みなさんこんにちは!!
ブログ担当のKです。
お酒造りも順調にスタートし、蔵では毎日お米の蒸しが行われ、毎朝蒸した蒸気がモクモクと立ち上っています。
今日は蒸しということで、日本酒にとって重要なお米の話をしたいと思います。
当蔵の酒造りにおいて使用しているお米は、殆どが「酒造好適米」また「醸造用玄米」と呼ばれるものです。
業界内ではこのお米以外を「一般米」と称して区別していたりもします。(普段食用として食べているお米など。)
そもそも酒造好適米と食用米の違いは何かといいますと…
・千粒重の大きさ
・心白の有無
・タンパク質の含量
・吸水性
などなど挙げられます。
そしてもう一つ決定的な違いとして等級検査の審査基準が2段階多くなるという点です。
食用米でよく見かける1等2等3等などの等級ですが、酒造好適米は更に上に二段階の等級があり、特等米、特上米というものがあります。
これは初耳の方が多いのではないでしょうか
【等級一覧】
特上米:整粒歩合が90%以上
特等米: 〃 80%以上
一等米: 〃 70%以上
二等米: 〃 60%以上
三等米: 〃 45%以上
※整粒歩合とは一定量の玄米の中に存在する欠け米、割れ米、死米、未熟米、異種穀粒などを除いたきちんと粒の揃った整粒の割合を%で表したもの。
ちなみに吟醸、純米、本醸造といった特定名称酒とは3等以上のお米を使用することで名乗ることが出来、それ以外はレギュラー酒になってしまうのです。
農家さんが丁寧に作った1粒1粒のお米を大切に、本物の日本酒を味わって頂きたいとの想いから、当蔵では現在特定名称酒全ての酒造好適米で1等以上を使用し、お酒を醸しています
ぜひご賞味あれ。
以上お米の話でした!
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こちらは今年使用する「ひだほまれ」特等の検査証明書です。