日本史学習拾遺

日本史よもやま話、授業の補足、学習方法

博物館学芸員資格課程1年目の総括と、4月からの・・・

2017-04-08 02:36:52 | 博物館学芸員関係
昨年3月に奈良大通信教育の学部を卒業し、続けて4月から、科目等履修生として、博物館学芸員資格課程を受講してきました。

5月のガイダンス・実習にはじまり、必修のプログラムのために都合6回は奈良に行けたので、楽しい1年でした。それ以外に、わざわざ科目修得試験を奈良まで2回受験に行きました。これだけ行ければ十分かなと思います。

学割は使えなくなったのですが、代わりにEXカードを使って、たまったポイントで新幹線のグリーン車にも乗車できました。6月で失効するポイントが結構あって、それまでにあと2回くらい奈良に行けばまたグリーン車に乗れるんですけど・・・ちょっと贅沢かな。

テキスト科目は、博物館概論にはじまり、博物館資料保存論、博物館資料論、生涯学習概論の計4科目をなんとか合格しました。試験は、学部の考古学系の科目などと比べると、あまりよい点は取れませんでした。ポイントがずれているのでしょうか。また、もっと真剣に時間をかけて勉強して受けないと、よい点はもらえないのでしょうか。学芸員課程の点は、全体的に辛いですね。

博物館実習の(2)を受けるには、他に、博物館経営論か博物館展示論を合格する必要があったのですが、仕事などもそこそこ忙しかったり、あまり本腰を入れることができなかったり、もっと博物館を数多く見てから書こう、と慎重になり、見送りました。代わりに、実習を受けるためのノルマ科目ではないけれども取り組みやすそうな生涯学習概論で科目数を稼ぎました。

と、いうわけで、今年度は、テキスト科目は合計4科目・8単位修得しました。残りは4科目・8単位です。
今年、博物館経営論か博物館展示論のどちらかを合格すれば、来年、博物館実習が受けられます。その間に(この2年間で)、博物館教育論と博物館情報・メディア論も合格すれば、おしまいです。

1年間で2科目くらい、なんとかしたいですね。
なんとかしたいのですが、この4月に、私もとうとう定時制高校から異動して、全日制高校に戻り、また相当忙しい日々になりそうです。
定時制高校での4年間も振り返りたいところですが、日本史と関係のない話をここであまりたくさん書くのもどうかと思いますので、やめておきます。
少人数の環境で、じっくりと生徒たちと向き合うことができたこの4年間の経験は、本当に貴重なものでした。
この間に、大学を一つ卒業することもでき、世界史や地理の授業も持つことで、世界に視野が開かれて、また違う意識で日本史の授業を深めていけそうです。

今週から全日制高校への勤務が始まり、今まで起床していた時間に学校に着き、定時制なら授業が始まる頃に帰宅の途に就く、という、かなりの時間のずれが生じ、生活リズムが狂って、疲れました。とりあえず明日あさっては休みで、ありがたい週末です。

来週から、40人の一斉授業の環境での生活が始まるかと思うと、ちょっと気が重くなるようなところもあります。やはり、学力が高かろうが低かろうが、少人数教育の環境がよいに決まっています。
しかし、新しい、たくさんの生徒の皆さんとの出会いがある、ということは楽しみであり、よい日本史の授業をして、日本史という科目に親しんでもらいたいと願っています。

写真は、昨年の10月15日、博物館学芸員の実習とあわせて観光した時のスナップ。
レンタサイクルで、藤原京を散策してきました。
半年前の全く季節外れですみません。


コスモス畑の向こうに藤原京の復元した柱、さらに向こうに天の香具山が見えます。
一応、一眼レフで撮影しました。
昨年の旅の中でも特に心に残る風景です。
また今年も暇をみつけて奈良に行きたいなあ。