先日の集中豪雨で多大な被害を受けた福島と新潟
尾瀬はその両県にまたがっている為、木道が損壊するなど
かなりの被害を受けて、通行止めの箇所もある。
(私の8月4日のブログ参照)
前回の至仏山登山では、雷に遭遇して逃げ帰った為
充分に観察できなかった思いがあり、再び至仏山に登る事にした。
8月8日月曜日、夜中の3時過ぎに自宅を出て、勝手知ったる
日光の金精峠を越えて、尾瀬の鳩待峠に行った。
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奥日光・戦場ヶ原の朝霧・8日朝5時23分 三本松展望台から
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朝日を浴びた金精山
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金精トンネルの脇の山の崩壊地は、治山工事が続く
戸倉の第一駐車場に行ったら、鳩待峠の駐車場に行けるから
行ってくださいと言う。
時間的にもう満車だろうと思っていたが、まだ空きがあると言う
帰りの時間を気にしなくて良いから、それは好都合とばかり
鳩待峠に向かった。
7月の三連休に、花友と来たとき、鳩待峠は、帰りのバス待ちで千人以上が
並んでいた。
花友の父親が言っていたという
鳩待峠はバス待ち峠
と言う言葉を思い出して、うまい事を言うなと感心したものだ。
まさに「バス待ち峠」状態であった。
それでも客は昨年より減ったのだとタクシーの運転手さんが言っていた。
やっぱり原発の影響なのだろう。
途中で先行する車に追いついた。三台が連なっていた。
どうやら先頭の車が遅いため、後の車もイライラしながら続いている
ようだ。
不思議なもので、こういう人ほど道を譲らない。
人間の性格のおもしろいところで、苦笑するほかない。
また一台私の後につながった。
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鳩待峠の至仏山登山口
鳩待峠の駐車場に着くと、まだ駐まっている車は少なく、あいている
スペースに駐めた。
駐車場の奥は、木道工事などの資材置き場とヘリポートを兼ねている。
駐車料金を徴収する人に2千5百円を払って、券を窓から見える
フロントに置いた。
あの先頭を走っていた車は、上のバス停のそばの駐車場に止める
つもりだったらしい。
「上の駐車場は満車です。」と徴収係が言うのに、何度も同じ事を
聞いている。徴収係の人もあきれて、肩をすくめていた。
帰りのバスを気にしなくて良いので、ゆっくり支度してトイレもすませた。
登山口の入山届けが一枚も無いので、案内係の人に言うと
「用紙は片品村が管理しているので無い」という
仕方が無いので書かずに登ることにした。7時32分登山口を出発
登るにつれて、大雨の影響が現れ始めた。以下の写真参照
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土が流された登山道
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1メートル近く掘られた登山道
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脇からのぞくとこんな感じ
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上に行くと、登山道の真ん中が掘れて溝になった道が続く
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階段には上から流されてきた小石が溜まっている。
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アリドオシラン・ラン科 登山道の脇に沢山咲いているが、以外と気づかない
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タケシマランの実
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たぶんオオレイジンソウ・キンポウゲ科 毒草の鳥兜の仲間
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木製の階段
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テプコのマークが入った木道と階段は、平成22年度の施設を現す年号が有った。
木道の施設には、1メートルにつき12万円の費用がかかるという。
大スポンサーの東電が、原発事故で沈没して、今後の木道はどうなるのだろう
階段を上り詰めると、1886メートルの尾根上のピークを避けるように
左に曲がって木道を登るようになる。
木道の脇には、アカフタチツボスミレの群落があり、斑の模様のきれいな
葉っぱが無数に有る。花の時期の6月が至仏山に登れないのが残念だ
花を見ようと思ったら、7月1日に来るほか無いかも(咲き残り期待で)
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アカフタチツボスミレの葉、葉脈沿いに紅紫色の斑が入っている
ここは南側が開けた展望の良い木道で、振り返ると燧岳も見え、日光の山々や
皇海山、袈裟丸山も遠望する。
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燧ヶ岳も見える
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燧ヶ岳展望図
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日光の山々
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日光の山々の展望図
やがて前方左に雄大な上州武尊や笠ヶ岳が見えてくる。
晴れていれば、武尊の左に赤城の山々や時には富士山も見えるという。
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赤城と武尊
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赤城と武尊の展望図
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尾瀬の笠ヶ岳、蛇紋岩の山で群馬県の保護地域に指定されたお花畑がある
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前回は花が咲いていた木に実がなっていた。
それらの実を眺めながら、緩やかに木道を登ると
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やがて平坦な木道になって、再び北側の山腹に抜けると
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鳩待峠2キロ、至仏山2.5キロの道標が有る
そして再び木製の階段を登ると、尾瀬ヶ原と燧ヶ岳を見渡す
トカゲ岩の展望地に出る。
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通称トカゲ岩、尾瀬ヶ原が見えるので「原見岩」と呼ばれる
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トカゲ岩の付近は、小湿原がありお花畑でも有る。
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原見岩付近から尾瀬ヶ原と燧岳を望む
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原見岩付近からの展望図
「 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)
数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)
数値地図50mメッシュ(標高) 及び数値地図10mメッシュ(火山標高) を使用した。
(承認番号 平22業使、第446号) 」
今回の登山ルートのGPS軌跡図を追加
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今回の登山は、前回の雷で逃げ出した地点までのピストンとした
赤い印が、道標および山頂のマーク、青旗は個人的なマークなので
無視してもかまわない。
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上の地図の部分拡大、1866メートルのピーク付近のポイントが
重なって見にくいので、拡大した
特に木製の階段の始まりと終わりポイントが読めないかも。
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小至仏山付近の部分拡大、特に展望の良いベンチと右に張り出した
展望地の位置が重なったので、拡大表示した
付近はお花畑で、エゾウサギギク、ハクサンチドリ、ヒオウギアヤメ
などが咲いていた。
ここから少し登ると、オゼソウの群落地が有る
尾瀬はその両県にまたがっている為、木道が損壊するなど
かなりの被害を受けて、通行止めの箇所もある。
(私の8月4日のブログ参照)
前回の至仏山登山では、雷に遭遇して逃げ帰った為
充分に観察できなかった思いがあり、再び至仏山に登る事にした。
8月8日月曜日、夜中の3時過ぎに自宅を出て、勝手知ったる
日光の金精峠を越えて、尾瀬の鳩待峠に行った。
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奥日光・戦場ヶ原の朝霧・8日朝5時23分 三本松展望台から
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朝日を浴びた金精山
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金精トンネルの脇の山の崩壊地は、治山工事が続く
戸倉の第一駐車場に行ったら、鳩待峠の駐車場に行けるから
行ってくださいと言う。
時間的にもう満車だろうと思っていたが、まだ空きがあると言う
帰りの時間を気にしなくて良いから、それは好都合とばかり
鳩待峠に向かった。
7月の三連休に、花友と来たとき、鳩待峠は、帰りのバス待ちで千人以上が
並んでいた。
花友の父親が言っていたという
鳩待峠はバス待ち峠
と言う言葉を思い出して、うまい事を言うなと感心したものだ。
まさに「バス待ち峠」状態であった。
それでも客は昨年より減ったのだとタクシーの運転手さんが言っていた。
やっぱり原発の影響なのだろう。
途中で先行する車に追いついた。三台が連なっていた。
どうやら先頭の車が遅いため、後の車もイライラしながら続いている
ようだ。
不思議なもので、こういう人ほど道を譲らない。
人間の性格のおもしろいところで、苦笑するほかない。
また一台私の後につながった。
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鳩待峠の至仏山登山口
鳩待峠の駐車場に着くと、まだ駐まっている車は少なく、あいている
スペースに駐めた。
駐車場の奥は、木道工事などの資材置き場とヘリポートを兼ねている。
駐車料金を徴収する人に2千5百円を払って、券を窓から見える
フロントに置いた。
あの先頭を走っていた車は、上のバス停のそばの駐車場に止める
つもりだったらしい。
「上の駐車場は満車です。」と徴収係が言うのに、何度も同じ事を
聞いている。徴収係の人もあきれて、肩をすくめていた。
帰りのバスを気にしなくて良いので、ゆっくり支度してトイレもすませた。
登山口の入山届けが一枚も無いので、案内係の人に言うと
「用紙は片品村が管理しているので無い」という
仕方が無いので書かずに登ることにした。7時32分登山口を出発
登るにつれて、大雨の影響が現れ始めた。以下の写真参照
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土が流された登山道
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1メートル近く掘られた登山道
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脇からのぞくとこんな感じ
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上に行くと、登山道の真ん中が掘れて溝になった道が続く
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階段には上から流されてきた小石が溜まっている。
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アリドオシラン・ラン科 登山道の脇に沢山咲いているが、以外と気づかない
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タケシマランの実
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たぶんオオレイジンソウ・キンポウゲ科 毒草の鳥兜の仲間
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木製の階段
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テプコのマークが入った木道と階段は、平成22年度の施設を現す年号が有った。
木道の施設には、1メートルにつき12万円の費用がかかるという。
大スポンサーの東電が、原発事故で沈没して、今後の木道はどうなるのだろう
階段を上り詰めると、1886メートルの尾根上のピークを避けるように
左に曲がって木道を登るようになる。
木道の脇には、アカフタチツボスミレの群落があり、斑の模様のきれいな
葉っぱが無数に有る。花の時期の6月が至仏山に登れないのが残念だ
花を見ようと思ったら、7月1日に来るほか無いかも(咲き残り期待で)
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アカフタチツボスミレの葉、葉脈沿いに紅紫色の斑が入っている
ここは南側が開けた展望の良い木道で、振り返ると燧岳も見え、日光の山々や
皇海山、袈裟丸山も遠望する。
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燧ヶ岳も見える
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燧ヶ岳展望図
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日光の山々
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日光の山々の展望図
やがて前方左に雄大な上州武尊や笠ヶ岳が見えてくる。
晴れていれば、武尊の左に赤城の山々や時には富士山も見えるという。
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赤城と武尊
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赤城と武尊の展望図
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尾瀬の笠ヶ岳、蛇紋岩の山で群馬県の保護地域に指定されたお花畑がある
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前回は花が咲いていた木に実がなっていた。
それらの実を眺めながら、緩やかに木道を登ると
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やがて平坦な木道になって、再び北側の山腹に抜けると
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鳩待峠2キロ、至仏山2.5キロの道標が有る
そして再び木製の階段を登ると、尾瀬ヶ原と燧ヶ岳を見渡す
トカゲ岩の展望地に出る。
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通称トカゲ岩、尾瀬ヶ原が見えるので「原見岩」と呼ばれる
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トカゲ岩の付近は、小湿原がありお花畑でも有る。
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原見岩付近から尾瀬ヶ原と燧岳を望む
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原見岩付近からの展望図
「 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)
数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)
数値地図50mメッシュ(標高) 及び数値地図10mメッシュ(火山標高) を使用した。
(承認番号 平22業使、第446号) 」
今回の登山ルートのGPS軌跡図を追加
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今回の登山は、前回の雷で逃げ出した地点までのピストンとした
赤い印が、道標および山頂のマーク、青旗は個人的なマークなので
無視してもかまわない。
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上の地図の部分拡大、1866メートルのピーク付近のポイントが
重なって見にくいので、拡大した
特に木製の階段の始まりと終わりポイントが読めないかも。
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小至仏山付近の部分拡大、特に展望の良いベンチと右に張り出した
展望地の位置が重なったので、拡大表示した
付近はお花畑で、エゾウサギギク、ハクサンチドリ、ヒオウギアヤメ
などが咲いていた。
ここから少し登ると、オゼソウの群落地が有る