暗闇検校の埼玉県の城館跡

このブログは、主に、私が1980年代に探訪した中近世城館跡について、当時の写真を交えながらお話しするブログです。

原伏見稲荷社① (吉見町)

2017-10-04 21:32:05 | 城館跡探訪
今年の冬場、豊臣氏の関東攻略をテーマとして松山城跡周辺を探索してみたいと考えているので、

下調べと言っては何ですが、8月上旬に甥の遊び相手をしながら、黒岩横穴群周辺に立ち寄ってみました。

黒岩横穴群には中学生時代に4~5回行ったことがあります。

吉見丘陵には、松山城を包囲するための陣があったといわれる場所がありますが、

黒岩横穴群周辺にも陣や処刑場があったと聞いており、それにちなんだと思われる小字も残っているそうです。

黒岩横穴群は八丁湖という農業用ダムに面した遊歩道沿いにあります。

八丁湖は、以前はヘラブナ釣りのメッカとして、たいへんにぎわっていましたが、

釣りブームの退潮と、町が管理していたレストハウスの管理人員難から、閉鎖のやむなきに至り、

現在は時折散策に訪れる人がいるだけで、しんと静まり返っていました。

それにしても、当日は晴天でものすごく暑い。

横穴群の脇に老朽化した鳥居を見つけました。

正直、中学生の時はこんなものがあったとは気づきませんでした。



鳥居右下にある石碑には「原伏見稲荷社入口」・・・・。

しかし、

横に渡されたロープ?は一体なんなのでしょうか・・・。

急な坂を5分くらい登ると社がありました。



周囲は庭園のように整備されていますが、はやっているわけではないようです・・・。

両脇を見てぎょっとしました。

恐らく、乱暴な扱いでも受けたのでしょう・・・。

首のへし折られた稲荷社の狐の像らしきものが・・・。





こういうのって結構怖いですね。




黒岩横穴群は。かなり広範囲に分散しているそうです。そうした分布状態の細かい地理について知りたかったのですが。

金井塚先生の黒岩横穴群調査報告書(古本)を購入したので、周辺の地理について情報を集積したいと思います。

しかし、この神社は一体なんなんだろう・・・。



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