ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「ひとは・・・」 

2018年04月29日 14時27分28秒 | owarai

人間はみんな心の奥底はとても
弱くていい人だから
そんなに弱くていい人の心だけで
すべてのことに接すると

物事のすすみぐあいが悪いので

いじわるでこわい人のおめんと
つめたくて自分勝手な人の服と
やきもちでわがままな人の靴と
気まぐれでけちんぼな人の帽子と

うわさ好きでウソつきのカバンを
もって

もっといろいろな そう うっかり
気にいられないためのたくさんの
種類のバッジをいっぱいつけて
生きている

ああ だからね
だれからも好かれないようにと気
くばる必要のない所では
心から愛してうちとけた
恋人の前とかでは

YouTube

Sade - Kiss of Life (Lovers Live)

https://www.youtube.com/watch?v=lgwkXpgiYuE

 


「心配」

2018年04月29日 11時48分51秒 | owarai

「心痛はしてはいけない。
が、心配は大いにせよ」
と言う言葉がある。

劇作家の高田保氏が引っ
越し先の空き家に着いて
みると、家の中の清掃が

行き届いているのに感心
した。

早速荷物を納めようと押入
れを開けると、小さな紙包
みがある。

前に住んでいた人の忘れ物
かと見れば、「次に居住され
る奥様へ」と上書きされて
いる。

包みを夫人に開けさせると、
中には上質の障子紙一本と
手作りのぞうきんが数枚入って
いた。

前住者は島崎藤村の未亡人
だった。

心配、つまり心配りの行き届い
た場に遭遇すると、その人の
思いやりがしのばれて心が
温まる。

 

YouTube

奏 (かなで) - Ms.OOJA

https://www.youtube.com/watch?v=5bWAy7uZR7s

 


飛行機はあと一時間で日本に到着します

2018年04月29日 08時46分06秒 | owarai

誰かがあけた小窓から、強い光が
射し込んでいた。前の座席の背に
はめ込まれているスクリーンに
目をやると、飛行機はあと一時間
ほどで日本に着くとわかった。

わたしは膝の上に置いたままに
していたノートブックを取り上
げて、書きかけのページを開
いた。

そこに挟み込まれている透明な
手紙を手にした。届かない手紙。
決して読まれることのない手紙。
開きながら、思った。
いいえ、手紙は届く。すでに届
いている。

なぜならば、手紙はここに、わ
たしの胸の中にあって永遠の命
を生きるのだし、あなたもまた
ここにいて、わたしと一緒に
―――わたしと彼のそばで
生きているのだから。

ペンを握りしめて、彼への
手紙を完成させた。
最後の一行は―――
「追伸 愛してます」

You Tube 
YES MY LOVE


https://www.youtube.com/watch?v=cKOHkdieIro

 


おはようございます  放念を、”愛の大工”

2018年04月29日 06時10分43秒 | owarai

”愛の大工”
心の修理をします

台風が吹くと 垣根がこわれたり
大雨が降ると 屋根がもったり
するように

愛もときどき 破損したり
穴があいたりします
そんなとき 専門の大工さんが必要です

少年時代
ぼくは夢のなかで
天の川の堤防が決壊して
星が空じゅうにあふれ出そうと
するのを修理にゆきました

大人になった今
愛の修理を引き受ける大工に
なりたいと思いながら

You Tube

Legend of 1900 - Playing Love [HQ]

https://www.youtube.com/watch?v=qZaJhLc9wj8

 

 


「女の子と女」  -Ⅰ-

2018年04月29日 00時00分38秒 | owarai

「絶対的な愛って、存在すると思う?」
と、彼女はわたしに問う。
彼女は二十五歳のOL。
二十代はわたしにとって、まだ、
「女の子」の年代。三十代には
「女」になり、

四十代には「女の人」になり、五十
代になってやっと「女性」になる。
六十代からは再び女の子に戻る。
それがわたしの理想の女性像。

わたしたちは今、外苑前の駅近く
にある隠れ家てきラウンジバー
「北青山サロン」にいる。

カウンター席に並んで腰掛けて、
彼女は「フレンチキス」を、わた
しは「ミモザ」を飲んでいる。
どちらもシャンパンをベースに
したフルーティなカクテル。

どちらもシャンパンをベースに
したフルーティなカクテル。
フレンチキスはラズベリー色。
ミモザはオレンジ色。わたした
ちは、女の子と女。

「ときどき、わからなくなるの」
と、女の子は長いまつ毛を伏せる。

「すごく不安なの。彼のこと、好き
になればなるほど、心が不安定にな
っていくの。会いたくてたまらなく
て、会えば嬉しくて、でも彼と別れ
た途端、足もとの椅子をさっと
外されたような気持ちになって・・
・・・・」

まさに、「恋に落ちた」ってことね。
やられちゃったね、まんまと。

「これが恋だとすると、愛はどこに
あるの?私が求めているのは完璧な
愛なの。
絶対的で完全な愛が、私は欲しいの」

真剣なまなざし。思い詰めたような
瞳。いつかどこかで目にしたような。
懐かしいような切ないような。
真冬に思い出す、春の陽射しのよ
うな。

ミモザをひとくち含んで、女はこう
思う。欲しいと思うのであれば、
まず「欲しい」と思うことをやめ
なくては。

人は何かを欲しがっている限り、
それを手にいれることはできな
いのだから。