高層のビルの谷間の炊き出しに
黙してきょうも若者が並ぶ
勤労感謝の日だった11月23日、
朝ゆっくりと新聞を読みながら
【四季 長谷川櫂】のコラム欄の「歌」に目が停まりました。
この次の世代を担う若者たちが希望を持てない国に未来はないと、暗澹たる思いになってしまう。
四季 長谷川櫂
若者たちの生きる社会環境も若者自身も様変わりしてしまった。
かつての若者が思いもしなかった「鬱屈した空気」が地球をおおっているのではないか。
この歌が映し出すのもその光景のひとつだろう。
作者は高知の人。
歌集「笹舟」から
↑
コラム欄よりそのまま
以前NHKの「目撃ニッポン」で放送されていたが、
コロナ禍が長引き、「炊き出しの弁当」の列に並ぶの人の数はリーマンショック後を上回り過去最多となっているという。
コロナ禍がきっかけで生活に困窮し、家賃を払うので精いっぱいという人や、家賃が払えずにネットカフェに長期滞在している人、
一見、生活に困窮していることがわからない人が増えているのが、コロナ禍の貧困の特徴のようだ
親の仕送りだけでは足りずバイトをしている学生たちもコロナでバイトを首になったり、店自体が閉店となったりと、食べ物を切り詰めるために並ぶ若者も多いという。
食べ物にも困窮する人が山ほどいるなかで、
外食産業から発生する食品廃棄
まだ十分食べられるのに、売れ残りや食べ残しなどにより廃棄されてしまう「食品ロス」は、いまや世界的な問題になっている。
山脇志津さんの歌集を詠んでみたくなり、早速購入しました。
メルカリで安価に
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます