今日はロンドンでこの冬初めて雪が降っています。
最近は実験のためブリストルへ行くことも多く、なんだか落ち着かない日々が続いております。
そんななか、芸術の秋もしっかり堪能中。
覚え書きも兼ねて、11月のできごとをまとめてご報告。
11/10(水)
谷崎俊一郎原作の演劇「SHUN-KIN」(春琴抄)を観劇。主演は深津絵里。演出がとてもよかった。お客は予想に反して日本人ではない人々が圧倒的多数。日本語公演の英語字幕付き。深津さんはさすが女優という感じでした。
11/11(木)
ヴァイオリニスト諏訪内晶子さんとPhilharmonia Orchestraのコンサート。W大の同級生Y子ちゃんとようやく一緒にコンサートに行けました。プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲2番。メインはチャイコフスキーの交響曲4番。諏訪内さんはやっぱりよかった。今までで生で聞いたヴァイオリニストの中でやはり一番。
11/12(金)
夕方、ピアノの先生をしているK子さんと久しぶりにお茶。ショパンコンクールを聴きに行った話などを聞く。ショパンコンクール、いけるなら行きたかったなぁ。その後、稲◎会メンバー(W大卒業生)を中心としたホームパーティーにお呼ばれ。即席手作りキムチ(
粉末キムチの素をまぜるだけ)を差し入れしたところ好評。ロンドンの有名日本食レストランで働いている若手シェフが台所で大奮闘してくれる。お好み焼きやチヂミが本格的な味で感動。
11/13(土)
前々から行きたかったイングランド南部へ1泊ドライブ旅行。久々のstreet car(カーシェアリング)。今回はずっと乗ってみたかったBMW!ところが、エンジンのかけ方がわからず戸惑い、次はバックのギアの位置がわからずに四苦八苦するという予想外のハプニングから始まった。単にギアが固い(めちゃくちゃ固い!)だけだったのだが、もう少しでカスタマーサポートに電話して恥ずかしい思いをするところでした(笑)
まずはRyeへ。
小さいけれど、風情があって、かわいらしい町。
おいしそうな手作りケーキショップを発見。今回は外から眺めるだけ。
今夜はHastingsにあるB&Bに宿泊。普通の住宅街にある一軒のおうちでした。お庭に鯉の生け簀があってびっくり。B&B近くには良いパブがなく、結局徒歩30分くらいかけてHastingsの中心地へ。小さい街だからか夜に食事を出すパブがなく(イギリスではよくある)、フィッシュ&チップスのお店へ。味はまあまあ、値段は激安でそれなりに満足。
2日目はSeven Sistersへ。
天気が悪い中、駐車場から歩いて行くと、見えてきました!
白亜の絶壁、Seven Sisters。
本当は断崖の真下にも行きたかったのですが、川を越えなくてはならなかったので対岸から眺めるだけになりました。
天気がよければ、白と緑のコントラストが美しいところですが、ちょっと残念。
靴を脱いで川を渡るバックパッカーたち。見てるこっちが寒かった。
駐車場への帰り道、突然の土砂降り。持っていた傘は折りたたみ1本。吹き付ける雨風に耐えながら、びしょぬれで戻りました。靴の中でグチョグチョ音がするくらい。旅先でこんなにひどい目に合ったのは初めてかも。
天気も悪い事だし、とりあえずロンドン方面へ帰る事に。途中で通りかかったLewesという街がとても良さそうだったので、急遽寄り道することに。なんと地ビール醸造所がある街でした。パブでお昼ご飯。
大当たりのパブ。雰囲気もいいし、美味しかった。
Lewes、かなり良さそうな町だったので、また今度改めて来てみようということに。ここならロンドンから日帰りも可能。
11/17(水)
日帰りでブリストル。
11/19(金)
ライアンエア夜便でブレーメンへ。ロンドンの北にあるスタンステッド空港へバスで向かう途中、ロンドン市内で事故による大大大渋滞。ちっとも進まず、どうしようもない。これでは飛行機に間に合わないかもしれないと思い、車内でRotaに電話で連絡。出発時刻は19:05発。バスが空港に到着したのは18:50。ヨーロッパ圏内といえど、一応国際線だし、チェックインゲートは30分前に閉まることになっているので、明らかにアウト。それでも、一縷の望みを託して、チェックインカウンターへダッシュ!電光掲示板ではブレーメン行きのカウンターは既にクローズしており、実際にカウンターにはお客はもちろん職員もおらずモヌケのカラ状態。別の場所にあるライアンエアのカウンターへとりあえずまたダッシュ。そちらにはまだ職員がいたので、ダメもとで掛け合う。「チェックインのスタンプは押してあげるけど、乗れるかどうかは知りません」と言われる。スタンプと共に、いつもは書かれない「18:52」という時刻を記入される。セキュリティーチェックへダッシュ。スタッフと周辺のお客さんに時間がないことを説明して、先に通させてもらう。感謝。搭乗ゲートが表示される電光掲示板へダッシュ。あろうことか、一番遠いゲートだ。。。とにかく走る。これがまた本当に遠い。「Excuse me!」を連発しながら搭乗ゲート近くにたまっているお客をかきわけてゲートへたどり着くと、、、、ん?この長蛇の列はブレーメン行きのゲートから続いているのか??ヒーヒーハーハー言いながら突進して来たKapiを見て、「まだみんな待たされてるんだ」と近くのおじさまが教えてくれました。なにはともあれ、間に合ったー。時計を見ると19:02。バスを降りてから12分でここまで来れたのが奇跡に思える。長蛇の列の最後尾に並び、Rotaに電話で間に合った旨を知らせる。はぁー、本当によかった。
2日後に筋肉痛になったのは言うまでもありません。
11/20(土)
Rotaがブレーメンに来た当初からいろいろとお世話になっているmidoriさんのお宅へお呼ばれ。Kapiは初対面。手づくりケーキ、文明堂のカステラをいただき、話が弾んだおかげでギョーザまでごちそうになる。素敵なお家で羨ましい。
11/21(日)
NDRのコンサート@ハンブルク。お昼過ぎに車で出発。Rafal Blechaczというショパンコンクールの優勝者によるショパンのピアノ協奏曲1番、ストラビンスキーの火の鳥。指揮者はKrzysztof Urbanskiというイケメン若手指揮者。ピアノはさすがショパンコンクール覇者というだけあって、とてもすばらしかった。指揮者も非常に好印象で、またこの指揮者で聴いてみたいと思った。
11/23(火)-26(金)
ブリストル滞在。
26日は早めのバスでロンドンへ戻り、いったん家へ。夜は稲◎会の年次総会があるので、着替えてピカデリーサーカスへ。初めて参加する総会でとっても楽しみ。会場は三越レストラン。総勢90人が集まったとのこと。おいしい和食を食べながら、イギリスで活躍するユニークな人々に出会えて、とても刺激になった。クイズあり、豪華景品ビンゴ大会あり、幹事さんたちが非常にがんばって盛り上げてくれました。こういう早稲◎らしい雰囲気が大好き。最後は卒業式以来の校歌、紺碧の空、◎稲田の栄光をみんなで歌う。学院(本庄)出身の元応援部(高校時代)が本格的な応援パフォーマンスをしてくれて、すごく感激。拳をふりあげ、肩を組んで歌い、とても楽しいひとときを過ごしました。
とまぁ、こんな感じの11月でした。
=========おまけのお知らせ========
このブログを開設して、2年半近く。更新頻度が低いにも関わらず、毎日覗いてくださる方々がそれなりにたくさんいてくださり、嬉しい限りです。どこのどなた様が読んでくださっているのかはわかりませんが、そんな読者の方々に感謝の気持ちを込めて特製2011年カレンダーをプレゼントしたいと思います。これまでのヨーロッパ滞在中にKapiが撮影した写真を使ったオリジナル卓上カレンダーです。
もしご希望の方がいらっしゃるようでしたら、kapiの個人メールアドレスをご存知の場合はそちらへ、その他の場合は kapirota[at]gmail.com([at] はアットマークに変換してください)へご連絡をお願いします。郵送いたしますので、ご住所をKapiにお知らせしてもいいよという方のみ応募をお願いいたします。
締め切りは12/12(日)とさせていただきます。面識の有る無しに関わらず、ご希望であればどなたでもどうぞ。たまにしか読んでいないけど、、、という方も遠慮なくどうぞ。万が一応募者多数の場合は抽選で決めさせていただきます。ひとこと感想をいただけると、更新頻度を上げるエネルギーになるかもしれません。
ご希望者がいない場合は、密かに今回のお知らせはなかったことにするので、そっとしておいてあげてください。