みちくさをしながら

いろいろあって、生活を見直している日々。

しし座流星群の予想

2009-11-15 23:23:22 | 天文
先月のオリオン座流星群のときに、今年はしし座流星群も期待できそうだよ、と何人かの方にお知らせしたんですが…。

「多少の活発化が予想されるしし座流星群」(アストロアーツ・天文ニュース 11/13)
http://www.astroarts.co.jp/news/2009/11/13leonids/index-j.shtml

これによると、極大の予想は1時間で200個と多めなのですけれど、その時間が問題。
なんと、日本時間で11月18日の6~7時ごろであるそうな。
これが観測できるのは中央アジアだって。

日本でも空が明るくなる直前の4~5時には見られるかもしれないけれど、出現数は数分の一になってしまいそう。
ある予測値では、約55個だそうですが、これは6.5等級の星まで見える理想的な観測条件下での話なので、一般的な場所では10個弱、市街地では2~3個というところらしい。

ただ、しし座流星群は大きな火球が出現することもあるので、早起きできたら空を眺めてみるのもいいかもしれませんよ。

オリオン座流星群、昨日の成果

2009-10-22 11:56:31 | 天文
ウチは、埼玉都民と言われる埼玉県南部ですが、昨日のオリオン座流星群はなかなかの成果でした。

23時頃から30分ほどの間にぎょしゃ座の方向に明るい流星一つと、25時から30分の間に暗い流星4つと明るい流星2つの計6つを見ることができました。

23時頃は、まだ町の灯りが煌々としていて空が明るかったのと、少し雲が出ていたので観測条件としてはイマイチでした。
しかし、25時に再チャレンジした時には雲がすっかり晴れ、周りの家の明かりも消えてなかなか良い条件に巡り会えました。

特に、明るい流星は、そろそろ寝るかと引っ込もうとしたときに二連チャンで現れたので非常にラッキーでした。
オリオンの左下あたりに赤みをを帯びた輝きがキラッキラッと! 赤い流星ですね(^^)
火球というほどではありませんが、シリウス並みの明るさだったと思います。

今日は予報によれば、関東地方の天気は曇りなので期待薄ですが、週末までまだ見るチャンスはあるかも。
皆様も夜空を眺めてみて下さいませ。

オリオン座流星群は今日が極大

2009-10-21 18:23:48 | 天文
もう、ちらほらと報道されているのでご存知の方も多いと思いますけれど、今日の23時頃がオリオン座流星群のピークと予想されています。

・アストロアーツ星空ガイド:2009年10月21日 オリオン座流星群が極大
http://www.astroarts.co.jp/alacarte/2009/200910/1021/

今年は、月が見えないので良好な観測条件です。
月齢カレンダー(今日は三日月です。)
流星群のピーク予想は今日なんですけれど、以前の観測から24日までは期待できそうとのこと。
24日も月の入は、21:19(東京)なので、オリオン座の昇る頃には雲さえなければ好条件ですね。
今週の関東地方は天気も良く、比較的温かいので観測しやすいと思います。(でも、防寒はしっかり!)

私も19日から、寝る前にちょこっと(まあ15分くらいですけれど)夜空を眺めています。
昨晩は、24時頃にオリオン座から双子座の方向に向けて、結構明るい流星を1つ見ました。
田舎とはいえ、今は夜空がかなり明るいので、10分くらいで見られたのなら上出来かも。

オリオン座流星群の活発な活動は2010年まで期待できるとのことですが、来年は今年ほどの観測条件が望めないとのこと。
それを過ぎたら次は70年後になりそうなので、このチャンスにしっかり見ておきたいですね~。

・アストロアーツ天文ニュース:
次回は70年後?活発な出現が予想されるオリオン座流星群
http://www.astroarts.co.jp/news/2009/10/16orionids_campaign/

春の宵は月でも眺めてのんびりするニャ

2007-03-22 18:09:33 | 天文
ちゃん太さんから「にゃんにゃんバトン」をいただきました。
もうずいぶん前にいただいていたんですが、日記そのものを書いていなかったから~(汗)
☆にゃんにゃんバトン・ルール☆
・これが回ってきたら次に書く日記の語尾すべてに「にゃ」「にゃん」「にゃー」等を
付けなくてはならない。
・「な、ぬ」も「にゃ、にゅ」にすること。
・一人称は必ず「我輩」にすること。
・日記の内容自体は普段書くような当たり障りのないもので構わない。
・日記の最後に5人回す人の名前を記入するのを忘れないこと。
・既に回されたことがある人でも回されたら何度でもやること。

と、いう訳でがんばってみます。では、スタート!
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この写真は、昨日の7時半頃の西の空を撮影したものニャ。
宵の明星と月がとてもきれいに並んでいたんだニャー。
あんまりきれいにゃので、久しぶりにデジカメをひっぱりだしたんだが説明書が見付からにゃいんニャ。
マニュアル撮影のやり方にゃんて忘れているんニャ。
おまけに三脚もにゃいんニャ。
仕方にゃいから、ベランダの手すりにカメラをおいて「夜景モード」でとりあえず撮影してみたんニャ。
そういうことにゃので、手ぶれでブレブレにゃのは目をつぶってほしいニャ。

明日、23日の夕方はプレアデス星団と月が近づくそうニャ。(アストロアーツ・星空ガイド)双眼鏡でよく見えるので、皆さんも春の宵の月を楽しんでほしいニャ。


さてさて、バトンですが、いただいてからずいぶん日にちが経っているので、とりあえずここでお終いにさせていただくニャ。
でも、これを読んで「面白そうだ。我が輩もやってみよう!」という方がいらっしゃれば、ぜひ挑戦してほしいニャ。

薔薇とダイヤモンド

2007-02-15 18:20:18 | 天文
昨日はバレンタインでした。チョコとか、いつの間にか旦那にあげなくなっちゃったなぁ。
ま、せめてブログのネタだけでもロマンチックな話題を…というわけで。
かなり旧聞になりますが、2004年のバレンタインにこんなニュースがありました。ご存知ですか?

「宇宙からのバレンタインプレゼント:ばらの花束と巨大なダイヤモンド」(アストロアーツ天文ニュース 2004.2.14)

「バラの花束」はおよそ3300光年かなたのケフェウス座散光星雲NGC 7129。

NASAのスピッツァー赤外線宇宙望遠鏡でとらえられた画像です。
バラの花束というよりは開きかけた一輪のバラのつぼみのよう。
元の記事(CfA Press Release)でも、バラのつぼみとなっているようです。
この星雲では活発に星形成活動が行われているらしく、約130個の若い恒星が観測され、さらにその半分ほどにガスや塵の円盤が見られるらしい。もちろん、その円盤は太陽系のような惑星系に成長する可能性があるのです。
いわば、バラのつぼみの中は星々のゆりかごだった、というわけですね。

そして「巨大なダイヤモンド」は50光年かなたのケンタウルス座にある白色矮星。

白色矮星というのは、太陽ぐらいの大きさの恒星の終末の姿。
恒星の輝きは水素の核融合反応ですが、それにより生じたヘリウムは水素より重いので中心部に集まっていきます。
そして中心部ではヘリウムの核融合が始まり酸素や炭素などの重い物質が生成されます。
やがて(といっても、赤色巨星になったりと、いろいろあるんですがそこは割愛して)、外層のガスは吹き飛ばされ惑星状星雲を形成し、中心部には酸素や炭素でできた核が白色矮星になって残るわけです。

で、この白色矮星というのは大変な高密度の星(注1)なのですが、高密度と炭素といえばダイヤモンド、というわけですな。
この2004年の発表では、星のパルスを観測することによって内部が結晶化しているらしいことがわかった、ということらしい。
なので、「巨大なダイヤモンド」ということらしいです(注2)。

白色矮星の周囲に形成される惑星状星雲の形は様々なんですけれど、中には美しいリング状になるものもあります(注3)。
そうすると文字通り中央にダイヤモンドを戴くリングということになるのでしょうか。

それにしても、バラのつぼみの中で生まれ、ダイヤモンドリングとなって一生を終えるなんざぁ、星ってぇヤツはなかなかロマンチックじゃありませんか。


(注1)この星も直径は4,000km、重さは10の34乗カラット(2×10の30乗kg)ということなのですが、これは月(3,474.8km)ほどの直径の星が太陽(1.989×10の30乗kg)とほぼ同じ質量をもっていることになり、やはり相当の高密度なのだな、と納得したりして。ちなみに月の質量は7.349×10の22乗kg。桁違いもいいところ。

(注2)もっとも、これがダイヤモンドかどうかはまだ謎のようで。白色矮星のような超高圧下でどのような結晶構造が安定しているのかは、まだわかっていないようです。提供された想像図は大衆向けのイメージ画とはいえ、かなりミスリードだと思う。

(注3)こと座のリング状星雲(M57)が有名。

月に向かってお願い。

2007-01-28 18:59:47 | 天文
2007年、夏。
種子島宇宙センターから月周回衛星SELENEが打ち上げられる……ってこと、あまり知られていないみたいですね。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)で、今、『セレーネ「月に願いを!」キャンペーン』っていうのをやってるんですよ。
何でも、セレーネに名前とメッセージを搭載してくれるっていうんですが、これがどうやら集まらないらしい。
今月末の締め切りを来月28日に延長してました。

プレスリリースには5万人の応募があったとありましたが、確かにこれは少ない。
前回の小惑星イトカワ探査機「はやぶさ」のキャンペーン「星の王子さまに会いに行きませんか」では88万人近い応募があったそうですから。
ウチもそのキャンペーンに参加したんだけど(「満身創痍だね、はやぶさ。」)、このときは名前の搭載だけだったんだよね。
今回は「20字以内のメッセージ」も、っていうのがネックになっているのかなぁ?
それとも、月探査自体に、世間様が魅力を感じなくなっているのかなぁ?

いずれにしても、今一番月にお願いしたいのはJAXAのキャンペーン担当者だったりして。

「私も月にメッセージを送りたーい」という方は、JAXAの公式サイトをのぞいてみてくださいませ。
あ、ウチは家族全員応募済みです。おチビと猫2匹は、もちろんお母ちゃん代筆で(笑)

満身創痍だね、はやぶさ。

2005-12-14 17:51:05 | 天文
はやぶさ、イトカワからの出発延期 地球帰還は3年遅れ (朝日新聞) - goo ニュース

あららら。
でも、よくここまで頑張ったよなぁ、というのが率直な感想。
自律航法で小さな小惑星までたどり着いただけでもたいしたもんだと思いますよ。
できれば地球まで帰ってきてほしいけれど。

小惑星「いとかわ」に打ち込まれたターゲットマーカーには88万人の署名が入っているんですよね。
この中には、私と旦那の名前も入っています。
2002年に「星の王子さまに会いに行きませんか」ミリオンキャンペーンというのがありまして、なかなか粋な計らいだなぁと応募したんです。
ちょうど飼っていた猫が亡くなって1年だったので、その子の名前も一緒に。
ついでに、飼っているペットの名前も全部入れちゃえ!…と、もう1匹の猫と亀の名前も書いて応募しちゃいました。
レイ・ブラッドベリやアーサー・C・クラークと一緒に猫や亀の名前を書き込ませたと思うと、ちょっとお間抜けで申し訳ないんですが(笑)
その亡くなった猫は目が開く前の赤ん坊時代から拾って本当の息子のように育てた子なので、星の上に名前が残ったのはちょっとうれしいです。

星になった猫といえば、こんなニュースがありましたのでご紹介。

「めったにない偶然の産物、猫型天体」(アストロアーツ「天文ニュース」)

2つの超新星残骸がたまたま同じ方向に重なって見えているんですが、それが見事に猫の頭と胴体になっているそうな。
胴体にはしっぽまで見えるよ。なかなかラブリー。