暗闇検校の埼玉県の城館跡

このブログは、主に、私が1980年代に探訪した中近世城館跡について、当時の写真を交えながらお話しするブログです。

真光寺安貞板碑

2018-05-02 00:43:21 | 神社仏閣・その他
私が小学校の頃、高学年になるとスクラップ帳というものを

作っておりまして、自分の関心のあるテーマの新聞記事を切り抜いて

ノートに貼っていくわけです。

投じ男子の間で最も人気があったのは歴史記事、科学記事で

政治記事をスクラップしているような奴はよほどの変わり者でしたが、

わたしは歴史と政治の記事を集めて、際限なくノートに張り付けておりました。

歴史系の記事はめったやたらに掲載されることはないので、

1週間も何もない日が続くのが寂しかったので、ついつい、集めてしまったわけです。

この記事は、スクラップ帳について何か言いたいわけではありませんが、

スクラップ帳がきっかけになっていました。

スクラップ帳はとっくにどこかに行ってしまったので、

日付まで覚えておりませんが、青石塔婆としては全国第2にの古さの板碑が発見されたという

ニュースが出ておりまして、わたしはあまりよく意味も分からないまま、しっかりとキープいたしました。

やがて。高校生になったころ、とっくになくなっていたと思ったスクラップ帳が出てきて、

そこから見つけたのが、真光寺安貞板碑の記事でした。

当時はまだ地面につきたてられた状態で撮影されていました。


これを見て、わたしは真光寺さんに拓本を録らせていただきに行ってしまいました。

当時、板碑は風化を避けるために既に本堂に遷されて保管されておりました。

今なら考えられませんが当時は、わたしの御願いに快く応じていただき、録ったのが写真の拓本です。

今はもう録ることができないと考えれば、それなりに貴重なものかもしれません。



真光寺阿弥陀一尊種子板碑, 安貞二年(1228年)


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