花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

放射能汚染の水田に白鳥

2011年12月29日 | 日記

汚染された水田でエサをついばむ白鳥の群れ、岩手県にて
愚かな人間のせいで、動物も植物も予想できない未来へ

岩手の実家に10日あまり滞在して、天国に旅たった弟を
見送ってきました。

姉弟そろって病院に泊まり込み、みんなに見送られて旅たちたい
と言う弟の希望に応えてきました。

死んでも社会の役に立ちたいと、医科大学に献体を希望していたので
遺体は直ちに医科大学に搬送され、母を悲しませましたが、本人の
強い希望だったので、その通りにいたしました。

遺骨が帰ってくるのは、最長で3年という事で、遺族もびっくり
しましたが、正式な葬儀は、遺骨が帰ってから執り行うように遺言
されたので、お別れ会という形で、ご近所や親戚の方に供養して
いただきました。

その際、正式な葬儀では無いので、戒名はつけられないとのことで
白木の位牌に俗名を書いていただきました。
日頃、お寺さんと親交が有る方のお世話で、前例のない供養形式でしたが
お坊さんにも快く引き受けていただき、身内だけのお別れ会のつもりが
大勢の方の参加をいただきました。
参加していただいた方々に、心から感謝いたします。

尚、今後献体を考えている方の参考のために、書きますが
医科大学に搬送されるとき、小さい箱に、遺髪と指の爪を切って
入れた遺骨代わりが渡されます。

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10日以上もブログをお休みしたにもかかわらず、毎日100名以上の
方が当ブログを訪れてくださいました。
訪問したくださった皆様、ありがとうこざいました。

今年も残すところ数日、皆様の健康をお祈りいたします
新しい年が、災害復興の力強い年で有りますように。