なにかを最後までやり、また
別のことを始めるために。
そう、別のこと。
これからはそのことを一色に、
人生を塗り込めたい。
記憶の小部屋に鍵をかけ、
今ここに振り返るなら
我が恋は闇を恐れぬ盲目の人
なにかを最後までやり、また
別のことを始めるために。
そう、別のこと。
これからはそのことを一色に、
人生を塗り込めたい。
記憶の小部屋に鍵をかけ、
今ここに振り返るなら
我が恋は闇を恐れぬ盲目の人
街には、冷たい木枯らしが、
縦横無尽に暴れまわっていた。
突風が、ケヤキの並木をいた
ぶるように吹き抜け、そのた
びに、枝は前後左右に大きく
揺れながら、無数の枯れ葉を
舞い散らせ、
同時に、
路上の落ち葉を舞い上がらせ
ていた。
嘘だって言って欲しかった。
今こそ、上手に嘘をついて
欲しかった。
朝がカーテンの隙間から
洩れ
横たわるきみを優しく包む
白い壁に光は遊び なんて
眠りはきみを綺麗にするんだ
今ぼくのなかを朝が通りすぎる
顔をそむけひとりで生きて来た
何も見なかった何も聞かなかっ
たそんな今までが
昔のような気がする
もう起きてるの眠そうな声
眼を薄くあけて微笑みかける
何も言わずに息を吸いこむ
ぼくは暖かい
窓の外は初春
元始、女性は太陽であった。
という名言がありました。
女はサンサンと輝きを放つ
華やかな生きもの。
男は、女を陰で見守る存在。
そうあってほしいと、女は
願っています。