ポスドク夫婦の海外珍道中:ヨーロッパ生活あれこれ日記

4年3ヶ月の週末婚(イギリス&ドイツの2カ国4都市)を経て、現在ブレーメン在住。旅行、子育て、日々の生活など。

メサイアコンサート (追記:Rotaの感想)

2009-12-15 04:51:14 | 音楽
12月12日(土)。
メサイアのコンサート当日。


午後1時半からリハーサル(ゲネプロ)でしたが、会場設営準備のお手伝いで12時半には現地入り。


↓会場となったSt. John's Wood Church。


お天気も良くてよかったです。


プロのソリストの皆さんのリハーサルに早くもうっとりしながらの準備となりました。



↑リハーサル中。


1時すぎにはレスターからの参加者がマイクロバスで到着し、楽屋裏が一気に賑やかになりました。
チケット代金の清算やらなにやらバタバタとしているうちに、我らがコーラスのリハーサルのお時間。
まるまる全ての曲をソリストとも合わせながら、ひととおり歌いました。
まだ誰も入っていない会場でのリハーサルはとっても気持ちよかったです。


本番までの小一時間の休憩中に着替えをすませ、軽くサンドイッチも食べて準備万端!


5時からいよいよ本番開始。
誰がどこに座るかはすでに指揮者の頭の中にインプットされており、Kapiはなんと一番前の席を指定されました。

なっ、なんで一番前なの~。
と思いつつも、レスター大聖堂の聖歌隊のみなさんにひっぱられながら、気持ちよくソプラノを歌うことができました。Kapiのお隣にはもう30年もメサイアを歌っているイギリス人のおばさまで、曲はほとんど暗譜で歌っていました。すごい!

自分が舞台に立ちながらも、目の前にいるソリストたちのすばらしい歌声を間近に聴くことができて、かなり感動してしまいました。


↑楽譜とプログラム。

出来の良し悪しは別として、本人は達成感と自己満足の世界に浸っております。
あとで会場で聞いていたRotaに感想文を書いてもらいましょう♪


今回のコンサートには在英日本国大使ご夫妻とレスター州の州知事さん?ご夫妻もいらしてくださいました。
みなさん、さすがだなぁという貫禄でした。でも、州知事さんは一緒に記念撮影をしてくださり、とっても気さくで陽気なおじさまでした。

なにはともあれ、一年越しの「教会でのメサイア合唱」が実現し、自分でもよくあんなにたくさんの歌を歌えたなぁと思います。

今回のメサイアを通し、ロンドンに住む日本人の方によくお会いするようになりましたが、みなさん多芸多才で非常に素敵な方々ばかりで、とても楽しい時間を過ごすことができました。今まで、イギリスに来てまで日本人と付き合わなくてもいいやと思って、特にそういうコミュニティに顔を出すことはなかったのですが、さすがはロンドンに在住されている方々、いろいろな意味でレベルが高かったです。日本にいたらおそらく出会わないような方々にお会いすることができ、刺激も多かったです。



さて、来年のクリスマスはどうしようかな。メサイアが恒例になったりして。。。

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お待たせしました.ブレーメンからはるばる聴きに来たRotaの感想文です.

Rotaはメサイアを生で聴くのは今回で2回目です.と言っても,CDでもほんの数度しか聴いたことがないので,Rota的には比較的馴染みの薄い曲でした.しかし,今回はKapiが歌うということで(最前列で目立ってました!),聴くほうも気合いが入ろうというものです.演奏のほうは,かくしてその気合いに十分応えてくれるものでした.いや~音楽って本当に楽しい.特にアマチュアの方たちの演奏からは,音楽を発信する純粋な喜びが感じられて,何より好感が持てるのです.そして,彼らを一生懸命交通整理する指揮者の献身.いや~音楽はやっぱアンサンブルだよなぁ.プロのソリストの方たちも,そのエネルギーに引っ張られたことでしょう.いや,もうちょっと引っ張られてもよかったような??(笑)

「では,実力的には疑問符がついたのか?」と疑う人のために.いやいや,実力的にもすごく上手で,思ったよりずっと安心して聴けました.むしろ,限られた練習で,あの長い曲をよく本番まで持って行くもんだな,と感心しました.歌い慣れたベテランさん達の活躍もあったのでしょうけれどね.

というわけで,教会,声楽,オルガン,ピッコロトランペットと,4拍子そろった音楽環境を十分に堪能させていただきましたm(_ _)m
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