余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

業はまた

2021-01-30 01:40:33 | ウイルス時代(短歌)
業はまた
資本の流れが
増大に
なっていくごと
ぞことぼこに
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2021-01-30 01:31:57 | 雪の島の詩
過去と未来に捕われて
鳥の行方を見失う
鴉か梟か鳩か雀か
その羽ばたきも空の底
そばにいた
私は鳥になり損ねた
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2021-01-30 01:30:24 | 雪の島の詩
燃える手の平にかぶせられた
酒をあおり、崩れふせ
もう一杯
忘れるようにかぶせていく
味はとろけて
とろけていく
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ヒーロー

2021-01-30 01:27:05 | 雪の島の詩
まとうマントをなびかせて
剣を振りかざす
宙宇に浮かぶ闇の蝶
溺れる闇は鵺がちらり
リズムを刻んでいる風ひらら
変幻自在の目の中心は
奇妙奇天烈かもしだす
ひとつ修羅の固まりに
比率はマントが染めあたえる
渇いた喉に剣一振り
身体に隠されたぎざぎざの傷
マントがそれに応えてくれる
炎の蝶は闇に映える
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詩について2

2021-01-30 01:24:10 | 雪の島の詩
ひとりになり詩を書く
なんとはなしに書いていく
手をすべらせて

詩書きは止まらない
疑問はなく
すらすらと

詩をみる 詩を読む
やがて疑問を生む
詩とはなんなのか
まずは詩の役割から

答えはない
そこから疑問は移行
詩の定義とはなんだったか
様々の回答
疲れ果て

それでも詩はやむ事はない
その中心にはなにか
探し物か、革命か、侵略か、

満足はできない詩の痛み
詩は物語とする

詩人はいないが
詩は存在する
これは五感の一つをなくしているから

さらにゆくなら
詩は死生
イコールとした
日本のなか日本人として
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