上野の東京国立博物館「奈良大和四寺のみほとけ」展が、23日(月)までなんだ・・・と知り、私も好きな奈良のお寺からわざわざ東京まできてくださっているのだから、行ってお会いして来ようか、と思い立ち、今日、行って来ました。
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1966
大和四寺とは、岡寺、室生寺、長谷寺、安倍文殊院です。なかなか味わい深いラインナップです。私も結構好きな、興味のあるお寺ばかりです。6月からやっていたんですね。気に留めていませんでした。仕事で余裕がなかったからかもしれません。
これは常設展の一部として開催されていましたので、常設展の料金だけでOKです。よく見ると、高校生以下は無料、高校生以下の子どもを同伴してきた場合は大人も団体料金、など、料金もいろいろ細かいんですね。
以下、HPの紹介文より
奈良県北東部に所在する岡寺、室生寺、長谷寺、安倍文殊院の四寺は、いずれも7〜8世紀に創建された古刹で、きわめて魅力に富んだ仏像を伝えています。奈良時代に流行した木心乾漆造の岡寺・義淵僧正坐像、平安時代初期の重厚な特色を備える室生寺・釈迦如来坐像、鎌倉時代に高度な技術で造られた長谷寺・十一面観音菩薩立像、安倍文殊院本尊の像内に納められていた文書など国宝4件、重要文化財9件を含む名品を展示します。卓越した造形と厚い信仰を物語るみほとけをぜひご堪能ください。
私が印象に残ったのは、まず、初めて見た義淵さんの像です。義淵は日本史の教科書にも出てきます。法相宗の僧で、玄昉、行基などが門下と教科書に書かれています。実物より一回り以上大きいのではという立派な像で、はだけた胸のあばら骨が印象的でした。これで乾漆像なんだ・・・塑像のような印象でした。室生寺の釈迦如来さんは、多分過去にナマでお会いしていて、教科書にも写真があるので授業では毎年生徒にも紹介しています。阿部文殊院本尊の像内の文書も、なるほど、こういうものが国宝になるんだ、と目に焼き付けました。
さすがに長谷寺のご本尊はお出ましにはなっていませんでしたが・・・あのご本尊は建物の構造的に外に出られるものなのでしょうか?
他に私が心に残ったのは、長谷寺の赤精童子(雨宝童子)立像です。これは、アマテラスオオミカミであるともいわれているとのことで、童子のなりをしていても、顔立ちなどは女性であると。アマテラスオオミカミは、長谷寺を通って伊勢に鎮座した、その由縁でこの像が・・・と解説に書いてありました。
そういえば、2年前に長谷寺に行った時の記事でもこの雨宝童子のことは触れていて、その時にもこの像を見ていたようです。
長谷寺の観音様のおみあしをさする
私は、アマテラスは卑弥呼ではないかと以前から少し書いてきました。三輪山から長谷寺、室生寺、伊勢のラインは・・・とても興味深いです。
そんな考えから、この、赤精童子(雨宝童子)立像は、卑弥呼・アマテラスのイメージなんだろうなと思って見てきました。この像が作られたのは室町時代のようですが。
そんなこんなで、明日で終わってしまうこの展覧会ですが、もし間に合えば行ってみてください。高校生は無料。この展覧会だけでなく他にも常設展で多くの名品が見られます。
さて、特に写真を撮ってこなかったので、先日文化祭の振休の時にごあいさつしてきた、宗吾霊堂の、平日だったのでお休みだった境内のお店前で気持ちよさそうに寝ていた三毛猫さんの画像でも。
千葉は台風による災害で停電や断水などが続いていたので、宗吾さまのあたりはどうなのだろうと思いながら行って来ましたが、大丈夫だったようでした。電柱が倒れてしまったりといったことによる災害は、これからもたくさん発生することでしょうね。電気がなくても耐えられる、たくましさが必要でしょうか?それにしても、今、復旧できずに大変な状況にある方々が、早く普通の生活に戻れますように。
そうだ、どら焼きさん、大丈夫でしょうか?
あと1日、明日の休暇を大切にして、また元気に学校生活を再開したいと思います。
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1966
大和四寺とは、岡寺、室生寺、長谷寺、安倍文殊院です。なかなか味わい深いラインナップです。私も結構好きな、興味のあるお寺ばかりです。6月からやっていたんですね。気に留めていませんでした。仕事で余裕がなかったからかもしれません。
これは常設展の一部として開催されていましたので、常設展の料金だけでOKです。よく見ると、高校生以下は無料、高校生以下の子どもを同伴してきた場合は大人も団体料金、など、料金もいろいろ細かいんですね。
以下、HPの紹介文より
奈良県北東部に所在する岡寺、室生寺、長谷寺、安倍文殊院の四寺は、いずれも7〜8世紀に創建された古刹で、きわめて魅力に富んだ仏像を伝えています。奈良時代に流行した木心乾漆造の岡寺・義淵僧正坐像、平安時代初期の重厚な特色を備える室生寺・釈迦如来坐像、鎌倉時代に高度な技術で造られた長谷寺・十一面観音菩薩立像、安倍文殊院本尊の像内に納められていた文書など国宝4件、重要文化財9件を含む名品を展示します。卓越した造形と厚い信仰を物語るみほとけをぜひご堪能ください。
私が印象に残ったのは、まず、初めて見た義淵さんの像です。義淵は日本史の教科書にも出てきます。法相宗の僧で、玄昉、行基などが門下と教科書に書かれています。実物より一回り以上大きいのではという立派な像で、はだけた胸のあばら骨が印象的でした。これで乾漆像なんだ・・・塑像のような印象でした。室生寺の釈迦如来さんは、多分過去にナマでお会いしていて、教科書にも写真があるので授業では毎年生徒にも紹介しています。阿部文殊院本尊の像内の文書も、なるほど、こういうものが国宝になるんだ、と目に焼き付けました。
さすがに長谷寺のご本尊はお出ましにはなっていませんでしたが・・・あのご本尊は建物の構造的に外に出られるものなのでしょうか?
他に私が心に残ったのは、長谷寺の赤精童子(雨宝童子)立像です。これは、アマテラスオオミカミであるともいわれているとのことで、童子のなりをしていても、顔立ちなどは女性であると。アマテラスオオミカミは、長谷寺を通って伊勢に鎮座した、その由縁でこの像が・・・と解説に書いてありました。
そういえば、2年前に長谷寺に行った時の記事でもこの雨宝童子のことは触れていて、その時にもこの像を見ていたようです。
長谷寺の観音様のおみあしをさする
私は、アマテラスは卑弥呼ではないかと以前から少し書いてきました。三輪山から長谷寺、室生寺、伊勢のラインは・・・とても興味深いです。
そんな考えから、この、赤精童子(雨宝童子)立像は、卑弥呼・アマテラスのイメージなんだろうなと思って見てきました。この像が作られたのは室町時代のようですが。
そんなこんなで、明日で終わってしまうこの展覧会ですが、もし間に合えば行ってみてください。高校生は無料。この展覧会だけでなく他にも常設展で多くの名品が見られます。
さて、特に写真を撮ってこなかったので、先日文化祭の振休の時にごあいさつしてきた、宗吾霊堂の、平日だったのでお休みだった境内のお店前で気持ちよさそうに寝ていた三毛猫さんの画像でも。
千葉は台風による災害で停電や断水などが続いていたので、宗吾さまのあたりはどうなのだろうと思いながら行って来ましたが、大丈夫だったようでした。電柱が倒れてしまったりといったことによる災害は、これからもたくさん発生することでしょうね。電気がなくても耐えられる、たくましさが必要でしょうか?それにしても、今、復旧できずに大変な状況にある方々が、早く普通の生活に戻れますように。
そうだ、どら焼きさん、大丈夫でしょうか?
あと1日、明日の休暇を大切にして、また元気に学校生活を再開したいと思います。