ちゃこ花房~本日も波瀾万丈~

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周りの人たちを、元気にできる自分でいたい。

英国王のスピーチ

2022年10月30日 | 映画
監督: トム・フーパー
脚本: デヴィッド・サイドラー
製作:
イアン・カニング エミール・シャーマン
ガレス・アンウィン
出演者:
コリン・ファース
ヘレナ・ボナム=カーター
ジェフリー・ラッシュ
音楽 )
アレクサンドル・デプラ

あらすじ:
吃音に悩まされたイギリス王ジョージ6世と、
その治療にあたったオーストラリア(大英帝国構成国)出身の平民である言語療法士ライオネル・ローグの友情を史実を基に描いた作品

評価 ★★★★

感想:
以前から一度観ておきたいと思っていた映画です。

アルバート(後のジョージ6世)は
右利きでないことを罰せられ矯正、X脚を直すため痛みを伴う矯正具の脚部への着用の強制、
乳母からの虐待、吃音を兄達に馬鹿にされる等の不遇な生い立ちを持つが
父親のジョージ5世は、
次男であるアルバートを甘やかすことなく厳しく接してきたようです。





長男のエドワードは破天荒で政務と私事の区別ができず、ジョージ5世の悩みの種であり
兄のエドワードが王位を継ぐことにとても不安を抱いており、長男よりも真面目で思慮深く辛抱強い次男のアルバートに期待をしていたと言います 

しかし問題はアルバートの一番の悩みは「吃音」
で、
妻エリザベスが探してきたオーストラリア人のセラピストとの元で治療するが、ことごとく衝突し、途中辞めてしまいます。


後にこの二人は生涯の友人となりますが。
2人の友情もさることながら、
アルバートの吃音を克服させるために、アルバートを慰めたり叱咤しながら、諦めず奔走した妻の功績は大きく、夫婦の絆と深い「愛」を感じました。




果たして、
ジョージ5世が崩御し、兄が「エドワード8世」国王に即位しますが
エドワード8世がウォリスとの結婚
(アメリカ人で平民、離婚歴あり 数々の男性遍歴あり)を強行すると、イギリス首相やウィンス海軍大臣らの反対を受け、即位から1年も経たず退位することになります。

アルバート王子は押し付けられるようにして「ジョージ6世」として即位する訳ですが、

一方ヨーロッパ大陸では、アドルフ・ヒトラー率いるナチ党政権下のドイツが台頭し一触即発の機運となっており、
大英帝国は国民の統一を促す国王を必要としていました。
国王の重責に耐えかねて海軍士官しか務めたことがないとエリザベス妃に不安を吐露したアルバートは、再びセラピストのローグを訪ね、無礼を謝罪し治療を再開します。



1939年9月1日のポーランド侵攻を受けて、9月3日に英国はドイツに宣戦布告、第二次世界大戦が始まる。同日、ジョージ6世は大英帝国全土に向けて国民を鼓舞する緊急ラジオ放送を行うことになります。
緊迫した状況の中、ジョージ6世はローグと2人きりの放送室で9分に及ぶ演説に挑み、見事にこなしてみせました。
ラストのこのシーン、圧巻のスピーチです。


アルバートはローグに治療の過程で、幼少時のトラウマや、自身の持つ劣等感、悩みなどを打ち明けるなかで「吃音」の原因を探り
ローグはアルバートに「5 歳の頃の恐れなど忘れていい。あなたはもう自分の道を生きている」
と語ります

生まれも身分も越えた友人を得たことは、大きかったことでしょう。


さてさて、ヘンリー王とメーガンさん
今後どうされるのでしょうかね
暴露本、ねぇ、、、。
言い訳本?w













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6 コメント

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Unknown (まかろん)
2022-10-31 05:44:19
kumanekoさん、最近この映画が購読している新聞に紹介されていました。
えーと、明石市の市長さんの失言問題との比較での話だったように思います。
(明石市のことは、残念です!)

新聞記事ではたしか、ジョージ6世は自分の全存在をかけて言葉を発したのだ、と解説されていました。

この映画はうんと前に観たことはありますが、
kumanekoさんの記事で、もう一度観たくなりました😊

今日で10月も終わりですが、残り2ヶ月、つつがなくお過ごしください🍁
返信する
ほんとに。 (narkejp)
2022-10-31 06:19:54
いい映画でした。2011年4月、震災の直後の時期に観たのでしたが、格別に印象深いです。もう一度、観たい映画です。それと、音楽の選び方、使い方が素晴らしかった記憶があります。古い記事ですが、トラックバック代わりにURLを貼っておきます。
https://blog.goo.ne.jp/narkejp/e/5d4f4e85956cc95e36ff944de580f29d
返信する
Unknown (kumaneko48)
2022-11-01 03:53:07
心に染み入る良い映画でした。
ずっと観てみたいと思ってました。
近所のイオンシネマが今年8月に閉館となり、
映画館で観に行くことも少なくなり
家でゆっくり観る前に、
「寝る」事を大事にしていますので
あんまり観なくなりました。
リビングのテレビは、同じく映画大好きな主人が占領している状態です❗
返信する
Unknown (kumaneko48)
2022-11-01 03:53:48

まかろんさんへの返信です
返信する
Unknown (kumaneko48)
2022-11-01 03:55:09
まかろんさんへ
心に染み入る良い映画でした。
ずっと観てみたいと思ってました。
近所のイオンシネマが今年8月に閉館となり、
映画館で観に行くことも少なくなり
家でゆっくり観る前に、
「寝る」事を大事にしていますので
あんまり観なくなりました。
リビングのテレビは、同じく映画大好きな主人が占領している状態です❗
返信する
Unknown (kumaneko48)
2022-11-01 04:10:47
narkejp さんへ

コメントありがとうございます
narkejp さんの2011年のblogも読ませていただきました。
私も同じく❗
涙腺を刺激するのではなく、じわじわと気持ちが高ぶるような映画でした

音楽も素晴らしかった。
ジャンルに拘らず、なんでも聴きますが、特に
クラシック音楽は好きです。
朝夕一番に聴くのは
ヴィバルディの【四季】
特に「夏」が好きです。
大きな帽子を被って、
白いワンピースを着て
裸足で走っている自分を珈琲を飲みながら聴いてます
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