みちくさをしながら

いろいろあって、生活を見直している日々。

秋の実と小鳥とスカイツリー…?

2012-10-31 19:04:23 | 生き物・植物
散歩コースの雑木林は、秋になるとカラ類の混群が見られます。
ここで一番よく見るのはシジュウカラ。それにヤマガラとコゲラが混じっています。
写真はよくわかりにくくて申し訳ないんだけれど、ヤマガラです。
すばしっこくて、葉の陰に隠れてしまうのでなかなか難しい。
 

しばらく、じっと撮りやすい枝に降りてくるのを待っていたら、まさにおあつらえ向きの枝に降りてきてシャッターチャンス!と構えたんですが…。
いきなり後ろから見知らぬオジ様が「ここからねー、スカイツリーが見えるんだよー!」
散歩道が整備された川沿いの雑木林なので、ウォーキングに励んでおられる方とすれ違うことは多いのですが、まさかこのタイミングで声をかけられるとはっ!
いえいえ、ご親切にありがたくお礼を述べて、鳥はあきらめました…。

赤く色づいたシロダモの実。
 

お茶の花。小さい花ですが密集したおしべが美しい。


夏に花を咲かせていたヤブミョウガも実を付けていました。


ツワブキは満開。あまり注意してみたことはなかったが、結構、真ん中の筒状花が大きいのだな。

雨上がりの里山

2012-10-30 18:46:23 | 生き物・植物
雨上がりの里山の朝です。ひんやりした秋の気配が気持ちいい。

ガマズミの赤い実に雨の雫が美しい。


湿った落ち葉には小さなキノコとたくさんのドングリ。


蜘蛛の巣が太陽の光に輝いていました。見ればジョロウグモがせっせと営巣中。前足で足場の糸にぶら下がり、一番後ろ足でおしりから糸をたぐり出し器用に張っていました。
 

ツワブキの花。


花が咲いている山桜の老木。周りの木々がまだ青々している中、この木だけがすっかり葉を落としていました。
 

2012.10.31 追記
写真だけとりあえずアップロードして後で記事を書こうと思っていたら、下書き設定ではなく思いっきり公開設定でアップしていました。
なので、後から説明を入れています。すんません。

冬への気配

2012-10-24 18:20:20 | 生き物・植物
昨日の23日は、二十四節気の霜降でした。暦の上では霜が降りる頃なんですね。
道ばたもそろそろ冬の気配がちらほら。

用水路の脇を散歩していたらキィーキィーキチキチキチとモズの高鳴きが聞こえてきました。
高鳴きはモズの縄張り宣言。これでもかと目立たせるように電柱の上で鳴いていました。
モズが高鳴きを聞くと、いよいよ秋も深まった感じがしますね。


モズは他の鳥の鳴きまねもするんですよ。漢字で”百舌”と書くのは鳴きまねが上手いからだそう。
私も、以前モズがシジュウカラの鳴きまねをしているのを聞いたことがあります。
そのモズくんは家の庭の木瓜にトカゲの早贄をこさえてくれたんで、ちょっと迷惑でしたが(笑)

さて、用水路に目を向ければ、浅い水の中に植物が生えています。どうやらクレソンのようです。
人様の用水路なのでやらないけれど、ちょっと摘んで食べたいという誘惑にかられそう。
 

用水路にそって歩くと、水があまり流れていない用水路と分岐。
こちらはイヌダテやジュズダマが用水路の中にたくさん生えていました。
ジュズダマはその名のとおり、数珠玉のような堅い実を付けます。中心にちょうど糸を通しやすい穴まで開いていて、まさに数珠玉。子どもの頃には、実を集めて遊んだものです。


こちらはシロザとノゲシ。
 
シロザは花をつけた姿よりも、春の白い粉を吹いたような若葉のほうが印象が強いですね。花は地味。

雑木林では、ガマズミの実が赤く色付いていました。風が強く枝が激しく揺れていたので、何とか見られる写真になったのはこの1枚だけでした。


丘の北側であまり日の当たらない斜面にはひっそりとツワブキが花をつけていました。
まだ一輪だけでしたが、蕾をたくさん付けていたのでこれから楽しめそうです。

秋の雑木林

2012-10-22 18:58:33 | 生き物・植物
6月にもキノコの写真をアップしましたが、やはり、キノコの旬と言えば秋ですよね。
笹薮の落ち葉の中にキノコを見つけました。
写真のコントラストが強すぎて今ひとつわかりにくいですが、肉厚の椎茸のようで美味しそう。食べる気はないけれど。


こちらの2種は、華奢な感じ。


斜面に見慣れない白い花が咲いていました。
遠目だったので今ひとつ花の形がわかりにくく、望遠で撮影して家で調べたところ、マルバフジバカマという植物でまず間違い無さそう。
北アメリカ原産の帰化植物なのですが、繁殖力が旺盛な上に普通は帰化植物が入り込みにくい植生の安定した林地にも入り込んでしまうのでかなり困った花のようです(※参照)。
この斜面はカタクリやニリンソウなど、植物の種類が多い貴重な斜面なので植生環境を変えてしまわないといいけれど。


近くには、近縁のヒヨドリバナ(ヒヨドリソウとも)が咲いていました。筒状の花からヒラヒラ出ているのは雌しべ。秋の七草のフジバカマも同じヒヨドリバナ属。


野菊2種。白いのはシラヤマギク。別名ムコナ(婿菜)。紫色のは、たぶん、ヨメナ(嫁菜)。
婿と嫁が揃って咲いていました…と言いたいところですが、ヨメナはノコンギクやユウガギクなど似た植物が多いのでヨメナかどうか自信なしです。
 

足元を見ながら歩いていたら、道に桜の花びらが。驚いて周りを見回したら、山桜の高木が花をつけていました。
ソメイヨシノの場合、秋の台風などで葉が落ちてしまった後にちょっと温かくなると、春と勘違いして花を咲かせてしまう場合があります。山桜でもそうなんですね。
この山桜もほとんど葉をつけていませんでした。かなり老木で樹高も10m以上ありそう。もしかしたら樹勢じたいも弱っているのかも。



(※参照)降幡, 和弘 (2009),“外来植物マルバフジバカマ(Eupatorium rugosum)が二次林植生へ与える影響”, 第10回 横浜国大 生態学分野 若手研究者のつどい 2010年12月16日閲覧。

群落!

2012-10-18 16:39:09 | 生き物・植物
暑いから…と散歩をさぼっているうちに、すっかり秋が深まっていました。
それでも、やっと昨日から散歩を再開しました。
昨日撮影した写真をアップします。

稲刈りもヒガンバナも終わってしまって、休耕田は枯れ野の雰囲気。
イヌダテが大きな群落を作っていて、ピンクに染まっていました。
 
これだけ集まると、イヌダテもなかなかきれいなものです。

そこから少し離れた用水路の側にはセイタカアワダチソウの群落が。嫌われ者のセイタカアワダチソウですが、晩秋の河原では華やかな存在感があります。


用水路には、キツネノマゴやミゾソバが咲いていました。
 
キツネノマゴの由来は花房が狐の尻尾のようだから、という説がありますが詳しいことはわからないようです。
名前も姿も可愛らしい草ですが、地味すぎてなかなか咲いていることに気がつかれない。

河川の土手には野菊の群落。ヨメナかな?


少し足を伸ばした林にはお茶の木が花をつけていました。

狭山茶どころで育った自分としては、ちょっと懐かしい花です。
お茶の花が咲くともう冬が来るイメージなんですが、まだ温かいなぁ。昔の冬はもっともっと寒かったよ。