ちゃこ花房~本日も波瀾万丈~

前向きに生きています。
健康で楽しく生活できたらそれが一番
周りの人たちを、元気にできる自分でいたい。

「ブギウギ」  歌うことは生きること 「大空の弟」

2023年12月08日 | テレビドラマ
TOP画像は、「大空の弟」を歌うスズ子。
期待せずに見始めた、NHK朝の連ドラ「ブギウギ」から目が離せない。

仕事出勤前、声だけを聞きながら車を走らせている。
今週の題目は「大空の弟」
昨日7日に放送された『ブギウギ』スズ子(趣里)が涙ながらに歌いあげた「大空の弟」は圧巻だった。



この曲は、実際に昭和16年12月に笠置シヅ子さんの弟・八郎が南方で戦死した際、
失意に沈む笠置さんのために作曲家・服部良一さんが作曲した作品だが、
音源が残されていない「幻の歌」だったそう。

フルバージョンで歌う「大空の弟」を涙を溢しながら車を走らせた

かねてより 我らを苦しめた 憎い顔した敵軍ども
日頃鍛えたこの腕で 重い小銃抱え込み がんと突撃しています  ○○隊にて 六郎より

ラジオや新聞に もしや六郎の部隊の名が書いてないかと どこにどうしているのやら
いつも○○○部隊 ○○方面 ○○隊 ○○○ばかりなり ○○○では分からない

姉さんも 弱い体のお父さんと いつもあなたのお話ばかり

ご親切な 隣組の皆様方の 熱い情けに守られて 何一つ 不自由なことも無く 暮らしています
これもひとえに弟の お陰と思い 姉さんは 遠い戦地を偲ぶごと あつい感謝に 泣けている






最愛なる弟からの、ストレートな表現の手紙だ。
出征前、スズ子が住む東京に大阪から1人で訪ねてきた弟の六郎。
布団を並べて寝ていた2人だが、六郎は「ねーやん」の布団に潜り込み
ねーやんの身体にしがみつき、「死にとうない」という。
六郎がスズ子にだけ打ち明けた本音だ。
辛く、切ないシーンだった。








昭和を舞台にした朝ドラをやるとき、戦争は避けて通れない。
歌い終わったスズ子に、作曲した服部善一(草薙剛)がこう言う。
「しっかりしなさい」
スズ子は立ち上がり、「ラッパと娘」を歌い上げる。
下を向いて泣いてても仕方ない、
突っ走って、ぶっちぎって、歌って踊ったスズ子を演じている首里ちゃんは、
この作品で、バズってる‼️

















ブルースの女王・茨田りつ子演じる菊地凛子さんの歌唱力も凄い
淡谷のりこさんは、歌いたくない歌は歌わないと軍歌を歌う事をしなかった人、
派手な化粧と衣装も「これが私の戦闘服」と、警察に何度連れて行かれてもやめなかった人
描いた始末書の数は50枚だというから天晴れだ。

茨田りつこ(菊池凛子)の
「歌うことは生きること」の言葉が力強い
芯が通って、それを貫き通す人はカッコいい。








以前、私の強い希望で、日帰りで呉の大和ミュージアムに行ったことがある。
たしか、そこに特攻隊員の家族に宛てた手紙が展示されていたと思う。
主人と息子は読もうとしなかった。

今まさに、世界で戦争という名の下、多くの命が毎日失われている。
未来ある若者たち、生まれたばかりの小さな命が、人間の手によって殺されていく。
戦争は日常を突如奪う不条理、
遠い古代から、人間は戦争を繰り返している。
これは人間のサガなのか?



余談ですが、20年近く前に作っていた「戦艦大和」
仕上げてみたいという、手先が器用で工作が好きなMさんが昨年より続きをやっています。
完成が楽しみだ。







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