ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

ぽっと胸の奥に灯った明かりは、けれどもすぐに吹き消されてしまった。

2022年03月17日 11時14分32秒 | owarai

 

寒さ物語るこの夕日 まるで永遠に
終わりを告げぬように
あたたかい未知の歌 聞きたくて

いつもの場所にかけよったけれど 
あなたはいない

どうして人は悲しい景色を眺める
でしょう

こんなにも晴れているのに・・・
雲がわたしを染めていく

あなたを待った 夜明け
時のたつのも しばし忘れて

不機嫌なため息ついたけれど切な
さかみしめてまた息を吸う

何かを悟った 夜明け
涙流すのも しばし忘れて
ぶっきらぼう所は変わってないのね

心のアルバムめくって 今日が別れ
の日と知っていても
あなたは来ない 朝日は瞳(め)にじむ


灯(ひ)ともしごろ

2022年03月17日 08時17分49秒 | owarai

 

夕方の明かりをともす頃、
主婦は夕げの支度をし、
勤め人は帰りを急ぐ。

灯のついた住宅のそばを
通ると、魚を焼くにおいが
道に流れてきたりする。

灯ともしごろは火点(とも)
しごろであり、電気のなか
った昔、家の中の
行灯や街路を照らすガス燈
は、人の手でともされた。

花の蕾がほころぶことも、
火点しという。花の蕾は
夕方から夜にかけて
開くと信じられていたの
である。

「線香が火点す梅の花の技」


「愛の終焉」

2022年03月17日 07時58分43秒 | owarai

 

 

 

出逢いがあるから、別れがある。

出逢い頭に別れの予感があるから、
愛はめくるめくるようにきらめき、
友情はせつないまでにつのる。

出逢いに別れが含まれていなかっ
たら、恋はあれほどの甘美さと、
物哀しい陰影につきまとわれし
ない。

にもかかわらず別れは、ほとんど
唐突に私たちを襲うように思われ
る。

唐突であるがゆえに絶望的な
までに決定的で、そしてなぜか
滑稽でさえあったりする。


「残んの月」 ーのこんのつきー

2022年03月17日 07時55分57秒 | owarai
 
 
 
残っている月は、はかなさを
感じさせる。朝とともに消えてゆく
定めだ。日本人は、失われてゆくも
の、はかないものに美意識を持って
きた。

「残んの」という表現に詩的な響き
がある。「遠山の花は残んの雪かと
見えて」と『平家物語』にあるよう
に、「残んの」という言葉は数多くの
文芸作品に使用されてきた。

残り香りは、その人がいなくなった
あとに残っているほのかなにおいだ。
ここにいないことがいっそう愛着を
つのらせる。
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