暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

3世代

2020年01月20日 | 古民家

 各地で自生する竹・竹林・・・

日本で見られる種類は・・・真竹・孟宗竹・淡竹・女竹が主な種類で・・・

その他にも、黒竹・布袋竹・四方竹・・・・といろいろあります。(by林野庁)

真竹は、土壁の下地など建築の関わる素材として・・・竹細工などにも使われてきました・・・。

孟宗竹は食用として、季節の味覚として珍重されたいますが・・・

竹林を探して、掘り起こし・・・皮をむいて・・・刺身だったり焼いたり・・・米ぬかで灰汁を取って・・・

いろいろ手間がかかるほど、待ち遠しくて・・・その苦労の分だけおいしくなると思うのですが・・・

手間暇かかる工程に、なかなか、掘り起こす時から体験出来る機会は少なくなっています・・・。

以前からお話ししている竹は・・・昔からいろんな用途で使われていて・・・

竹垣や天井や壁の仕上げ材・・・薄く裂いて、籠や入れ物に、耳かきに、箸・・・

成長が速くて・・・加工しやすいので、床のフローリングにしているメーカーさんもあります・・・。

(接着剤で固めているので何とも言えない部分もありますけど・・・。)

山の管理と同じく・・・竹林のお手入れも行き届いていないのが現状で・・・

仕上がり良く出来上がる、良質の竹が少なくなっています・・・。

古民家の囲炉裏の煙に燻された煤竹・・・時間が育てた色艶は他には無い味があり・・・

竹で編んだ籠も・・・時間と共に日に焼け、手の油や汚れが付いて・・・何とも言えない自然な色になります・・・。

自然の素材は痛みが速いとか・・・すぐに壊れるなどと誤解され・・・

手仕事の道具・・・当然高価な品になるのも致し方無く・・・それでも・・・

20年・・・30年と、大切に使い、手直ししながら使い続ける事が出来ます・・・。

大量生産で・・・その都度、真新しい道具を手に入れて行くのとは違った考えで・・・

他には無い・・・自分だけの幸せな時間が手に入ります・・・。

親から子供へ・・・そして孫へと・・・3世代続く大切さをいろんな場面で感じます。

 

 

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