太陽がいっぱい
1960(仏・伊)
監督:ルネ・クレマン
出演:アラン・ドロン
モーリス・ロネ
マリー・ラフォレ
富豪のどら息子を殺して彼に成りすましたその顛末は?
音楽とともにあまりにも有名な「太陽がいっぱい」だが実はこの映画、未見だった。
この映画のリメイク版「リプリー」(マット・デイモン主演)を先に見ることになったのだが
原作に忠実な「リプリー」より、こっちのほうがいい出来だと思った
というか、やっぱりアラン・ドロンは凄い。
「ちゃこ花房」のトップの画像は、実は同じ1960年に製作された「若者のすべて」という映画のパンフレットからスキャナしたもの。
若き日の美しきアラン・ドロンだ。
この映画のアラン・ドロンはあの憂いを帯びた甘いマスクで切ない役どころを見事に演じていただが、
「太陽がいっぱい」でのアランドロンは、目をギラギラさせたずるがしこい野心家の、スマートな身のこなしを心がけても、どこか育ちの悪さが出てしまう、そんな役どころのリプリーを見事に演じている。
特にラストが「リプリー」より凄いのだ。
美しいだけのアラン・ドロンではない、彼の名演技を堪能できるまさに不朽の名作
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