暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

ロス

2020年01月04日 | 古民家

 食品ロス・・・飽食の時代と食料品業界の仕組み・求める側の欲求で生まれた問題だと思います・・・。

国内の食料自給率が、ものの統計では約37%程・・・60%以上が海外からの輸入に頼っていて・・・

年間の食品ロスが500~800万トンとも言われる中・・・日本のお米生産量が約850万トン・・・

何の為にお米を生産しているのか解らない・・・そんな現状があります・・・。

以前、ある社会主義国の食品売り場の映像で・・・棚に品物が数えるしかない・・・

食糧事情が悪いかのような映像を見ました・・・。

いつお店に行っても豊富な品揃え・・・世界各国の食材が並ぶようなお店が裕福な証・・・

そんな風思っていました・・・。

欧州やアジアのマーケットでは・・・過剰な梱包はあまり見られません・・・。

地元で採れた食材は・・・無造作に、芸術的に並べられ・・・必要なだけ買い求めて・・・

地産地消で地域が保たれているように見えます・・・。

地場の農産物屋さんが増え・・・朝市が各地で盛んに行われ、観光名所にもなるほど・・・

売り手と買い手・・・お互いが顔を合わせ、会話をしながらの文化があります・・・。

電車を乗り継ぎ、行商に向かう姿を見なくなってどれほど経つのか・・・

食の安全と供給を支える農家や畜産の方々の行く末を心配しながら・・・

打開策もないまま時間が過ぎ・・・後継者の育たない現状を憂います・・・。

以前よりお話しして来た、林業の行く末も大きな問題ですが・・・

いまだに、熱帯雨林の伐採は止まる事無く・・・日本の木材利用も足踏み・・・

・・・もしくは、以前よりも後退している感じもします・・・。

スクラップ&ビルド・・・で住まいが建ち続けて、交換され続けた方が消費が進むと思う方も多いと思いますが・・・

人口減少と収入の低下で・・・今以上に新築住宅販売が多くなる事もなく・・・

比較的裕福な世代の交代が行われ・・・親を当てに暮らす事も出来ず・・・。

持家の流通は減っていき・・・リフォームする余裕もなくなり始めます・・・。

今ある資源を大切に・・・世代を繋ぎ大切に守る・・・

2世代・・・3世代以前の・・・貧しい生活の中に、豊かな暮らしを造る大切な考え方を見直し・・・

物が溢れる心の貧しい暮らしから・・・

おたがいさまの心と、もったいないと思う心の持てる・・・暮らしでありたいと想います。

コメント
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