みちくさをしながら

いろいろあって、生活を見直している日々。

ケリをつけたぜぇ

2005-10-31 17:04:25 | ネオロマンス
木曜日の話になりますが…。

密林から『ワンダと巨像」を発送したとのメールが入ったので、やり残していた『十六夜記」のケリをつけんとがんばりましたよ、夜中の2時まで(笑)
残っていたのは、義経の十六夜エンディングだけだったんだけど、主人公のレベルをMAXにしたいし協力技もコンプリートしたいし…と。
四神戦なんか3回も繰り返したさ(耐性属性は攻撃を受けないと付かないのだよ。しかも、高いレベルの耐性はボス戦じゃないとダメだし)。
で、やっと義経十六夜エンドを見てさ、さすがにそれなりに力の入ったシナリオでさ、最後にセーブしてしみじみと余韻に浸りながらスチル集を開いたらさ………。
義経のスチルが1枚抜けているじゃないですか!
どこで取り漏れたんだ!何が悪かったんだ!
慌てて攻略サイトをのぞいたら、「遙か3」で義経EDを1度でもクリアしていたら絶対に行かないであろうルートでスチルを入手することがわかりました。
クリアの達成感も余韻もすべて消え失せて、疲労感だけが残る夜中の2時。丑三つ時。

でもね、特殊技でもそういうルートで取得するものがあったのよ。
要は、イベント失敗に至るようなルートまで全てなめるようにやれということらしい。
まあ、「遙か3」のデータを引き継がないで「十六夜記」を始めからプレイしていたらすんなり取れるイベントだと思うんだよね。
でもさ、「遙か3」をクリアした後だったらデータを引き継ぎたいし、一度見たイベントは何度も見たいとは思わないよなぁ。
ただでさえこのゲームは、全員のイベントを見ようと思ったら同じルートを何度も何度も何度も何度も繰り返さなくちゃいけないんで、飛ばせるところは飛ばしたいと思うもんなぁ。
大人は、何かと忙しいしな。

結局、土曜日になんとかスチルゲットしてすべてのEDをコンプリートしました。
なんだかんだと不満も言いましたが、充分楽しみましたよ。
「遙か3」の追加イベントとしてではなく、ゲーム単体としても充分遊べるんじゃないかな。
とにかく値段分の元は取れましたね。

さてさて、次は「ワンダ」だな。


祝!千葉ロッテ

2005-10-27 15:36:04 | 雑記
まさか4タテとは思いませんでしたねー、日本シリーズ。
しかも、第3戦までぜ~んぶ10点ゲーム。体操の得点じゃないんだから。
プレーオフの勢いを持ち越せたロッテと、実戦からしばらく遠ざかっていた阪神の差が出てしまったとは言われているけれど、それにしても、だな。
同じように間のあいたソフトバンクは、負けたとはいえどちらが勝ってもおかしくないほどの善戦だったのだから。
これじゃあ、泣きのツボどころか消化不良気味ですよ~。

話は変わりますが、私の知り合いにロッテファンがいます。
彼は7年前まではウン十年来の横浜ベイスターズのファンでした。
ちょうど7年前、1998年、横浜が優勝したあの年、彼もまた優勝の美酒に酔いしれ、こう言いました。
「贔屓のチームが優勝することが、こんなにも感動的なこととは思わなかった!!
でも、来年、もしまた優勝しても今年のような感激を味わえるとは思えない。だから俺は今からロッテファンになる!
「それは、長く楽しめそうだね。」

その後、彼は本当にロッテファンになり、会うたびに「ロッテの応援は楽しいぞぉ」と長年染み付いた負け犬根性っぷりを発揮していたのですが…。
さて、来年はどこのファンになっているのかなぁ(笑)
楽天なら当分楽しめそうですがね。

ウチの息子が愛される理由

2005-10-20 15:45:24 | 日常の出来事
ウチのおチビは月に一度、生まれた病院で検診を受けています。
と、いうわけで、昨日病院に行きました。

待合室で診察を待っていたときの出来事です。
NICUに通っていたときに見覚えのあるお母さんがいました。
軽く会釈をしたところ、そのお母さん、「あらー!◯◯ちゃん、こんなに大きくなって!うわー、信じられないわー!」と、いきなりおチビの名前を呼んでフレンドリーなご挨拶。
こちらは、思わず「え?え?え?」
だって、私、そのお子さんの顔どころか名前だって覚えていないんですもの。
こちらの名前を覚えられるほど、話をした記憶もないし…。

そうしたら「だっていつも、大きな声で泣いていたでしょう。」
「廊下にも泣き声が聞こえていたから、皆『◯◯ちゃんが泣いてる。ミルクの時間だ、急がなくちゃ』って言っていたんですよ。」

さらに、NICUに通ってたお母さんの間で
「◯◯ちゃん、いました?」「あ、いました、いました」「じゃあ、同じ時期に通っていたんですね♪」
と、いう会話が交わされている、とのこと。
私自身、廊下まで響き渡る泣き声に「どこの子だよ?』って思ったらウチの子だった、ということもあったので、まあ、さもありなんなところもあるんですが(笑)

泣くというのは元気な証拠だからね。
静かな赤ちゃんが多いから、ウチのおチビはかなり強い印象を皆さんに与えていたようです。

「◯◯ちゃん、みんなに愛されていたんですよー。」と言われて嬉し恥ずかしなお母ちゃんなのでした。

帰ってから旦那のこの話をしたら「ウチの息子は指標生物か」と笑っていました。

プレーオフにもらい泣き

2005-10-18 18:30:04 | 雑記
パ・リーグのプレーオフ、面白かったですね~。
ロッテ2連勝のあとの土曜日のホークス9回裏大逆転。そして第4戦ホークスの逆王手。
昨日の最終戦もロッテの8回逆転。しかし、9回ロッテ小林がボール先行で、また逆転か~、と最後までドキドキでした。
本当にどちらが勝っても納得のいく内容で、久しぶりに野球を堪能しましたよ~。

それだけに、試合後は思わずもらい泣きでした。
ホークスの的場が号泣しているのを見ては泣き、松葉杖の城島が的場の肩を叩いているのを見ては泣き、敵将の胴上げを見つめる松中を見ては泣き、目を潤ませる王監督を見ては泣き…。
どうも、負けた男の涙というのは、私の泣きのツボらしいです。
そういえば、ワールドカップで負けたドイツ代表のオリバー・カーンがゴールポストに寄りかかって呆然とブラジル選手を見つめていた場面でも泣いていたよな、私(笑)

でも、うれし泣きするロッテ小林が画面に映ったときも泣いちゃったんだけどさ…。


泣きのツボといえば、「ほぼ日刊イトイ新聞」の企画「日本人の思い」が面白いです。
「第40回 あなたはよく泣きますか」をみると、日本人の泣きのツボがよくわかります(笑)

うぎゃー!な知盛ED

2005-10-16 11:33:49 | ネオロマンス
今回一部ネタバレを含むため、該当部分は白抜きにしてあります。ネタバレOKの場合のみ反転してご覧ください。

将臣の十六夜ED終わりました。
他の人にも言えるのだけれど、正規の恋愛EDに比べて味付けが薄めになりますね。
正規の方は、それぞれ設定された独自ルートがあるので、話が進むにつれてどんどんドラマチックに盛り上がるんですよ。
十六夜は、やはり共通ルートの中でのイベントだから、ちょこっと町に出て語り合うとか、屋敷の中で語り合うとか、スケールが小ちゃい印象を拭えないなぁ。
そのかわり、サービッスショット(義経、将臣、ヒノエの温泉の入浴スチルだ(笑))があるのはご愛嬌かな。

でも、将臣EDでの清盛との和解シーンには、ちょっぴりグッときました
このゲームでは清盛を含め、平家側の人間が大変好人物なので(人格が曲がっている奴もそれなりの理由が描かれているのでね)、どうしても平家側に感情移入してしまうのだよ。

さてさて、平家側と言えば忘れてならない知盛ですが、ちゃんと独自EDがありました。
本当のことを言うと、銀と知盛が別人だったという時点でこのゲームに対するモチベーションは大いに盛り下がっていた私でした。
「今は犬のように従順な銀だけど、これがいつ私に牙を剥くのかしら(ワクワク)」とコントローラー握りしめて攻略していたのに、これが別人だったと発覚したときのショックをわかって下さい(笑)
公式サイトでもあれだけ知盛と同一人物と臭わせていたではないですか。
だからこその銀であって、それが、実は「遙か3」にこれっぽちも出てこない新キャラでした、と言われたところでどうして思い入れることが出来ましょう。


しかし、私のルビー・パーティ◯に対する認識は甘過ぎました。
知盛はあくまでも知盛以外の何者でもありませんでした!

なにしろ、EDに向かう前に一戦交えなければいけないのですが、それがガチンコのタイマン勝負なんですよ(笑)
それも、敵の設定を「強い」にしておかないとEDにたどり着けない周到さ。
私は、普通の戦闘でも知盛戦では仲間を円陣から外してタイマン勝負で挑んでいたほどのアホなので(笑)、このEDにたどり着いたとき、ルビー・パーティーはこの男のツボをよくわかっている!!と感涙にむせびました(笑)

死力を尽くして戦った敵は友(恋人)になる!「魁!男塾」なEDを皆さんもぜひ!

あ、ご褒美のスチルは、見ようによってはとてもエッチです(笑)

リーサル・ウェポン!

2005-10-13 14:39:24 | ネオロマンス
「十六夜記」。着々と進めています。
ヒノエ、敦盛、弁慶、譲、リズ先生の十六夜EDが終わっています。
これは好きな順というより、落としやすい順です。
最初は攻略サイトや本を見ずにやっていたので、偶然イベントがおこった順から進めて行きましたから。
仕方のないことなのですが、目新しい銀ルートに比べると少々飽きますね。
既に、「遙か3」をコンプリートしているゲーマーにとって、再び同じルートを何度も何度も何度も何度も繰り返さなきゃいけないのは、かなり苦痛。
第2章の「春の京」なんか、いい加減にしてくれ、ですわ。
その上、いちいちMIXJOY
せめて、もう少し平泉ルートに進める人がいるといいのだけど。

それにしても、相変わらず神子がすごいです。
以前「遙か3」をプレイしたとき、サイトの掲示板に「神子が漢(おとこ)だ」と書きましたが、「十六夜記」の神子はそんな生易しいもんじゃないです。
弁慶EDなんて、あまりの剛胆さに、これは本当にハッピーエンドなのか???と疑ってしまうくらい(笑)
バッドEDともなると、さらに壮絶です。
特にリズ先生のなんか、ひっくり返りましたよ~~。
凶悪なんてもんじゃないです。ほとんど人格破綻者が剣を握っています。
さながら生きる最終兵器
この神子なら呂布とも十分に渡り合うに違いありません。
年齢対象を12歳以上にしたのもうなずけます。
これを小学生のお子様に見せたら、トラウマになること請け合いです(笑)

しかし、バッドEDのほうがインパクト強いって言うのは、乙女ゲーとしてどうかなぁ(笑)

保険の話

2005-10-10 15:06:52 | 日常の出来事
日曜日にNICUを卒業した赤ちゃんの同窓会がありました。
ウチのおチビは看護婦さんに久しぶりに抱っこされてスヤスヤ眠ってしまいましたよ。
入院中からナース好きな息子だったからね(笑)

おチビちゃんたちが看護婦さんや保母さんと遊んでいる間に、お母さん、お父さんたちでグループディスカッションがあり、苦労をねぎらい合ってきました。

そのときに出た話なんですが、子供を保険や学資保険に加入させようとしたら、未熟児というだけで断られるケースが多いそうですね。
隣のお母さんは「3歳まで生きている保証がないから」と言われたと大変憤慨していました。
そのお子さんは、退院してからはたいへん順調な成長で特に問題もないんですがね。

でも、郵便局や共済を含め3歳まではダメと言われたケースは多いようです。
さらに、やっと3歳になって「さあ!」と思ったら鼠径ヘルニア(いわゆる脱腸)の手術をすることになって、術後1年は認めませんと言われたとか。

未熟児と言っても、退院後まで障害の残るような重症な病気を持つ子は少ないんです。
NICUでウチのおチビのお隣さんだった子なんて400g台のちっちゃい赤ちゃんで、ウチのおチビより長く入院こそしていましたが、退院したときは薬も持ち帰らずにすんでいましたよ(ウチのおチビは自宅でも投薬が必要です~)。

気になってネットで検索してみたら2200g(NICUには入っていないようだ)の赤ちゃんが学資保険に入れなかったケースもあるようです。

加入を認めるかどうかは保険会社の規定によるところが大きいようだけれど、生存のリスクと言うならば、0歳児はみなハイリスクだからね。
なのに、0歳児から加入を認める保険に「未熟児」というだけで門前払いというのはどうだろう。
第一、普通に退院した子でも、後の検診で障害が見つかるケースもあるはず。
それを考えると、頭の先から内蔵までしっかり検査しつくしているNICU出身児は、むしろリスクの程度がはっきりしているとも言えるのでは。

先の担当者の物言いは論外だがな。

昨日の話では、「県民共済は大丈夫らしいよ」という話が出ていました。
認めてくれるところもあるようなので、あきらめずに探してみることも必要かも。

ウチのおチビは無理だろうけどな~~~。

記事にした理由

2005-10-07 15:27:29 | 日常の出来事
10/3日のコメントにあった「未熟脳」という言葉について、別の記事にしてまでこだわった理由は、不安ではなく疑問からくるものでした。

つまり、私は知らないが、「未熟脳という未熟児に特有の症候群が知られているのだろうか?」というものです。
「未熟児には未熟脳というのがあって」という表現は「未熟脳という未熟児に特有の症候群」があるように読み取ることも出来ます。

もしそういうものがあるのなら、それがどういうものか明確にする必要があると思いました。

何しろこれはブログです。
ほとんど知り合いしかこないようなちっぽけなブログですが、何かの弾みに検索に引っかかってやってくる人がいるかもしれない。
その人が、もし「未熟児」というキーワードでやってきていたとしたら…。

おそらくその人は、不安に苛まれてネットで情報を調べているのかもしれない。
未熟児を抱えて、少しでも参考になるものはないかと必死になっているかもしれない。

もし、その人が「未熟脳」という言葉だけをみてしまったら…。

そうでなくても、育児は不安の連続です。
だから、不安を煽ることのないよう、わかる情報だけでものせようと思ったわけです。
だいたい、不安のない育児をしている人は、この記事にひっかからないだろうしね~。

まあ、ネットでざっと調べただけなんでえらそうなことはいえないんですけれど、ははは。

ネットでは、結局、文字通り「未熟な脳」という意味合いで使われる未熟脳という言葉はあっても、それが上記の意味で使われているものは見つけられませんでした。
なので、「未熟脳というものがどういうものかわからない」と書きました。

前の記事の繰り返しになりますが、未熟児は呼吸がうまく出来なかったりして、低酸素などにより脳に損傷を生じる場合はあります。
その結果として、脳性麻痺や知的障害、学習障害を起こす場合はあるようです。
脳障害の可能性については、NICUに入るような未熟児ならMRIをとったり、その後も検診で経過を見ていると思います。
心配があれば、恐れず主治医でも誰でも相談しちゃいましょう!(自戒、自戒)
心配の種は尽きませんけれど、なんとかやって行きましょうね~。

最後に、朱那さん、長々とネタのダシにしちゃってごめんなさいね~~~。m(__)m

未熟脳?

2005-10-05 17:06:53 | 日常の出来事
10/3の記事RSウィルスのコメントに「未熟児には未熟脳というのもあって」と未熟児を持つお母さんから聞いた、とありました。
私は、この「未熟脳」というのがどういうものをさすのかよくわからなかったので、コメントのお返事ではなく、新しい記事として自分の意見を書くことにしました。

したがって以下は、すべて私の個人的な意見としてお読みください。

お母さんがどういう状況でお話しされたのかがわからないので、全く見当違いなことを言っているかもしれません。
また、そのお母さんに対して非難の意図は全くないことをご承知置きください。
もし、「未熟脳」というものについてご存知の方がいれば、教えていただけると幸いです。
私自身、未熟児に関連する疾病や障害についての知識は欲しいですから。

さて、脳の未熟性ですが、未熟というならすべての新生児の脳は未熟です。
ただ、未熟児の場合は、より未熟な状態で生まれてしまいますが。
だからといって、未熟な状態にとどまり続けるわけではありません。
これは普通の子と同じです。

発達は、特に問題のない子でもゆっくりめだそうです。
そもそも、早すぎた誕生なのですから生まれた日から換算したのでは遅れて当然。なので出産予定日から数えた「修正月齢」という考え方をします。
もっとも、修正月齢でみても遅めの発達にはなるようです。

脳障害については、仮死、低酸素、脳出血、黄疸などの後遺症として脳性麻痺や知的障害がおこる場合があります。
学習障害(LD)がみられる場合もあるようです。
しかし、これはすべての未熟児におこることではありません。

※参考にしました。「おおきくなぁれ~676gのいのち~」
(676gの赤ちゃんのご両親が作られたサイトです。未熟児についてとてもよく調べられていて参考になりました。)

学齢期に入って、特に今まで問題が出ていなかったのならLDを心配していらっしゃるのかな、とも思いますが。
LDは原因として中枢神経系に何らかの機能障害があると疑われていますが、医学的にどのような機能障害によるものかははっきりしていません。
さらに、平成14年に文部科学省が調査研究会に委嘱して実施された「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒の全国実態調査」の結果ではLD,ADHD,高機能自閉症を含む特別な教育的支援を必要とする児童生徒は,約6%の割合で通常の学級に在籍している可能性があるとしているように、これらの発達障害は思っている以上にポピュラーなのではないでしょうか。
したがって、仮にLDがみられたとしても、その原因が未熟児だったことに起因するかどうかはわからないと思います。

これは、私の考えですが、未熟児は体内でしっかり育った新生児より余力がないんだろうな、と思っています。
とにかく、生命の維持で精一杯という時期が長いものですから、ある程度の時間と体力がつかないと、「発達までは気が回らんよ、お母ちゃん」といったところではないか、と。
だからスタートラインが遅れてしまうんじゃないかと思っているんですが。

もちろん、臓器に様々な合併症が起こりうる以上、脳についても同様のリスクを抱えているのは間違いないでしょう。
しかし、それはあくまでも確率の問題であって、すべての子におこるわけではない。
本当に発達遅滞がみられるならば、専門家の支援など適切な対処が求められるでしょう。
しかし、未熟児で生まれたからといって必要以上におそれるのも、精神衛生上よろしくないと思うのですが。親にとっても、子供にとっても。

ま、これは自分にとっての自戒でもあります。
いやホント、心配しだしたらキリがないからね(笑)

RSウィルス

2005-10-03 16:16:50 | 日常の出来事
先週は何かと忙しかったです。
保健所主催の子育て教室やら、おチビの病院通いやら。

この子育て教室は、1500g未満で生まれた赤ちゃんとその家族を対象にしたもので、先週は小児科医を呼んでの質疑応答でした。
免疫関係の話が主だったのですが、未熟児以外のお子さんでも参考になる話だったので、そのご報告を。

その前に未熟児について若干の補足説明をしておきます。
たぶん、低出生体重児と言ってもよくわからない人が多いと思うからね~。
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低出生体重児=2500g未満で生まれた児の総称。さらに細かい分類として、極低出生体重児(1500g未満)、超低出生体重児(1000g未満)がある。
早産児=妊娠37週未満で生まれた児の総称。その中で22週以上28週未満で生まれた児は超早産児という。
特に決まりはないが、体重や在胎の如何を問わず未熟傾向の認められる児を未熟児という。
このような未熟性の強い赤ちゃんは生まれてからしばらくはNICU(新生児集中治療室)での治療を受けることとなる。

ちなみにウチのちびちゃんは、27週、898gの超早産児、超低出生体重児でした。
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さて、本題。
未熟児だった赤ちゃんにとってなぜ免疫が問題になるかと言うとですね。
胎児が母体から免疫を受け取るのは妊娠後期(34,5週くらい)だからなんです。
よく生後6ヶ月までは風邪を引かないと言うでしょう。これのおかげです。
しかし、ほとんどの早産児は母体からの免疫を受け取らずに生まれてしまう。
また、人工呼吸器や高濃度の酸素による治療で、程度の差こそあれ気管支や肺にダメージを受けていることが多い。
そのため、ただの風邪がえらいことになって、再入院を余儀なくされることも多いわけです。

特に、問題なのがRSウィルスによる感染症です。
いわゆる風邪の原因ウィルスの一つで2歳までに100%の乳児が感染すると言われるほどポピュラーなものなんですが、1歳未満の乳児、未熟児、呼吸器疾患や心疾患を持つハイリスク児は重症化する場合が多い。

これが問題なのは、病気の進行が早いこと。
半日であっという間に重くなるそうだ。RSウィルス感染症に関しては様子を見ている余裕はない。
熱はでないこともあるが、呼吸数が増え、苦しそうな浅い呼吸で「ぜーぜー」という音がしだしたら夜中でも即病院へ連れて行くこと。

なお、小児科専門医でなければ診断できないこともあるので(ぜんそくと間違える場合もあるそうだ)必ず小児科医のいる病院で診断を受けること。
できれば大きめの病院が望ましい。(その先生はクリニックを経営している方でしたが、即、二次、三次医療機関へ搬送するケースも多いとおっしゃってました。)

治療法はなく、治癒は本人の抵抗力による。
免疫がつきにくいウィルスではあるが、普通は2、3回かかるうちに軽くすむようになるそうだ。
ハイリスク児でなければ、抵抗力のつく2歳頃にはそれほど心配する病気ではなくなるそうです。まあ、風邪ですからね。

予防について、ワクチンはありませんがウィルスに対する抗体のパリビズマブという注射薬があります。(製品名はシナジス)
でも、一番の予防は人ごみをさけること。
家族がウィルスを持ち込まないこと。外から帰ったら手洗い、うがい、基本ですね。

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シナジスは、ウチのおチビも去年接種しました。
これは2002年に認可されたばかりで、まだウチみたいな特別な子にしか保険が適用されません。
1本10万円くらいだと思います。(保険3割で3万円ぐらいだったから)
しかも、1ヶ月で抗体はなくなってしまうんだな、これが。
だから、RSウィルスが流行する10月~3月の6ヶ月間、毎月病院に接種しに行かなきゃならない。
筋肉注射だから、痛いし~~~。

今年の接種はこれから主治医と相談するつもりですが、どうしようかなぁ。
ウチは肺疾患と心疾患も持つハイリスク児なんで打っておいた方が安心なんですけれど…。
今年は体重も増えているから、接種するとしたら1回に2本打つことになるんだよね~。
保険適用になっているといいなぁ(切実)

なお、シナジスで重篤な副反応がでたと言う話は聞きません。(主治医もそういっていた)
認可されたばかりだから、これからもでないかはわからないけれど。
でも、どう考えても副反応がでる確率より風邪を引く確率の方が圧倒的に高いよ