8mm
(1999・米)
監督 :ジョエル・シュマッカー
脚本 :ジョエル・シュマッカー
音楽:マイケル・ダンナ
出演:ニコラス・ケイジ
ホアキン・フェニックス
ジェイムズ・ギャンドルフィニ
ピーター・ストーメア
アンソニー・ヒールド
クリス・バウアー
キャサリン・キーナー
マイラ・カーター
ニコラス・ケイジ紛するウェルズは、信用と実績のある腕利きの探偵だ。
顧客も、大富豪、銀行家などが多い。
そんな彼に、大富豪の未亡人から、1本の8mmフィルムを見せられる。
このフィルムは、いわゆるスナッフ・フィルムなのか、
(スナッフ・フィルム=実際に人を殺す場面を撮影したもの)
特撮で撮ったものなのかを知りたいのだ。
このフィルムは、亡き夫しか開けることのなかった金庫から出てきたものだ。
フィルムに出てくる少女の安否が知りたいというのだ。
彼女は、このフィルムが、いわゆるスナッフ・フィルムでないことを
願っているのだが・・
フィルムを観たウェルズは、このフィルムがスナッフ・フィルム
だと確信して、家族を残して出かける。
彼が、これから観る世界は、ポルノ、エロ、グロ、マニアックの世界だ。
脚本的にちょっと中途半端な感あり。
異常な世界を目にして、その餌食にされた少女や母親を思い、
少女を殺した人間たちに復讐してしまうストーリーなのだが、その心理描写が今一つ甘いのかも。
というより、
こういう展開に持っていくと、ストーリーがつまらなくなってしまう。
むしろ、狂気の世界を目の当たりにして、彼自身がそれに染まる心理描写をうまいこと描いてみたほうが、映画としては、面白かったのかもしれない。
ニコラス・ケイジなら、できるっ!絶対に!
このての、エロ・グロを扱う作品は、徹底的に、エロ・グロ・変態でやるほうがいいと思う。
ポルノショップの店長役の、ホアキン・フェニックスがいい男だよ!
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