みちくさをしながら

いろいろあって、生活を見直している日々。

同情するならカネをなんとかしてくれ

2006-09-13 19:46:22 | 雑記
さてさて、今日はお金にまつわるお話を。
お金の話なんて品格が無いわ、なんてぇ言わずに少々お付き合いくださいませ。

おチビの通う施設は、今までにも何回か書いた通り「知的障害児通園施設」です。
これが、4月1日から施行された「障害者自立支援法」の対象になっています。
この法律の一番の目玉は応益負担、つまりサービス受けたきゃカネを出せ受けるサービスに応じた負担を、ってことは皆様ご承知の通り。

で、おチビの施設も法律適用になる10月から本格的に利用料を払う事になり、先週やっと施設から金額の説明がありました。

その利用料ですがね。
利用料:日額834円(定率負担分1割)×利用日数
食費:大人650円 子ども428円×利用日数

日額1,912円也。
使用料は貧乏人も金持ちも関係なく一律の負担なのでございます。

まあ、上記の金額が利用料として適正かどうかは、私は判断できません。
しかしながら、この金額では、正直きびしい家庭が多いでしょうね。乳幼児を抱える世帯は若い世帯が多いですから。
ウチだって、今は週1だけど、徐々に利用日数を増やしていくつもりだったんですがね。
しかも、障害が複数に渡り、例えば肢体不自由児施設にも通う場合、そちらの料金も負担になる。
補装具の費用や育成医療などの医療費も「障害者自立支援法」に統合されたので、そちらの負担も増える。
つまり、障害が重ければ重いほど負担が増えていくってぇ寸法です。

でも、それも当然とおっしゃるんでしょうねぇ。「自立支援法」は受けるサービスに応じた負担、いわゆる「応益負担」なんですから。

ご存じない方も多いと思いますが、今まで障害児の通園施設は「措置入園」といって児童相談所が入園を決定し、親の収入に応じた負担が設定されていました。
能力に応じた負担「応能負担」ってぇやつですな。

今まで、「応益負担」の代表的な制度として、道路特定財源に充てられるいわゆる「ガソリン税」(揮発油税及び地方道路税)がありました。
これは、自動車の燃料を使った人や自動車を持っている人に道路の建設・維持のカネを負担してもらおう、というものです。
しかし、歩く分には道路は傷まねぇし、公共交通機関を利用する分には何の問題も無い。
つまり、払わないことを選択しても、他に目的を達するための手段があるんですわ。

しかし、福祉の場合、利用者はそれを利用するしか他に手段が無いんですね。
サービスを受けないという選択は、即、生活の質の低下に結びつく。
利用者にはそのサービスを受ける他に選択肢が無い場合、応益負担の導入は慎重であるべきだと思います。

さて、通園施設ですが、これは障害を持った子どもの発達支援(療育といいますがね)が大きな目的です。
大人のリハビリテーションが社会復帰のための訓練であるとするのなら、子どもの療育は社会参加のための訓練と言いましょうか。早期から療育を受けられるかどうかは、その子の自立に大きな影響を与えるといわれています。
それに、親にとってもですね、通うメリットは大きいんですわ。子どもたちの特徴に合わせた接し方を学ぶ、というのかな。まあ、普通の育児よりもいろいろとコツがいるわけです。
それに、障害児の親同士のつながりもできるので、それによる精神的な支えあいも大きい。

もし重い障害を持った幼児を抱え、さらに金銭的理由で施設を利用できないという世帯では、その幼児が発達支援を受けるチャンスを失うだけでなく、親の孤立化を招く可能性が大きい。その場合、虐待のリスクが発生することも考慮されなければならないだろうと私は思います。


しかし、今度のニホンコク首相になろうというお方は、社会保障費の負担を増やすってやんわりと言ってたな…。

気がつけば

2006-09-06 18:56:44 | その他のゲーム
FF12、プレイ時間が100時間超えてました…。

にもかかわらず、まだクリアしていません。
つうのも、サブイベントがやたら豊富だから。
本筋のストーリーはすっかり忘れてしまっているので、久しぶりに本筋に戻ると「えっ、こんな話だっけ?」とか「こいつ誰だ?」とかいう事もたびたび。
まあ、こんなにも長く楽しめるのだからお得だと思うべきか。

それしにても、後半に進むに連れて単調になっていく印象がありますね。
ストーリーだけでなく、マップも。
ストーリーに全く絡まない地点が多いのも気になります。「隠し召還獣」がいるだけ、とか。
その隠し召還獣も「アドメラク」(ダイスダーク兄さん~!)や「アルテマ」とか、FFTやっていた人間には「隠し」じゃもったいないと思うものばかり。
今となってはわからないけれど、本当は「隠し召還獣」も本筋のストーリーに絡ませるつもりでいたんじゃないかな?
松野さんが途中降板してしまったのが、返す返すも残念。もっとドロドロした壮大なストーリーになったろうに(笑)

でも、モンスターをハントするのがメインのゲームだと思えばなかなか楽しい。
まあ、私はストーリー追うより編成画面見ながらあーでもないこーでもないとぐだぐだするのが好きな人間だから(笑)
ガンビット(まあ、人物を動かすプログラムみたいなもんだ)が思い通りにばちっとハマったときはとても気持ちが良い。

まあ、時流乗り遅れの話題はこの辺にして。

近所のゲーム屋に「FF3」を探しに行って、ちょっとびっくりした事が。
「FF3」が売り切れ入庫未定だったのは、まあ、予想通りというか、驚かなかったんですがね。
驚いたのは『女性向け恋愛アドベンチャー』が一つのジャンルとして1コーナー展示されていた事です。
それも、入ってすぐ。以前なら超大作RPGがディスプレイされていた場所に。
しかも、目の高さ、一番目立つところに「ときメモGS2」は、まあそうだろうとおもったのですが、その同列に「薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク」という、お耽美なBLゲーが…。

正直、引きました(笑)

いやあ、私らが若い頃はこういう趣味は隠しながら細々と生きて来たものなので、「白昼堂々と歩いていいんだよ」と言われてもどうしていいかわからないというか(笑)

しかし、あのディスプレイは、なぁ。
今やゲーム購入のメインは女子になっているのか???


ところで「薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク」のタイトルで真っ先に連想したのは、いしかわじゅんの『薔薇の木に薔薇の花咲く』だったんでゴンス。
やはり、私にお耽美は縁遠いでゴンスなぁ。

背景変えました

2006-09-05 19:01:54 | 雑記
そろそろ秋らしくしようと、背景を変えてみました。

花の種類は「キクイモ」です。
撮影したのは3年前なのですが、近くの川の土手が真っ黄色になるほど一面に咲き誇っていました。
しかし、その数日後にもう一度行ってみたら、きれいに草刈りされてしまってお花畑の面影は無くなっていました。

それから秋になるとその場所に行ってみるのですが、あの年のような見事なお花畑にはお目にかかれません。
ちょこちょこっとは咲いているのですが。

自然の景色は一期一会だなぁとつくづく思います。
特に、郊外は変化が激しいですから。
あのときカメラを持っていたのはラッキーだったと思いつつも、もう少しちゃんと撮影すれば良かったとも…。

身近な自然に目を向ける余裕は持っていたいものです。

◆キクイモ:北アメリカ原産の帰化植物。花期は9~10月。