グリーン・マイル
白石朗=訳
(新潮社)
1932年、舞台はアメリカ南部コールド・マウンテン刑務所の死刑囚舎房
ここで、死刑囚が電気椅子に行くまでの歩く通路を、床が緑色であることから、グリーンマイルと呼ばれている。
ここで起こった不思議な事件を、6巻の分冊で語っている。
ホラー小説で有名な鬼才の、スティーブン・キングすが、ねちっこく、難解な本と思いきや、淡々と、解りやすく読める本だ。
もちろん、ホラー的な要素も大きい内容であり、
死刑執行の際の記述は、
スプラッタ入っているがが、感動のヒューマンドラマである。
現在と過去を行きつ、戻りつしながら、
6冊という分冊の形式が ストーリーを興味深く引き立てていき、
実に飽きさせない展開となっている。
そういう意味では、この分冊形式は、 この著において成功だろう。
とにかく、飽きる事なく一気に読める本。ぜひ、多くの方に読んで頂きたい。
こちらは映画「グリーン・マイル」のレビュー
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