
お天気が良くて、見上げる空の美しいこと。
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今回のハイキングは、佐賀から遊びに来ていた妹も参加。
奈良の観光は初めてで、インドア派の妹ですがとても喜んでいました。
以前法隆寺に連れて行った時は、なぜかあまりテンション上がらず。
勿体無い!
猫に小判とはこの事かと思い知らされたんですけどね
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遠い万葉の地に想いを馳せながら、心が洗われるような飛鳥寺でした。
施設名 寺飛鳥寺
所在地 山の辺・飛鳥・橿原・宇陀エリア〒634-0103 高市郡明日香村飛鳥682
TEL/FAX 0744-54-2126 / 0744-54-3743
宗派 真言宗 豊山派
拝観時間 09:00~17:30
10月~3月は17:00まで
※受付は各15分前まで
拝観料 個人
大人・大学生…350円
高校生・中学生…250円
小学生…200円
団体割引(30名以上)
大人・大学生…320円
高校生・中学生…220円
小学生…170円
障害者割引(本人のみ)
大人・大学生…170円
高校生・中学生…120円
小学生…100円