暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

おてて

2021年09月20日 | 古民家
 小さなおててがつながって、みんなで一緒につながって・・・
小さな目と目がぶつかって・・・コロコロ笑顔で歩いてる・・・。

子供の声が聞こえない町は・・・
動物や昆虫の声が聞こえなくなった森みたいで・・・
木々の話し声も響いてこない森は・・・死んでしまった、ある時の日本の山のようです・・・。
育てる時間は長く・・・続ける力が必要で、すぐに結果が出る訳でも・・・
長く時間を掛けたからよくなる訳でも無くて・・・
想像しながら、向き合いながら・・・みんなで考えることが大切だと思います・・・。

住まい造りは一生に一度・・・大切に育てないといけない時間ですが・・・
駆け足で走り抜けてしまっている気がして・・・
もっと、いろんな人と関わり合いながら、大切な住まいを育てほしくて・・・
小さくて頼りない手かもしれませんが・・・自然の中から、小さく魅力的な手が、やさしく差し出されています。



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小さな者

2021年09月19日 | 古民家
 ポチポチと、誰に聞かせる訳でも無く・・・静かに歌う声は・・・
薄暗い小屋の中で元気に育つ微生物たち・・・
自然が育てる時間もあれば・・・人の手も必要な時間があって・・
目に見えていない人が、目に見えない力を受けて・・・人の暮らしを支えて行く・・・。
長い時間で育てて来た暮らしの知恵は・・・小さな力が育ててくれました・・・。

味噌や醤油・・・ワインにウィスキー・・・日本酒たちも・・・
目に見えない菌がいなければ手に入らないけれど・・・人の手や知恵もなければ食卓には上がらなかったかも知れません・・・。
竹小舞の土壁も・・・納屋に土蔵、お城の壁では造り方が違い・・・
同じようでも、場所によっては土造りから手順も違い・・・
性格の違う地域で育った土を上手く育てて・・・その土地の文化となって行きました・・・。

元気よく育った暮らしは・・・自然に帰り、また自然と一緒に帰ってきます・・・。
その循環の中で、人の手は無理なく手を差し出しながら・・・自然の流れで住まいに生かし・・・
豊かな暮らしを守って行けるなら・・・その先も長い時間、人の暮らしを守ってくれる小さな自然が・・・
ずっと寄り添ってくれるんだと思います。




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贅沢

2021年09月18日 | 古民家
 記憶に残る小さな粒は・・・大人になると小さくなり・・・
もっと大人になると膨らみだし、時には花を咲かせ・・・その頃の記憶を美しく蘇えらせる・・・。
どうしたら思い出せるのかは解らないけれど・・・ある日突然思い立ったように弾けたり・・・
少しづつぼんやりと浮かんできたり・・・。

小さな頃のまま大人にるのはおかしなもので・・・横目で見られる自分を真っすぐ見続けないといけなくて・・・
廻りと違う自分と比べる真似をしてはいけないみたいで・・・。

今更、茅葺の住まいを手に入れるでもないだろうけど・・・
風を流して・・・大きな屋根で日差しを受け止める住まいは・・・
日本の暮らし向きにちょうど良く・・・
廻りに木々の声が聞こえる場所を迎えられるなら・・・こんな贅沢は無いと思う・・・。
太い丸太と萱と・・・対話する職人が少なからず育っている環境がもたらす贅沢は・・・
自然にとっても・・・この上ない贅沢な記憶の粒が残せるんだと思う。
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あふれる

2021年09月17日 | 古民家
 喜怒哀楽が空から降って来た時・・・思わず受け取ってしまい・・・
ドギマギと心を躍らせるのか・・・後悔が心を埋めてしまうのか・・・
なにをも気にしない純真無垢を背負っていれば・・・喜怒哀楽を廻りにまき散らして歩き続けて・・・
新しい、何か大きな風を生みながら・・・豊かで愉快な世界を造ってゆくのかも・・・。

海の中・・・山の中・・・身近にあってもその多くを大して知らない存在があって・・・
里山の暮らしが少なくなりながら・・・自然の恩恵を感じる事も無く・・・
人の手に収まる幸が手に入った海の恵みが・・・訳もなく、手から溢れ出るようになって・・・

ほどほどを身につける自然の知恵は・・・
自然に流れる時間の長さを知る暮らしが、近くにあったから・・・
住まいの中に転がる喜怒哀楽は・・・優しく豊かで・・・
厳しさを教えてくれる・・・子供の成長と同じように育っていくものだと思います。






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夢物語

2021年09月16日 | 古民家
 瞼でおどる夢物語・・・
絵本や小説の世界は・・・人が想像したとは思えないほど空想に満ちていて・・・
どんな無理難題も叶えてくれる力を持っている・・・。
素晴らしい絵本や・映画・小説に出会えば・・・
夢物語の続きを・・・幼い世界にも渡して行ける・・・

小刀をもって鉛筆を削るのは大工さんの姿・・・
そもそも鉛筆って使ってるの・・・
この所は、小学生が使っているみたいだけれども・・・
小刀を持つ姿は想像できなくて・・・心配そうなお母さんの険しい顔が浮かんできそう・・・
少しくらいの冒険が違う方向に転がると・・・責任の文字が瞼に浮かぶ大人が多くなるんだろう・・・。

刃物を扱い・・・炎を扱う古民家の暮らしは・・・
子供でも責任を背負い・・・暮らしの中に溶け込んでいた・・・
広い世界は知らなくて・・・珍しいモノばかりが外の世界広がっているとしても・・・
生きる力や想像力に溢れて・・・大きな夢に向かう心が育っているような気がする・・・
情報があふれる世界に。退屈を覚える子供が・・・夢を持てないでいるような気がします。

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