花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

ヒカリゴケが怪しく光る日光白根山

2011年08月26日 | 登山

ヒカリゴケ、ロープウェイで登った登山道の、地獄ナギより先の
岩穴にある。


トウヤクリンドウと五色沼と前白根山(右のむき出しの岩山)
峰続きで左が五色山、奥白根山山頂で撮影


鹿の子模様の鹿が、いきなり目の前を横切った。
白根山南峰から五色沼避難小屋への下山途中


五色沼避難小屋に向かう道で再び遭遇


避難小屋から五色沼への道で三度遭遇


鹿ちゃーんと呼びかけたら振り返ってくれた
去年は角のある雄鹿にも五色沼で逢った。
日光の鹿は、人慣れしすぎている。

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今回歩いた奥白根山、五色沼、弥陀ヶ池、座禅山一週コース図
出発は山頂駅の「天空の足湯」から、上州武尊や至仏山、燧ヶ岳
が見えていたので、そこを基点とした。

キレンゲというウェイポイントは、白根山に元々生育していない
キレンゲショウマが植えてある場所
実は、その花を確認するつもりで登ったが、まだ固い蕾だった。
花を見て同定するつもりだったので、アテが外れた。残念。

昨年8月13日白根山に登った時に、初めて目についた。
その時は、もうすぐ咲きそうな様子だったので、それより
遅くした今年は、花を見られると思っていた。

昨年の私のブログ


8月24日午前4時50分、明智平駐車場から日の出前の一瞬


二荒山神社脇から男体山を望む、8月24日午前5時6分
黄色い花は、外来種のオオハンゴンソウかもしれないが
神前に供えられたお花のようにも見えた。

このまま白根山に行っても、ロープウェイの時間には
早すぎる。
ちょっとだけ戦場ヶ原に寄り道して、心当たりの曙草を
見ていこう。
赤沼茶屋の駐車場に車を止めて、飲み物を入れたサブザック
だけを背負って、静まりかえった戦場ヶ原に急ぐ。


戦場ヶ原の入口の木橋を渡ると、ズミの林の中を湯川沿いに
木道が続く。
木々の間から見る戦場ヶ原は、朝霧の彼方にうっすらと
日光連山の影を浮かべ、時折国道を走り去る車の音がした。


木道の脇に、ピークを過ぎたツリガネニンジンの花が
たよりげ無くたたずんでいる。


やがて白樺林が続く場所を抜けて、しばらく歩くと
ホザキシモツケが群生する木道となり、木道に覆い被さった
ホザキシモツケを避けるようにして歩けば、目の前が開けて
戦場ヶ原が一望のもとに見渡せる。


早くも秋の花のエゾリンドウが出迎えてくれた。
日が当たらず花は開いていないが、青紫の花は私の好きな色である


こちらには、仲良く並んだエゾリンドウの花が背比べしている
時間が無いというのに、思わず立ち止まってしまう私である。
この深い青い色はどうだ、自然の妙技に目を見張るようだ。


やがて右手に灌木林が立ち並ぶ場所に出ると、チイチイと鳴き交わす
小鳥たちの声が野面を駆けめぐって、一日の始まりを告げている。

ここから、シンボルの枯れ木が天を突く場所まで、アケボノソウや
ウメバチソウなどが咲くお楽しみの道である。
クサレダマの黄色い花が一株、草に埋もれるように咲いていた。


アケボノソウがいくつか咲いていたが、なかなか近くで撮れない
ようやく木道のそばに咲く花を見つけた。
跪いて撮影していると、年配の方に声をかけられた。
「何の花ですか?」
「アケボノソウというリンドウ科の花で、この花弁の
点々の模様を、明け方の星にたとえて、名付けられた花です。」
「この模様が可愛いので毎年撮影に来てます。」というと
ポケットからデジカメを取り出して、早速撮影を始めた。


気がついたら6時を過ぎていた。急いで戻ることにしたが
花があると見過ごせない性分で、トモエシオガマを撮り


残り花のホザキシモツケを撮って、急ぎ足で赤沼に戻った。
一つだけ残念だったのは、前年有ったカリガネソウの花を
今年は見つけられなかった事である。
千手ヶ浜には沢山有ると言うが、今日は時間がない。

続きはいずれ