ポスドク夫婦の海外珍道中:ヨーロッパ生活あれこれ日記

4年3ヶ月の週末婚(イギリス&ドイツの2カ国4都市)を経て、現在ブレーメン在住。旅行、子育て、日々の生活など。

祝、ヨーロッパ内週末婚 終了!

2013-06-22 07:17:51 | ドイツ生活

今週(6/17)から産休に入りました。

産休初日ミュンスターからの荷物の運び出し、翌日(6/18)にブレーメンへの荷物の搬入が無事に終わりました。

ようやく4年3ヶ月の週末婚から卒業です。

ヨーロッパに来てから、なんと85%は別居していたことになります。イギリス国内(ロンドン - ブリストル)、イギリス(ロンドン)- ドイツ(ブレーメン)、そしてドイツ国内(ミュンスター - ブレーメン)の2カ国4都市での生活でした。

毎週末の移動は正直楽ではなかった(というか週明けに自分の家に帰るのが面倒)のですが、いろいろな街に住む事ができて面白かったです。

今回は身重ということで、引越のパッキングは業者に任せることにしました。日系&ドイツ系引越業者の両方に見積もりをお願いした所、日系はものすごく高額になることがわかったので、ドイツの業者にお願いすることに(日系の半額くらい)。

日本ですら「引越お任せパック」なんてものに縁がなかったので、ドイツの業者がどこまでやってくれるのか全く見当がつきませんでしたが、一人暮らし用の狭いアパートで大型家具があるわけでもないので、とりあえず処分するものと持って行くものの整理をし、衣類は自分で衣装ケースに入れ、パッキングは主に家電、食器、本類、その他雑物などをお願いしました。

当日は朝8時半に太っちょのおじさん1人と若い青年2人の3人がやってきました。

部屋の中を見渡して、開口一番「この部屋だけ?」

「そうだ」と答えると、ちょっと嬉しそうな様子。「楽勝じゃん」という心の声が聞こえて来たような気がします。

太っちょおじさんの指揮の下、テキパキと作業がすすみます。その間、Kapiは部屋の隅に座ってぼーっと見ているだけ。Rotaも特にすることがなく作業を見守り中。

食器類は紙に包み、家電は毛布でくるみ、照明器具のランプはとりはずし....と全く問題なし。

翌日にブレーメンに届ける(同じメンバーで来るとのこと)旨を確認し、約45分で終了しました。やっぱりパッキングを頼むとラクチンですね♪



入居当時(2011年5月)。引越時の記事はこちら


現在。


窓からの景色。赤茶の草が生えているところの下は自転車置き場。



その後は、Rotaが空になった部屋の掃除を頑張りました。バスルームも台所もほぼ一人でシコシコ掃除してくれている間、Kapiは応援したり、横になったりで良いご身分です(笑)


Rotaがんばり中。



すべての作業を終えた後、大学に寄って秘書さんにアパートの鍵を預け(後日、秘書さんが不動産屋の最終チェックに立ち会ってくれる事になっています)、我々も一路ブレーメンへ。




翌日、約束通り10時半に業者さんが到着。今度は、家の中を土足で歩き回ってほしくないので、家の廊下部分だけに新聞を敷き詰め、業者さんの出入りは廊下のみにしてもらいました。

搬入作業も約45分で終了。ブレーメンの家は日本式の3階でエレベータなしなので、太っちょおじさんは上がってくるたびにヒーヒー言ってました。

最後に書類のやりとりをしているときに、支払いは現金でということが判明し(!)、Rotaは近くの銀行までマラソンするハメに。契約したときに支払い方法は全く書かれていなかったので、終了後に指定されるのだろうと思っていたのですが(それなりに高額なので銀行振込かなと思っていた)、なんとなんと現金だったとは。Rota、お疲れさまです。

そんなこんなで、とりあえず無事に引っ越し終了。

と、思ったのですが、夜になってハッと「ポスターが入った額縁が届いてない!」ということに気がつきました。段ボールには入らない大きさだったので、毛布にくるんで運んでいたのは見ていました。すぐにメールで問い合わせをしましたが、もう夜7時だったので返事は明日かなと思っていたところ、夜9時頃に「すぐに確認します」という返信がありました。

翌朝、メールチェックをするものの特にその後の返信はなし。どうなっているのかなーと思っていたところ、午前11時くらいにピンポーンと呼び鈴がなり、太っちょおじさんがヒーヒーいいながら額縁入り毛布を持って来てくれました。

これで完全終了です。食器類もすべて無事でトラブルはなし。
めでたしめでたし。


荷物は少しずつ片付けはじめていますが、まぁ、のんびりゆっくりやることにしましょう。


とにもかくにも、これで週末ごとの移動がなくなるので二人ともホッとしています。特に、妊娠が判明して以降、Rotaの移動(ミュンスターからの通勤含む)が半端なかったので、体力的にかなり負担だったと思います。


さぁ、ブレーメンでの新生活スタートです!
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Farewell Party

2013-06-13 22:17:48 | ドイツ生活

来週から産休に入るため、今週いっぱいで大学を離れます。
というわけで、昨日(6/12)はFarewell Partyを開催しました。
イギリスと同じく、ドイツでも去る人が自ら世話人としてパーティーを開きます。

ここ最近、大学を離れる人が続いていて数週間ごとにさよならパーティーがあったので、少しは趣向の違うものしようと、日本食でおもてなしすることに(少しだけど)。

前の日には肉だんごを作成、当日の朝に巻き寿司(きゅうり&たくあん、きゅうり&ツナマヨ)を作り準備万端。その他には、ブレーメンとミュンスターのアジアンショップで仕入れてきた「かっぱえびせん、わさびピーナツ、しょうゆせんべい、日本の飴、ごぼう饅(冷凍)」を用意。何人くらい参加してくれるのか全く見当がつかないので、多めにということで普通のポテチやスナックも用意しました。ドリンクはミュンスター地ビールとジュース。(パーティーグッズの買い出しはRotaの多大なる協力で成り立っております。感謝!)


午後4時からのパーティーに、思った以上に参加してくれた人が多くて嬉しかったです。最近は全然会っていなかった先生数人もわざわざ別の建物から来てくれたりしました。

そして、ボスからの一言のあと



立派な花束と



大学のロゴ入りベビー服(ベビー服を売っていることすら知らなかった)&カードをみんなからのプレゼントとしていただきました☆


気になるおもてなし料理は、キュウリとツナマヨの巻き寿司と肉だんごが特に売れ行き好調でした。あとは中華饅をみたことがない人が多いようで、興味をもつ人がそこそこいました。どうやら気に入ったようです。


わさびを食べたことのないポルトガル人が、わさびピーを食べてものすごい顔をしたのが印象的でした(笑) ドイツ人はわさび好きが結構多いような気がするのですが。。。


そんな感じで、無事にパーティーが終わりホッとしている今日この頃。

明日が最後の大学出勤日です。
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すったもんだの?契約延長

2013-06-06 20:10:18 | ドイツ生活

ミュンスターに来て2年と1ヶ月。元々の契約は先月の5月31日で終了だったのですが、プロジェクトの延長(半年間)に伴って、Kapiの契約も半年延長されることに。

プロジェクトの延長はだいぶ前に決定していました。

通常であれば、何の問題もなく大学との契約更新&就労ビザの更新をすればよいだけなのですが、そうは問屋が卸さないという状況に陥っていました。


ドイツでも日本と同じく、出産予定日の6週間前から産休が取得でき、出産後8週間の産休中は就労禁止です。その後は育児休暇を最長3年までとれることになっています。

働く女性の場合、雇い主は妊娠中および育休中の女性を解雇することを法律で禁じられているので、働く女性は安心して職場に戻る事ができるのです。


しかし!これはパーマネントの職に就いた場合であって、任期付採用であるKapiのケースはかなり違ってきます。


ややこしい話になるのですが、産休後に少なくとも半年、できれば1年くらいは子育てに専念したいなと思っているKapi。つまり、最短で今年の12月に復帰することになります。

一方で、契約延長は今年の12月末まで。この12月末でプロジェクトが完全終了するので、再延長は一切ありません。

そう、復帰したい時期と契約終了が同時期なのです。

しかも、新契約は6月1日からで、2週間だけ働いて産休に突入するという、悲しいかな全く戦力にならない人材ということになります。


プロジェクト的には妊婦との契約更新は全く問題なかったのでよかったのですが、くせ者が大学の人事課でした。お給料を出しているプロジェクト(大学とは関係のない外部プロジェクト)がGOサインを出しているというのに、ほとんど働かない状態となるKapiを果たして大学所属の研究員として雇うかどうかが問題となるとのこと。所属学科のベテラン秘書さんでさえ、今までこういうケースがなかったために大学側がどのように判断するかは全くわからないとのこと。


ラッキーなことに、ボスがこういうことに関して前向きに考えてくれる人だったので、ベテラン秘書さんと共にいろいろと積極的にサポートしてくれました。大学の人事科が公平に雇用しているかどうかを第三者的に判断する機関にコンタクトを取ってくれて、「採用するべし」との判断をいただけたのが一番大きかったのではないかと思います。


そんなこんなで、いろいろな書類を手配しつつも、5月末ギリギリになるまで契約延長ができるのかどうか最終判断を待たなくてはなりませんでした。


今回の件、Kapi的にはどうしても契約延長をしたいという狙いがありました。

なぜなら、仕事をしているかどうかで、育休中に国から支払われる助成金が全然ちがうのです。仕事をしている場合、お給料の65%が支払われるのですが、専業主婦の場合は月300ユーロのみになってしまうのです。これは非常に大きな違いです!


そんなこんなで、ボスや秘書さんに時間と労力をかけてサポートしてもらったおかげで、無事に契約延長にこぎつけることができました。


もうひとつ、ややこしい問題となったのが大学の契約更新と就労ビザの関係について。

大学側は契約延長するにあたって「ビザ」が必要とのこと。役所側は「居住&就労ビザを発行するためには大学との契約書が必要」という、"にわとりと卵"的な矛盾した状況が発生してしまいました。

おかげで、最初の役所訪問では書類不備で手続き完了できず。

結局はボスが作成した契約期間が書かれたレターを持参して、2度目のトライでうまくいきました。ドイツはビザ発行に関しては、あまり厳しくないうえに、すぐに発行してもらえるので救われました。そうじゃないと、新契約開始の6月初日にビザが間に合わないということになってしまうはめになるところでした。



2年前のビザ発行と大きく違った点がひとつ。

以前はパスポートにビザのシートを貼付けていたのですが、今は電子ビザなるものに変わっており、クレジットカードと同じ大きさのカードとして発行されます。電子ビザの作成には3-4週間かかるとのことで、お役所からカードの準備ができましたよという手紙が届いた後、役所に取りに行きます。というわけで、昨日カードを受け取りに行き、今回の契約騒動が無事一件落着です。

ちなみに、発行に時間のかかる電子ビザカードの代わりとなる書類を大学に提出し、その後契約手続きは滞りなく進みました。


これからは、入国審査のときに「パスポート、電子ビザカード、ビザカード補足事項がかかれた紙」の3点セットを持っていないと入国できないことになるようです。今まで、パスポートだけ持っていれば良かったのに、ちょっとめんどう&無くしてはいけない重要物が増えてしまいました。


ま、とにもかくにも無事に契約延長できて、よかったよかった。


(覚え書き)ビザ延長に必要な書類
- apartment contract
- latest 3 months salary statements
- ID photo
- insurance card
- Visa Application forms
- Letter from University
- Passport
- 80 euro for issuing commission
- 10 euro for paper certification of "Beantragung eines Aufenthaltstitels" (optional)

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春散歩 in Darfeld

2013-05-02 21:29:13 | ドイツ生活

5/1はメーデーで祝日。

お天気もそこそこよかったし、気温も高めだったのでどこか近場へお散歩ドライブに行こうということになりました。




特に行きたい場所が思いつかなかったため、グーグルマップ上で適当に探し、ミュンスターの家から車で30分ほどの小さな村にあるお城を見に行くことに。

近くのスポーツ施設&キャンプ場の駐車場に車をとめ、そこから800mほど私有地の敷地内を歩きます。車は通れないけれど、徒歩や自転車は自由に入れるようになっています。


敷地内はこんな感じ。



奥には牛もいるし、カモもいるし、白鳥もいるし、サギもいる。どこの公園?という広さ。





こちらがお城。

こじんまりしているけれど、なかなか素敵な建物です。

1612-16年に建てられたルネッサンス調の建物で、1680年から個人所有のお城となったそうな。

今も、どこぞの大金持ちか由緒ある方が住んでいるようで、人の気配がありました。


門の外から見たプライベートのお庭。見える範囲全部がお庭です。


イギリスでは、マナーハウスなど貴族が住む大豪邸を時々見かけましたが、ドイツでこのような個人所有のお城を見たのは初めてです。ドイツ人の大金持ちはこういうところに住んでいるのでしょうか。





のんびりお散歩をした後はそのまま家に帰る予定だったのですが、急遽外でごはんを食べようということになり、行きがけにたまたま見かけたレストランへ。



まわりには広~い畑と数件の家しかないような、なにもない所にあるレストラン。


ココがまた大当たり!前菜の白アスパラガスポタージュがもう絶品!
ひとくち食べるごとに「これおいしい~♡」「うん、うまいっ!」と毎回言わずにはいられないくらいのおいしさ。特にアスパラの絶妙なシャキシャキ感がたまりません。


メインは地元産のお肉を使ったシュニッツェル(ドイツ風ポークカツ)とポークステーキ。どちらもお肉の焼き加減がちょうど良くて、とってもおいしかったです。


我々が食べ終わる頃、ヒマになったのかコックさんが厨房からでてきて常連さんとおしゃべりを始めました。よくいるような普通のデッカイおじさんなのですが、このおじさんが絶妙なアスパラスープとメイン料理を一人で作っているのか~、見かけによらずお料理上手で素晴らしい!と勝手に褒めちぎっていた我々です。


このレストラン、家からだと車で15分、しかも田舎に向かって走るので、途中の信号はたった2つという行きやすい所にあるので、また近いうちに食べに行きたいと思います。


家を出発したのが午後4時(遅い!)だったのですが、お城のお散歩とおいしいディナーのおかげで丸一日遊んだかのような充実感を味わえた一日となりました。


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お好み焼きパーティー

2013-04-18 22:37:17 | ドイツ生活

3月中旬のこと。

Kapiの同僚であり良き友人でもあるDavidが4月からスイスの大学に移ることになったため、David家で送別パーティーをすることに。彼は2年前の5月、Kapiと全く同じ日に同じ研究室で働き始めた同期でもあります。

Davidの奥さんPennyはシンガポール人。

Pennyの希望でお好み焼きと卵焼きを実演することに。

DavidのアパートはKapi家から徒歩3分。下準備だけ済ませて、材料入りのボールをかかえていざお宅訪問です。



まずは卵焼きレクチャー。いつも使っているテフロン加工のフライパンじゃないので、焦げないか少し心配しましたが、うまくいきました☆



こちらはPenny作、チキンウィングの照り焼き。しっかり味がしみて、おいしかったー。



お気に入りのお好み焼き粉を持参。焼くのはRotaの当番。できあがったお好み焼きの写真を撮ったはずなのに、なぜか保存されてなかったみたいで残念。

おたふくソースだけのバージョンと、マヨネーズとソースのミックスバージョンをそれぞれ試してもらった結果、ミックスがお気に入りの様。



Penny作、チンゲンサイのオイスターソース炒め。さすが、中国系シンガポーリアンなだけあって、中華料理屋さんのようなおいしい味付けでした。



こちらはデザート。



食後に揚げて、できたてほやほやドーナツ!アンコ入りとプレーンの二種類です。アンコはあずきを煮て自分で作ったとのこと。すごーい。


Pennyはお料理(特にお菓子作り)が得意で、手間がかかるものも自分で作っちゃいます。しかも、いつも美味しいのです。たくさん作った時には、おすそわけをもらえるのが楽しみ。


どちらかというとのんびりした性格のお二方なので、我々とのフィーリングが合う良き友達です。これまでも、一緒にミュンスターの移動遊園地へ行ったり、土曜日にマルクトにでかけたりと、頻繁にではないけれど一緒に4人でおでかけしたりしていました。ミュンスターで唯一といってもいいくらいの夫婦ぐるみで遊べる貴重な友人でした。


我々が大好きなスイスにお引越ということで、そのうちまた遊びに行く機会があると思うので、次の再会を楽しみにしたいと思います。


スイスは家を見つけるのが非常に難しいと聞いています。早くいい部屋がみつかるといいんだけどな。

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206cc おまけ話

2013-04-16 16:20:52 | ドイツ生活

お年を召した206cc。いろいろな(苦い)思い出話も残してくれました。
備忘録として、まとめてみましょう。


1)2011年1月

突然エンジンがかからないトラブル発生。そのまま一週間ほったらかしてみる。

偶然エンジンがかかったときに大学へ行き、無事到着。しかし、帰宅しようとした時には再びエンジンがかからず。仕方がないので、そのまま大学の駐車場に置いて帰宅。

翌日、ドイツ人の友人R(日本マニア。日本語ペラペラ)に来てもらい、ADAC(日本でいうJAF)にヘルプコールをしてもらう。

ADACの人が意外とすぐに来てくれる。バッテリーは正常とのこと。

206ccをADACの車にロープでつなぎ、押し掛けならぬ引き掛けをしたところ、エンジンかかる。

ADACの人にこのまま15分くらい走って来てと言われ、友人Rを駅まで送り、そのままディーラーへ向かう。各種チェックの結果、原因は燃料センサーが壊れていたとのことで交換することに(数日間ディーラーに預けた)。


2)2011年1月

上記のエンジンがかからないトラブルで一週間放置していた間に夜中に当て逃げ。ボディ左側に大きめの凹み。なんともアンラッキーな一週間。Rotaの心も凹む。


3)2011年2月

ガソリン給油をしようとしたところ、凍結によりオイルキャップがまわらない。無理に回そうとした所、鍵が折れる。詳細は過去記事参照。


4)2011年8月

朝、ミュンスターからブレーメンに帰るためアウトバーン走行中にクラッチが壊れる。ブレーメン近くのパーキングに入る際、5速から3速に換えようとしたときに、ガガガという嫌な音した。

その後、特定のギア(たぶん3速?)を使わないようにして、なんとか大学へたどりつく。

その状態で3日ほど乗っていたが、どうにも3速以上に入れようとするとギアが入らないことが多い。

ドイツ語が堪能な同僚の日本人と一緒に大学近くの自動車整備所へ行く。ギアボックスが壊れていると言われる。

ギア交換となると大変なので、セカンドオピニオンとしてプジョーのディーラーへ。お店まで2速で70km/時出して走った。

ディーラーの兄ちゃんが調子をみるために周辺を走りに行く。戻って来て開口一番「クラッチが壊れている」とのこと。ギアではないらしい。よかった。400€でクラッチ交換。


その後、調子が非常によくなり、車の年齢が10歳若返った印象。
手放す2013年3月まで1年半の間、何のトラブルもない黄金時代。


5)マイナーなこととしては、CDプレーヤーが壊れる・暖房がMAXしか使えない。



というわけで、2011年は206ccの厄年と言ってもいいくらい、いろいろとありました。

前オーナーであるRota友人が毎週末のように206ccで遠出をしていたので(ブレーメンからポルトガルまで行ってしまうような人なので)、おそらく206ccの内部はボロボロのヨレヨレだったのでしょう。そのツケが一気に来てしまったようです。



こういう苦い思いでを残してくれた206ccだからこそ、手間がかかる子ほどかわいいということで(?)、手放した後もついつい街中でみかける206ccを目で追ってしまいます。


というわけで、



新たに新車を見つけてしまいました!





大きさ8センチのれっきとした新車です(笑)






車内装備も本物そっくり!



屋根の開閉だってできますよ~。






色は違えど(黒がなかった)、ほぼ本物といえるミニチュアに感心しちゃいます。
このミニチュアと共に、数々の206ccの試練を乗り越えてきたRotaの武勇伝が語り継がれることでしょう。。。

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さらば Peugeot 206cc

2013-04-12 16:52:37 | ドイツ生活

3/27 (Wed)


車の引き渡しを翌日に控えたこの日、これまでの2年7ヶ月の感謝を込めて206ccを洗車することに。ちょうど天気も晴れて、洗車日和。


ブレーメンの郊外にある行きつけの洗車場までドライブし、到着するほんの手前で一度車を停めて、最後のオープンカーを楽しむ事に。晴れてはいますが、気温が2℃しかないのです。これでも一日の最高気温の時間帯なのですが。

ほんの一分足らずのオープンでのドライブでしたが、久々に風を受けて走る快感を感じられました。



ありがとさんの気持ちを込めて、ゴシゴシ。


さっぱりした後は、併設の掃除機で車内もくまなくお掃除。


その後、ブレーメン大学の構内で記念撮影大会を開催。










Rotaの知り合いが日本へ帰国する際に買い取った206cc。
こういう縁がなければオープンカーを所有する機会は、おそらくなかったことでしょう。ヨーロッパの夏は短いので、おもいっきりオープンを楽しめるチャンスは一年のうちでそう多くはなかったけれど、青空の下で風をうけて走る気持ち良さは本当に最高でした!


206ccのおかげで行動範囲も広がったし、何よりミュンスターとブレーメン間の行き来で大活躍してくれました。


ありがとう、206cc!!





3/28 (Thu)

午後5時にディーラーまで206ccで最後のドライブ。

新しい車を迎えるにあたって、ひとつだけ心配の種がありました。それは、ナンバープレート。
試乗したときに付けられたプレートがなんとブレーメン市のものではなく、隣町(田舎)発行のものだったのです。たしかにディーラーの場所はブレーメン市の端っこで、もしかすると管轄が隣町なのかもしれない。。。そうだとすると、新しい車のプレートはブレーメン(HB)じゃないかもしれない。。。それは、、、いやじゃ~。。。とドキドキしていました。

お店に到着すると、今まで展示してあった場所には購入予定の車が見当たらず、お店の中に一台同じ車種が入っているのを発見。

しかし、車体がピカピカしていて新車の様に見えたので違うのかなーと思ってました。お店の中にはグレードの高い車種ばかりがずらりと勢揃いしているし。


担当のカーロウ氏と挨拶後、カーロウさんが例の新車のように見えた車を指差して「さぁ、これだよ!」とのこと。


おー、やはりこれだったか!
お店の照明効果の絶大さをまじまじと感じました(笑)

気になるナンバープレートは。。。HBです!よかった!!

そして、カーロウさんからサプライズ。
なんと、ナンバーの一部にRotaのイニシャルを入れてくれていたのです。偶然かと思っていたのですが、氏の粋な心遣いでした☆ さすがはチーフさん。

無事に契約手続きを終え、契約祝いで花束をいただきました。


冬タイヤも格安で購入でき、タイヤの保管もお願いし(年間50ユーロくらい)、車検は数日前に済ませてくれていたし、車はワックスもかけられてピカピカになっていたし、ディーラーで車を購入すると、たとえ中古車であってもこんなに特典があるのかと、ひしひしと感じました。

日本では車を買わなかったし、206ccの時は個人売買だったのでプジョーのディーラーは仲介役だけだったので、こんなに至れりつくせりなのは初めてです。


さぁ、いよいよ新しい車との初ドライブです。その前に、どうやってお店の中から車を外に出すのだろうと思っていると、カーロウ氏がお店のでっかい窓(ほとんど壁一面)をゴロゴロゴロと引いて出入りスペースを作ってくれました。「おー、こんな細工になっていたとは!」とびっくり。


206ccにお別れし、いざ出発!初ドライブの印象は上々です。
運転のしやすさ、アウトバーンでの安定性、乗車時の快適度、車内のスペース、小回り、すべて問題なし!ファミリーカーとして十分な機能を備えていると思います。。。ある一点を除いては。。。

今度の車の唯一の欠点は、デザインが。。。ダサイ!

車に乗ってしまえば外観は見えないので気にならないのですが、車に乗り込む時や同じ車種を街中で見かけた時のガッカリ感はどうしようもありません。車体のモデルが最もスタンダードなタイプだと思われるものだし、色はシルバーなので、まるで商用車のよう。せめて、色がついていれば印象が変わるのかもしれないのですが、、、こればっかりはどうしようもない。


というわけで、これまであえて車種名を出していなかったのですが、気になる読者の方々がいらっしゃると思うので、、、

新しい車は、ヨーロッパフォードのFusionというものです(日本未発売)。
アメリカフォードの同名車種とは似ても似つかない別物です。


このダサさに見慣れる日が果たしてやってくるのでしょうか。。。



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ドイツで車の買い替え

2013-04-11 22:16:45 | ドイツ生活
ひきつづき更新。


家族が増えるにあたり、まず頭をよぎったのが「車の買い替え」です。

今までの車は2ドアの小さい車(でも風通しは抜群!)だったので、チャイルドシートの設置やおでかけの際の荷物の増え具合を考えると、もう少し大きいサイズに買い替える必要があるだろうと判断しました。


2月あたりからRotaがインターネットで中古車情報を調べ始めていました。今度はKapiも運転できるようにオートマ車限定で探していました。3月中旬、「おっ、これはいいかも」という情報が出ていたので、さっそくディーラー(欧州フォード)に見に行くことに。


3/19(火)夕方5時半

この日は午後からミュンスターからブレーメンに移動。ブレーメン到着時に閉店にはまだ間に合うということでディーラーへ。表の駐車スペースに置いてある候補の中古車をすぐに発見し、中を覗いたりして外観チェック。ウェブサイトに掲載されていた写真とほぼ同じ印象(当たり前だけど)。やはり、なかなか良いのではないかということで、お店の人と話をすることに。

たまたま担当してくれたのがお店のチーフMr.カーロウさん。10年ぶりに使うという英語を一生懸命思い出しながら説明をしてくださいました。シートに座った感触は問題なし。内装もきれいだし、たばこのにおいも全くなし。

日本的な価値観からすると、販売値段が思った以上に安かったので「なにかイワク付きの車なのではないか」と若干疑いつつ、お店の人に聞いてみると問題は全く何にもないとのこと。というか、我々がそういう疑いの心を持って質問してきたとは考えもしてなかったようで、「値段をもっと下げてほしい」と我々が値切っているのかと勘違いし「考えておくよ」というチグハグな会話となったのでした(笑)それはそれで、いい方向に勘違いしてくれてありがたいですが(^^;

試乗したい旨を告げると、ナンバープレートの付け替えが必要だから今日は試乗はできないと言われ、2日後に再び来店して試乗することに。


3/21(木)午後4時

試乗のため、再びディーラーへ。カーロウ氏には先客がいたため、無料のココアを飲みながら待つこと20分。


実は、先日の初訪問のときに今乗っている車(プジョー206cc)を買い取ってもらえるかどうかを相談していました。というわけで、試乗の前にまずはプジョーの相談から始まりました。


<我々が乗っていたプジョー 206ccのスペック>
新車登録から8.5年(オーナー3人)
トータル走行距離 17万6793 km
その内、我々が走った走行距離 4万857 km(2年7ヶ月)
車体左側に当て逃げされた目立つ凹みあり

Rota曰く、走行距離から考えると日本的価値観で176歳、ヨーロッパ的価値観で88歳という、相当お年を召した車とのこと。買い取ってくれるお店があるとは思えず、無料で引き取り→廃車というのが妥当な路線ではないかと予想していたようです。


ディーラーの各種チェックの結果、やはり車体の凹みが大きいため、買い取り額よりも修理費の方が高くなり、675€の赤字となることが判明。やっぱりね、という感じです。


ひとまずプジョーの相談は置いておいて、いざ試乗へ!アウトバーンを経由して往復30分のテストドライブです。結果、走行も全く問題なし。今までのプジョーに比べると、路面の振動が少なくて乗り心地も快適。値段も中身も条件も文句なしということで、購入決定です!

試乗の車中でプジョーのことも話し合い、修理費を出すのはバカバカしいので、しばらくは今回購入する車との2台持ちにして、廃車ギリギリまで乗り倒せばいいねという方向で意見が一致しました。


お店へ戻り、試乗も問題なかったので購入したい旨をカーロウ氏に告げました。プジョーに関しては今は売らないという話をしかかったところで、カーロウ氏が買い取ってくれる他所のお店があるかどうか聞いてみると電話をかけてくれることに。

ドイツ語での電話のやりとりなので、何を話しているのかKapiはさっぱりでしたが、途中でカーロウ氏に「いくらで売りたい?」と突然聞かれ、若干慌て気味に「1000ユーロ(10万円ちょい)」と答えたRota。Kapiはまったくもってこういう相場は見当がつきません。

すると、電話の相手はあっさりとOKの返事とのこと。オンボロ車でしかも凹み付きを10万円で買い取ってくれるお店があったとはびっくり。あまりにあっさりとOKが出たので、「もう少し高い値段を言っておけばよかった」と後になってから思いました。


何はともあれ、トントン拍子に車の買い替えが決まり、プジョーも手放すことになりました。こんな早い展開になるとは思っていなかったので驚きましたが、なにごともタイミングですね。

結局、当初の値段から75ユーロ分はおまけしてくれて、新しい車は元値からトータルで1075ユーロ安い値段で購入できることになりました。


引き渡しは一週間後。


あまりに突然に決まった大きな買物となりましたが、なにはともあれ条件の良い車を見つける事ができ、プジョーも売れるということで、びっくりと安堵が入り交じった複雑な思いをかかえつつ、たまにしかいかないお気に入りの中華で気分良く夕食を食べて帰ったのであります。偶然にもこの日は我々の結婚記念日(満9周年)。めでたいことです。



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ドイツの森でアウトドアランチ

2012-10-09 21:12:56 | ドイツ生活

実は、数ヶ月前からはまっていることがあります。



それはお外でランチすること!




といっても、レストランで食べるわけではありません。








アウトドアグッズを使って、青空クッキングをするのです!




アウトドアショップをのぞいたり、ネットで便利そうなグッズを調査したりするのが、最近の楽しみです。




お天気がよければ、ほぼ毎週末のようにお散歩ランチへLet's GO。
気持ちがいいし、何でもおいしく思えるし、何と言ってもお金がかからない!
我々にぴったりな遊び方です(笑)



というわけで、9月末にミュンスター郊外の森へ行ったときのことをご紹介。












グーグルマップで適当に森があるところに見当をつけ、どんな感じかわからないけれど、とりあえず行ってみよう!というのが我々のスタイル。


今回行った所は思っていたよりも散策しに来る人がそこそこいるところだったため、落ち着いて腰をおろせるところがありませんでした。そこで、森に沿って流れる川の対岸へ移動し、ようやく誰も来なそうなところを発見。






「行ってみなけりゃわからない」という状況がワクワクして楽しい♪



ランチの様子は動画でどうぞ☆


ドイツde お散歩ランチ: 森 編

(音声注意)




おまけ動画:
動画や写真の画質が悪いです。動画編集に慣れていないときのものなので、作りが雑です。
悪しからず。。。

海辺でお散歩ランチ in ドイツ

湖でお散歩ランチ in ドイツ

ドイツ de お散歩カフェ:牧草地編


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オリンピック観戦 なでしこ決勝

2012-08-15 22:19:15 | ドイツ生活

ハイキング報告、一時中断しております。

なぜなら、オリンピックだったから。



しかし、毎日楽しみにしていたオリンピックが終わってしまいました。。。日本ならメダリストの特集番組とかでまだオリンピック余波がありそうでうらやましい。


となれば、勝手に余波を作りましょう!





じゃーん!実は女子サッカー決勝戦の応援に行っておりました。


ご近所のイギリスで開催となれば、しかも住んでいたロンドンとなれば行かない手はありません。なでしこに出会えるとは思っていなかった決勝戦、せっかく行くなら表彰式を見たいと思ってチケットを買って大正解でした!








周囲はアメリカの応援が多い中、がんばって応援してました。日本人じゃないのに、なでしこを応援してくれるドイツ人のお父さん(娘たちはアメリカの応援)や、「ジャポ~ン」と応援してくれるフランス人のおばさんがいて、すごく嬉しかったです。会場全体の応援では、ほぼひっきりなしに「ニッポン!チャチャチャ!」と大声援が繰りひろげられました。





結果は2-1で負けてしまいましたが、とてもいい試合を見せてもらい、負けても清々しい気分でいられるというのはなかなかないことかもしれません。



アメリカ勝利の瞬間。



生のなでしこを見ることができて本当によかった。ほんとに仲が良くて、いいチームだったんだなというのをすごく感じました。



表彰式登場。みんな嬉しそう。銀メダル、おめでとう!!



こういう時に真っ先に後ろにも顔を向けてくれる宮間選手!



人生初のオリンピック観戦、しかも表彰式で日の丸を見ることができるなんて、ほんと素晴らしい日でした。ホント楽しかったなぁ。



おまけ。

試合終了後、松岡修造氏をおみかけしました。色が黒くて、テレビで見たまんまでした。





次回はハイキング報告に戻りまーす。
コメント (6)
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