ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「晩年」

2023年09月16日 16時14分54秒 | owarai
【コラム】

叔母の言ふ。
「お前はきりやうがわるい
から、愛嬌だけでもよくな
さい。

お前はからだが弱いから、
心だけでもよくなさい。

お前は嘘がうまいから、
行ひだ(おこない)だけで
もよくなさい」
太宰治「晩年」

「母がのこした”壮絶な愛”」

2023年09月16日 16時11分47秒 | owarai


作家の西村滋さんは、母の
恩についてこう語っている。

「優しかった母が結核に
罹って隔離された。大人たち
は近寄らないようにと言うが、
幼時のことで母恋しさに近寄
ると、

母は私を見るなり罵声を浴び
せ、コップやお盆などを手当
たり次第にぶつけてくる。

顔は青く、髪を振り乱して
荒れ狂う姿は、鬼としか思え
ず、次第に母を憎悪するよう
になった。

いつか、ぐれて少年院にいた。
そのときに、昔の家政婦さん
が来て告げた。

『私はもっとあの子に憎まれ
たい。私はあと一年か二年の
命です。あの子は幼くして母
を失うのです。

幼い子が母と別れて悲しがる
のは、優しく愛された記憶が
あるからで、憎らしい母親な
ら死んでも悲しまないでしょ
う。

夫もまだ若いから、新しい
お母さんが来るでしょう。

その方に可愛がってもらう
ためにも、死んだ母親なんか
憎ませておうほうが、あの子
のためです』と。

それを聞いて、私は立ち直る
ことができた」

なんと壮絶な母の愛ではあり
ませんか。

お金とか土地とか家などは、
残してもかえってためにな
りません。

自分のつらさを隠して無償
の慈しみと愛の強さを痛感
しました。


<狂人の真似>

2023年09月16日 13時35分54秒 | owarai
芸の世界も物づくりの世界
も、自分なりの特徴づくり
づくりが肝心だが、それに
は基礎がなくではできない。

まずは、先人の技をいかに
盗むかが基本にあるという
ことだ。

昔から芸の世界においては、
まずは先生を手本にして徹
底的基礎を修め、次に自分
なりの工夫を加えてそれを
打破して己の形を作り、

修行に修行を重ねる中で
自然体になっていくのが
理想形だと言われるが、

これは何事においても言える
ことではないだろうか。

単なる物まねで終わってしま
っては駄目だが、独創性を出す
ためには、まずは「学(まね
る)」「習(反復する)」するこ
とです。

徒然草にも、「狂人の真似とて
大路を走らば即ち狂人なり。
悪人の真似とて人を殺さば
悪人なり、驥(き)(千里を行
く馬)を学ぶ驥の類い。

舜(しゅん)(中国の古代説話)
に見える五亭の一人)を学ぶ
は舜の徒なり、偽りとても賢
というべし」ともある。

まず学習し、次に個性を発揮
することです。


https://www.youtube.com/watch?v=omAM06SkJkk

愛人でいいのとうたう歌手がいて言ってくれるじゃないのと思う

2023年09月16日 13時33分02秒 | owarai
“一人で歩いてきたつもり
だったが
心眼を見聞いてよく観たら
同行二人一人ではなかった
水先案内人がそばを歩いていた“

「オレは自分の力でここまで
やってきたんだぞ、他人に遠
慮する必要なんか何もない」
と、若いときは力んだものだ。
意気盛んなことはよいことだ。

だがよく見たら、一緒に歩い
ていた人がいた。気づかなか
ったのは、無知か、

まわりを気づかうゆとりが
なかったからだ、と考える
ようになったのは、ほんの
この前だ。

その水先案内人がいなかっ
た、間違った道を歩いていた
かもしれない。平凡な道で
はああったが、人並に今日
まで歩いてこられた。

同行二人、それが親であった
か会社であったか神か仏で
あったか。
これからも胸を張って二人で
歩こう。


https://www.youtube.com/watch?v=ZPAmDULCVrU


感動の素

2023年09月16日 11時48分20秒 | owarai
自分より大きな何か出会い
たい。それは目に見えない
ものかもしれないし、誰か
尊敬する人かもしれない。

自然だって私が出会いたい
大きなもののひとつ。
ある日、南の海を眺めてい
たときに、突然クジラが
ジャンプするのを目撃した
ことも・・・・。


その瞬間の感激と、胸が熱く
なる思いは、きっと私を励ま
しつづけるんじゃないかと
思う。
 

力をくれる“一瞬”

2023年09月16日 11時46分10秒 | owarai
たとえばどんなに悩んで
いても、たとえば何かに
ショックを受けて茫然
(ぼうぜん)と
街を歩いていても、

ふと風に乗ってきた香り
に心が一瞬ぐらついて
しまう。
(みたらし団子、どっかで
焼いてる。)

香ばしいお醤油の香りに、
哲学していたことも、茫
然としてうたことも、頭
から一瞬姿を消す。

ああ、また生きていけそう。
こんな瞬間に、私は自分の
生命力を感じている。

こんな瞬間に復活して
しまう自分が大好き。