前回のblogの続き~
何度となくメダカの鉢が荒らされ、二足歩行か四足歩行の犯行なのかわからず、警察に出向いていただき4ヶ月近くになる。
この付近で被害にあっているのは我が家の含めて3件(親しいご近所)
メダカの被害は『アライグマ』で間違いなさそう。
ガッツリ防犯カメラに写ってるし。
害獣の被害は今に始まったことではなく、ここらでも、猪、アライグマなど、田畑を持っている人は害獣被害に悩まされている。
主人は知人の畑で芋、玉ねぎ、枝豆など色んな野菜を時期ごとに植えているが、荒らされることはしばしば。
知り合いの苺は、子ども会で収穫予定だった当日の早朝に見事に荒らされいちご狩りは中止となった。(今年5月)
ここ数年、いやもっと以前前からか、
里山の動物たちが人間の生活圏にも現れたというニュースをよく目にする。
イノシシやシカ、クマまでもが大都市近郊の住宅地に出没し、東京都心ですら白昼にタヌキやアライグマ、ハクビシンが現れて、大きく報道される。
何か動物たちに異変が起こっているのか?
【アライグマについて】
調べてみた。
アライグマは外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定されて防除の対象になっており、
許可がなければ飼うことはできないし、生きたままの保管や運搬、捕獲したものを再び野外に放つこともできないことになっている。
違反すると3年以下の懲役や300万円以下の罰金まで課せられる。
非常に厳しい規制がかけられているわけだ。
また、アライグマは狂犬病やアライグマ回虫といった重大な感染症の他にも、日本脳炎ウイルスやカンピロバクター、サルモネラ細菌をもつものもあり、
動物園が安全の保証もない野生のものを簡単に受け入れてはくれない。
つまりアライグマは、人間の管理下にない限り日本にいてはいけない動物なのだ。
もともとアライグマは、カナダ南部から中央アメリカまで生息している食肉目アライグマ科の中型哺乳類。
体長は40〜60cmで太って見え、冬毛のタヌキとよく見間違えられるが、尾に白黒のしま模様があることと、顔の黒い模様が白く縁取られ眉間にも黒い筋があることで見分けられる。
最も特徴的なのは足跡で、ネコに似た肉球があるタヌキと違い、人間のように5本指がはっきり目立つ。
雑食性なので、果実などのほか、ネズミなどの哺乳類、カエルやカメといった両生爬虫類、野鳥やその卵、ザリガニ、昆虫、貝に至るまで、さまざまな小動物をエサにする。
原産地ではウミガメの卵を掘って食べることもあるほど。
在来種のタヌキに比べると手先は器用で、水中に手を突っ込んで獲物を探り当てつかみ取ることや、木に登るのも得意。
忙しなく動き回ったり、後ろ足だけで立ちあがる動作には愛嬌があって、原産地ではペットとしても人気があった。
日本人がそのかわいさの虜になったのは1970代。少年が飼うアライグマとの交流を描いたアメリカ人作家の小説を原作にしたアニメーションが話題を呼び、爆発的なブームとなった。
ペットとして求める人も急増して、最盛期には年間約1500頭ものアライグマが輸入されていたといわれている。
しかし、もともとは犬や猫のように人間に慣れるように品種改良されてきたわけではない野生動物。
成長すると気の荒くなる個体もいるため、もて余して放してしまう飼い主も少なくなかったようだ。
安易な飼育を戒める本まで出版されるほどだった。
さらに飼育施設から逃げ出した例もある。
アライグマはタヌキと同様に環境への適応力が高く、建物などにも棲みつくことができるうえ、一度に3〜4頭の子を産む。こうした習性のおかげで急速に分布を広げ、現在では沖縄を除く全ての都道府県で確認されるほどになっている。
【アライグマによる人間への被害】
アライグマによる被害が最初に確認されたのは農業。
1990年代の始め頃から、北海道や関西を中心に、スイカ、メロン、ブドウなどがたびたび食い荒らされるようになり、被害額は2016年度の段階ですでに全国で約3億4000万円。
農水省も農家向けに対策マニュアルを配布しているほど。
また、家屋に侵入してねぐらとすることもあるため、糞尿で貴重な文化財が被害を受けたことも大きく報道された。
「罪はないが害はある」外来種
もちろんアライグマやネコといった動物自身に罪はない。
しかし害を受ける生物を放置するわけにはいかない。
その場所の生態系の中に居場所を与えることができない「罪はないが害はある」外来種を、駆除という手段も含めて管理下に置くことは、動物の意思とは関係なく移入した人間の責任なのだ。
警察に、防犯カメラにアライグマが写っていたことを報告すると、役所に行くように言われる。
度重なるアライグマの訪問を考えると、近所に棲みかを作っている可能性もあると言うことで
こんなもの借りてきました。
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