暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

手先

2020年01月18日 | 古民家

 職人とは・・・手作業で物を造り出す事を職業とする

・・・手先の技術で物を造る職業の人・・・らしいです・・・。

建築に限らず・・・モノ造りは人が生活する上で必要不可欠で・・・

生活を豊かにする・・・作業の手助け・・・困っている人に・・・いろんな理由で造られるモノ・・・

多くの人に手渡すには・・大量生産や分業など、効率の良い作業が出来る仕組みを造り・・・

産業として、社会が広く・・・大きく豊かになりました・・・。

日本の木材を使うには費用と時間が必要です・・・。

その理由は・・・深く険しい山からの搬出・手間暇の掛った作業工程・・・

均一の材料を大量に揃えるには、1か所の製材所でけでは在庫が少なく・・・

こだわりある、大口径の材料を求めるなら・・・1棟分の材が揃うまでの時間も必要です・・・。

土壁や漆喰も・・・乾燥や下地造りなど、施工に手間を要して・・・費用に跳ね返ってきます・・・。

使いやすく、仕上がりも良い土や漆喰も・・・下準備が必要で、一度に大量生産出来る物でもありません・・・。

人の手仕事は・・・時に、機械を超える仕上がりを見せる場合があります・・・。

指先の感覚は・・・機械も感知しない凹凸を感じる事が出来るそうです・・・。

良い素材をようやく揃えて加工をするも・・・生かし・殺すのも職人の手仕事次第・・・・・

その技術を次の世代に残す仕組みが出来ていません・・・

あと10年・・・15年すると手仕事で仕事を覚えて来た世代がいなくなります・・・。

体で覚えた技術で・・・言葉や参考書だけでは身に付かない技術が失われます・・・。

伝統工法の建物が少なくなっても・・・衣食住の、住が無くなる事はありませんが・・・。

プラモデルのような家が作られ・・・数十年後に空き家になり、行き先の無い負動産になります・・・。

確かな技術で・・・誇り持てる仕事が出来る住まい造りをする事で・・・

これからの日本の住まいの行く先が決まる・・・・・そんな気がします。

 

 

 

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