家族が7人~10人いて・・・家族が一つ屋根の下に暮らしていました・・・。
兄弟が4人は当たり前・・・7・8人いる兄弟姉妹が多かった時代・・・
長男以外は家を出て・・・嫁ぐか・・・よそで仕事を探し自立する・・・・
自由でもあり・・・厳しきくもあり・・・仕事を求め住処を求め・・・
社会が大きく動いていました・・・。
家族が少なくなり・・・子供もそれぞれに住まいを持てるようになると・・・
親世代の住まいは家主を失い・・・・空き家となり・・・
親戚との交流も、世代を重ねるほど減って行き・・・実家を管理することさえ出来なくなります・・・。
残された棲みかも・・・残された家財も、心の中に思い出として残すだけ・・・
買い取られればまだしも・・・処分・廃棄・・・
戦前・戦中・戦後を生きた方々の資料もあれば・・・家族の思い出・・・・
家族の歴史は・・・・そこで潰えてしまいます・・・。
手間は掛かり・・・大きな費用も必要になる古民家の移築や再築・・・・
新築の建売が2千万~3千万ほどで手に入る時代に・・・・
古民家を5千万・・・6千万で購入し、手直しする人もいないでしょう・・・。
でも・・・2世代・・・3世代が棲み続けるのならば・・・・
毎年の修繕費用を考えても・・・
同じ感覚で住み続けられ・・・2度と手に入らない材料で・・・
丁寧な伝統工法で造られた住まいで・・・・地域と共に暮らし続けられます・・・。
家族の思いを残し・・・次の世代につなげられる・・・・
一度は派手な世界や魅了的な社会に出るのも経験です・・・。
いろいろな刺激を受け・・・多くの人と出会い・・・大切なモノが何かを考える時間です・・・。
日本の伝統を考える機会は思ったよりもありません・・・
身近にあるものほど目に見えないのが世の常・・・
親を想い・・・家族を思う・・・そんな時間が大切だと想います。