暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

求めるもの

2020年01月17日 | 古民家

 落語や歌舞伎・・・このところでは講壇などが人気を博し・・・

相撲の世界も女性の興味を引いて・・・日本人の後継者不足と相反するように人気となっています・・・。

おやじの趣味としか思っていなかった伝統芸能が一時廃れ始めた時期もあれば・・・

話題の人として、業界が盛り上がるほどのスターが生まれる時期もあったりと・・・

時代の流れに合わせ・・・変化して行く進化はどの時代も必要で・・・

盛り上がれば盛り上がるほど・・・次の世代が受け取るバトンは重く・・・

それを負担と思うか・・・ワクワクして、楽しみと受け取るのか・・・

茅葺の古民家が、今の空き家問題と同じような扱いを受け・・・お金を払ってでも引き取ってほしい・・・

そんな時代から・・・落ち着く空間、贅沢な造りの住まい・・・

カフェや旅館として再生され・・・建具や床材、柱や梁も多くの場面で使われるようになりました・・・。

木材が貴重な資源として・・・幾度も再利用されて来た技術は廃れ・・・

安く大量に手に入るモノが暮らしに中に定着すると・・・

高価でも長く使える材料には・・・その価値を見出す人が少なくなりました・・・。

骨董がそれほど多くの人を魅了していなかった時と同じく・・・

蔵の奥底に眠るか・・・廃棄される運命だったモノが・・・日の目を見る時代になっています・・・。

それは、刺激を求めさまよう人々の癒しになっているのか・・・慰めになっているのか・・・?

幸せで・・・贅沢な暮しなのに、なにか物足りないモノを探すように・・・

伝統的な笑いや、シンプルな勝ち負けに・・・安堵をおぼえてしまう、そんな心の内なのでしょうか?

 

 

 

 

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