築50年以上が古民家の定義・・・として考えると・・・
自分が小学校の時過ごした世の中の風景が・・・昔話の世界かと言えば・・・
まったくそんな事は無く・・・いたって普通の建物が並び・・・少しばかり、板張りや・・・
トタン板張り外壁の家と・・・木造校舎が現役で使われていたくらい・・・
茅葺屋根の建物は、お土産屋さんで見かけるモノ・・・と思っていましたが・・・
久々に田舎に帰れば・・・郷愁そそる、味のある町並みに・・・川沿いには変わらぬ景色が残ります・・・。
気にして見ているのか・・・何気なく見ているのかの違いで・・・
同じ景色を・・・こんなにも美しく見せてくれるとは、思いませんでした・・・。
貴重な木材を惜しみなく使っている古民家では無く・・・地元の木材を使い・・・
手間暇を掛けて建てられた住まいに長く住み続ける・・・
新しいモノに魅力があるのは仕方がないとしても・・・古くから残る文化を残すのとは分けて考えて・・・
生活で不便な部分は・・・その良さを無くさないように手直しして・・・
日々のお手入れが出来る事で・・・大きな費用が突然必要にならない維持管理が出来ます・・・。
安普請な建物でも頑丈に仕上げてある造り・・・大口径の材木で無くても・・・
天然乾燥された健康的な構造材を使った建物です・・・。
現代の基準の良し悪しは別として・・・気持ちよく・・・楽しく・・・明るく暮らせる住まいは・・・
立派な古民家で無くても・・・お金を湯水のように使って造られた建物でも無く・・・
地域の職人が・・・地域で採れる材料で・・・地域で守り継がれるような建物であってほしいと想います。