暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

家族

2020年01月02日 | 古民家

 家族が7人~10人いて・・・家族が一つ屋根の下に暮らしていました・・・。

兄弟が4人は当たり前・・・7・8人いる兄弟姉妹が多かった時代・・・

長男以外は家を出て・・・嫁ぐか・・・よそで仕事を探し自立する・・・・

自由でもあり・・・厳しきくもあり・・・仕事を求め住処を求め・・・

社会が大きく動いていました・・・。

 

家族が少なくなり・・・子供もそれぞれに住まいを持てるようになると・・・

親世代の住まいは家主を失い・・・・空き家となり・・・

親戚との交流も、世代を重ねるほど減って行き・・・実家を管理することさえ出来なくなります・・・。

残された棲みかも・・・残された家財も、心の中に思い出として残すだけ・・・

買い取られればまだしも・・・処分・廃棄・・・

戦前・戦中・戦後を生きた方々の資料もあれば・・・家族の思い出・・・・

家族の歴史は・・・・そこで潰えてしまいます・・・。

 

手間は掛かり・・・大きな費用も必要になる古民家の移築や再築・・・・

新築の建売が2千万~3千万ほどで手に入る時代に・・・・

古民家を5千万・・・6千万で購入し、手直しする人もいないでしょう・・・。

でも・・・2世代・・・3世代が棲み続けるのならば・・・・

毎年の修繕費用を考えても・・・

同じ感覚で住み続けられ・・・2度と手に入らない材料で・・・

丁寧な伝統工法で造られた住まいで・・・・地域と共に暮らし続けられます・・・。

家族の思いを残し・・・次の世代につなげられる・・・・

一度は派手な世界や魅了的な社会に出るのも経験です・・・。

いろいろな刺激を受け・・・多くの人と出会い・・・大切なモノが何かを考える時間です・・・。

日本の伝統を考える機会は思ったよりもありません・・・

身近にあるものほど目に見えないのが世の常・・・

親を想い・・・家族を思う・・・そんな時間が大切だと想います。

 

 

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