旦那、週末に病院に行ってきました。幸いインフルエンザではなかったようです。
それにしても、先週はおチビも一日・二日おきに病院に通っていました。
入院じゃなかっただけマシだと思わなくちゃ行けないんですけどね。
でも、混雑した待合室で1時間、2時間待ちになると別の病気をもらいそうで嫌ですよ(私の菌は、病院でもらったと思う)。
今回も周りはゴホゴホやっているし、診察室から『インフルエンザ』って声が聞こえてくるし、おチビはマスクを嫌がるしで、お母ちゃんはかなりナーバスになっていました。
もっとも、ゴホゴホが皆インフルエンザってわけじゃないのはわかってるんですが。
報道では感染のピークは超えたということですが、油断はしちゃいかんですね。
ところで、待合室で女性週刊誌を見ていたら、ちょうど『タミフル』に関する記事が載ってまして。
そのタイトルが『これでもあなたは子どもにタミフルを飲ませますか』
女性週刊誌の記事が扇情的なのは今に始まったことじゃないんですけれど、こういう命に関わることまで感情を煽るような紙面作りってどうなんですかねぇ。
それにこの記事に限った話ではないのですが、必ずお決まりのように『日本人は薬に頼りすぎ』というオチを持ってくるのも気になるんですよねぇ。
と言うのも、ちょうど待合室にいたときに診察室から、「もう知っていると思うけれど、君は10代だからタミフルは出せないよ」って言っているのが聞こえてきちゃったんですよ。
なんだか、『出した方がいいと思うけれど、出せないよ』ってとれる言い方だったのが気になって。
まあ、他の薬は処方されていたみたいだし、もう1人で病院に来るような少年(たぶん中学生か高校生)だから、タミフルに頼らなくても大丈夫なのでしょう。
医者もちゃんと個別のケースごとに対応していると信じたいのですが。
今回、もろもろのタミフルに関する報道で気になったのは、薬の副作用を重視するあまりインフルエンザそのものを軽視する傾向が見られたことです。
だから、『薬に頼りすぎ』という言説が出てくるのだと思いますが。
でも、例えば、ですよ。
高熱を出してグッタリしている子どもを病院に連れて行ったのに、医者が「インフルエンザだから、寝ていれば治ります」といって全く薬を出さなかったら、その親は納得できるのですかね。
そんでもって、帰宅したら子どもの容態が急変して肺炎になったりインフルエンザ脳症などの合併症を起こしたら、「寝ていれば治る」と言った医者の診断を『医療ミス』だと絶対に言わない覚悟があるんですかね。
子どもの容態なんか、半日で急激に悪化したりするもんなんですよ。
あるいは、幼い子を「薬に頼らなくても治る」と病院にも連れて行かず合併症を起こしたら、どうするんですかね。
そもそも、日本でタミフルがよく使われるのは、国民皆保険制度のおかげでとりあえずお金の心配をしないで迅速に(48時間以内に)医療機関を受診できるからではないのですかね?
医者だって、効く薬があるのならそれを使わない手はないと思うでしょう。
それは『薬に頼り過ぎ』と責められることなんですかね?
耐性菌の出現を心配する声もありますけれど、それだったら他の抗生物質も同じことで、何もタミフルだけが責められる筋合いではない。
私自身は、タミフルの効果と比べて副作用のリスクが騒がれるほど高いとは思えないのですよ。
少なくとも『全面禁止』にするほどだとは思えない。
この薬がこれだけ騒がれたのは、副作用(じゃないかもしれないけれど)が『異常行動』であった、という点にあったのではないですかね。
つまり、ニュースとして『面白みがあった』からなのではないか、と。
だいたい、これだけ騒がれたら、ノセボ効果(偽薬でありもしない副作用が出ること)が出てくるんじゃないか、と。
タミフルの副作用は「精神面への効果」なのだしね。
まあ、私の見方は、ウチのおチビが確実にタミフルを処方されるハイリスク群(心肺に障害がある)にあることに影響されていると思いますよ。
私と旦那も、おチビに移さないためにインフルエンザにかかったら処方してもらうつもりだし。
だから、どうしても「処方OK」にバイアスがかかりがちです。
普段健康なお子さんを持つ親御さんは、やっぱり、悩むでしょうね。
でも、薬のリスクばかり見て病気のリスクを無視する傾向というのは、やはり、おかしいと思うのですよ。
(追記)ちょっと書き忘れたことがあったので、追記をば。
もちろん、今でも10代以下の子どもにはタミフルが処方されうるわけです。懸念されるのは、『タミフルが怖い』という印象が広がることで、処方された薬を飲みきらずに、症状が多少良くなったところでやめてしまう親御さんも出てしまうのではないかということです。薬についての知識がきちんと周知されず不安を煽る、この状況というのは耐性菌の出現にせっせと手を貸しているということになりかねないのでは、と。
それにしても、先週はおチビも一日・二日おきに病院に通っていました。
入院じゃなかっただけマシだと思わなくちゃ行けないんですけどね。
でも、混雑した待合室で1時間、2時間待ちになると別の病気をもらいそうで嫌ですよ(私の菌は、病院でもらったと思う)。
今回も周りはゴホゴホやっているし、診察室から『インフルエンザ』って声が聞こえてくるし、おチビはマスクを嫌がるしで、お母ちゃんはかなりナーバスになっていました。
もっとも、ゴホゴホが皆インフルエンザってわけじゃないのはわかってるんですが。
報道では感染のピークは超えたということですが、油断はしちゃいかんですね。
ところで、待合室で女性週刊誌を見ていたら、ちょうど『タミフル』に関する記事が載ってまして。
そのタイトルが『これでもあなたは子どもにタミフルを飲ませますか』
女性週刊誌の記事が扇情的なのは今に始まったことじゃないんですけれど、こういう命に関わることまで感情を煽るような紙面作りってどうなんですかねぇ。
それにこの記事に限った話ではないのですが、必ずお決まりのように『日本人は薬に頼りすぎ』というオチを持ってくるのも気になるんですよねぇ。
と言うのも、ちょうど待合室にいたときに診察室から、「もう知っていると思うけれど、君は10代だからタミフルは出せないよ」って言っているのが聞こえてきちゃったんですよ。
なんだか、『出した方がいいと思うけれど、出せないよ』ってとれる言い方だったのが気になって。
まあ、他の薬は処方されていたみたいだし、もう1人で病院に来るような少年(たぶん中学生か高校生)だから、タミフルに頼らなくても大丈夫なのでしょう。
医者もちゃんと個別のケースごとに対応していると信じたいのですが。
今回、もろもろのタミフルに関する報道で気になったのは、薬の副作用を重視するあまりインフルエンザそのものを軽視する傾向が見られたことです。
だから、『薬に頼りすぎ』という言説が出てくるのだと思いますが。
でも、例えば、ですよ。
高熱を出してグッタリしている子どもを病院に連れて行ったのに、医者が「インフルエンザだから、寝ていれば治ります」といって全く薬を出さなかったら、その親は納得できるのですかね。
そんでもって、帰宅したら子どもの容態が急変して肺炎になったりインフルエンザ脳症などの合併症を起こしたら、「寝ていれば治る」と言った医者の診断を『医療ミス』だと絶対に言わない覚悟があるんですかね。
子どもの容態なんか、半日で急激に悪化したりするもんなんですよ。
あるいは、幼い子を「薬に頼らなくても治る」と病院にも連れて行かず合併症を起こしたら、どうするんですかね。
そもそも、日本でタミフルがよく使われるのは、国民皆保険制度のおかげでとりあえずお金の心配をしないで迅速に(48時間以内に)医療機関を受診できるからではないのですかね?
医者だって、効く薬があるのならそれを使わない手はないと思うでしょう。
それは『薬に頼り過ぎ』と責められることなんですかね?
耐性菌の出現を心配する声もありますけれど、それだったら他の抗生物質も同じことで、何もタミフルだけが責められる筋合いではない。
私自身は、タミフルの効果と比べて副作用のリスクが騒がれるほど高いとは思えないのですよ。
少なくとも『全面禁止』にするほどだとは思えない。
この薬がこれだけ騒がれたのは、副作用(じゃないかもしれないけれど)が『異常行動』であった、という点にあったのではないですかね。
つまり、ニュースとして『面白みがあった』からなのではないか、と。
だいたい、これだけ騒がれたら、ノセボ効果(偽薬でありもしない副作用が出ること)が出てくるんじゃないか、と。
タミフルの副作用は「精神面への効果」なのだしね。
まあ、私の見方は、ウチのおチビが確実にタミフルを処方されるハイリスク群(心肺に障害がある)にあることに影響されていると思いますよ。
私と旦那も、おチビに移さないためにインフルエンザにかかったら処方してもらうつもりだし。
だから、どうしても「処方OK」にバイアスがかかりがちです。
普段健康なお子さんを持つ親御さんは、やっぱり、悩むでしょうね。
でも、薬のリスクばかり見て病気のリスクを無視する傾向というのは、やはり、おかしいと思うのですよ。
(追記)ちょっと書き忘れたことがあったので、追記をば。
もちろん、今でも10代以下の子どもにはタミフルが処方されうるわけです。懸念されるのは、『タミフルが怖い』という印象が広がることで、処方された薬を飲みきらずに、症状が多少良くなったところでやめてしまう親御さんも出てしまうのではないかということです。薬についての知識がきちんと周知されず不安を煽る、この状況というのは耐性菌の出現にせっせと手を貸しているということになりかねないのでは、と。
>予防的な意味でタミフルを飲んだ人
高齢者関係の施設とか、数としてはそこそこいると思うんですけれどね。
それとも、高齢者にはこういう作用が出ないってことなんですかね~?
>高熱が出てうなされて幻覚見たり、って普通にありますよねえ。
私も覚えがあるんです。
小学生の頃、祖父の家で熱を出してうなされていたら、天井に何か浮いてました(笑)
そのときはお化けを見たと思ってましたがね(笑)
ウチなんかもそうなんですけれど、言葉で意思を交わせないから、病気になるとしんどいんですよね~。
だったら、長く苦しませるよりも、1日でも早く身体を楽にしてあげたいって思いますよ~。
「異常行動」なら親の力で何とか阻止できるけれど、肺炎などの合併症になったら親としては祈るしかないですから。
この一連の騒動、
インフルエンザ脳症でお子さんを亡くしたり重度の後遺症が残った人などは
どういう風に見てるのかな、と思います。
あと、熱が出てなくて予防的な意味でタミフルを飲んだ人が異常行動を起こした例って今まであるんでしょうか?
インフルエンザにかかったら重症化しそうな人(お年寄りや持病のある人とか)は
家族が罹ったときに飲みますよね。
熱が出てなくて飲んで異常行動、って私はまだ聞いたことがないような気がするんですが。
(ニュースをマメに見てないだけかもしれませんが)
私の周辺の十代ぐらいの子どもの親御さん(障害児じゃない子の)が
「タミフルがなかった頃も”幻覚見た”とか言って騒いだりしたこともあったけどなー」とかおっしゃるのもよく聞きますしねえ。
高熱が出てうなされて幻覚見たり、って普通にありますよねえ。
それが何でまたタミフルのせいだ、になるんでしょうかね?
予防的にタミフル飲んで異常行動を起こす例が数件確認されたら
タミフルヤバいのかな?って思えるんだけどなー。
医療現場も処方したいのに出来ない、って感じらしいですのう。
うちは体質的に弱いわけじゃないけど
飲まなくても家を飛び出したりするからあんまり関係なさそうだし
医者に頼んでタミフル処方してもらいたいなあ。
処方前に親なり本人なりに確認して
念書を書いてもらうとかしてでも処方できるといいんですがねえ。