暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

合う

2020年01月11日 | 古民家

 お米が好きな日本人・・・と、思っています・・・。

とても偏見な考え方ですが・・・ブドウと一緒に納豆を食べようとは思いません・・・

ブドウと一緒に味噌汁を飲もうとも思いません・・・。

でも、それがお米なら・・・とてもおいしく頂けます・・・。

それが、お米から醸す日本酒が素晴らしいと思う理由の一つです・・・。

ワインもとてもおいしく頂けて・・・魚にも肉にも合う飲み物だと思うのですが・・・

ブドウとお漬け物はいかがなものかと・・・偏屈ジジイとしては考えてしまうのです・・・。

新築の一部に・・・古い建具や床材・・・梁や柱を使う場面があります・・・。

人と同じく・・・時代を経て経験し蓄積された量が多くて古いものほど・・・

多くの場面での対応力・・・懐の深さが違うように思っていて・・・

真新しい部屋の一部を彩る古い箪笥・・・

使い込んだ・・・自然な佇まいの障子に板戸・格子戸・・・

暮らしの中に、艶を与えているように思います・・・。

古民家の中に新材が入ると・・・何か場違いなモノを見るようで・・・

あくまでも好き好きではあると思いますが・・・

その新材が、日光を浴びて・・・子供が傷をつけて・・・

家族の手が触れた部分は・・・軌跡のように、自然の汚れが染みついて・・・

家族の履歴書になります・・・。

和洋折衷の明治・大正・昭和初期の建物・・・日本人の貪欲に何でも吸収する性格が見て取れる・・・

典型的な証になる文化だと思います・・・。

西洋文化が、大きな波のように押し寄せて来た時代を映す建物が今も残っていますが・・・

同じような造りで、当時の建物を建てたいとしても・・・その存在感は表現出来ず・・・

取って付けたように・・・文化財が修復されて、真新しくなりすぎた様な感じになってしまいます・・・。

当時の姿に戻す・・・と言われますが、いい感じの荒さや仕上げの精度は・・・もしかすると・・・

現代の施工が奇麗すぎて、味・・・の部分が表現出来ていないのかもしれません・・・。

とても個人的な感覚ですが・・・日本の伝統の大きさを感じずにはいられない・・・と想っています。

 

 

コメント
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