いよいよ今季の造りがスタートしました!
今年大きく変わった点といえば・・・
精米機の砥石を新しいものに交換し、
新しい蔵人を迎えての酒造りとなりました
↑上の写真は取り出した砥石です。
今までお役目ご苦労様でした!!
そして新しい砥石がこちら!↓↓
さすがは新品です。
こんな色していたのですね~
今まで使っていたものと比べるとその差は歴然です。
写真ではわかりづらいですが、砥石の粒子がはっきりとしており、手で触ってもなかなかのザラつきぶりです。
精米も順調に進んでおります。
こちらは岐阜県の酒造好適米(以下酒米)飛騨誉の精米歩合65%です。
ここで酒米の長い説明になりますが…↓↓
酒米の特徴としては一般米より粒が大きく、『心白』といってデンプンからなる白色不透明な部分の存在が欠かせません。写真でもわかるように米の中心部分にあるボヤッと白いものが心白なのです。この心白、実は細かな隙間で出来ており、光の反射で白色不透明に見えるのです。
それではなぜ心白の存在が酒造りには欠かせないのかと言うと、その答えは麹造りにあります。麹菌は水分を好む為、蒸し上がったお米の表面に付着した麹菌は、空隙がある心白(蒸した後なので当然心白部分に水分が多く存在する)を目指して菌糸を伸ばしていきます。
こうした破精込み(菌糸が蒸米の奥まで食い込む事)の良い麹を作ることが日本酒造りには必要不可欠であり、心白のある酒米が酒造好適米と呼ばれる所以なのです。