余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

泣きまね

2021-04-10 00:12:01 | 天秤の詩
うわ―――――――――――――
―――――――――――――――
――――――――――――――ん
しくしく しくしく


え――――――――――――――
―――――――――――――――
――――――――――――――ん
しくしく しくしく
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チェアー

2021-04-10 00:10:54 | 写真の扉の詩
僕にくっついていて
君の温もりが好きだから
僕のひざの上においで
君の重さを感じたいから
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不感症

2021-04-10 00:09:33 | 花弁の詩
顔は無表情
こころはカラッポ
手の平にしわは無く
瞳には無数の傷
涙は枯れて笑い顔
滴り落ちる汗の皮膚
表情を覆う過去の仮面
未来を墜落する唇
優しさの不完

ついばまれるリンゴ
リンゴに群がる虫
冷たい空気
空を覆う灰の雲
タバコの吸殻
一本の砂利道
鈴虫の音
日の暮れかける手前
お墓
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体温

2021-04-10 00:07:04 | 雪の島の詩
君は僕の何を受け入れたのか
僕の体は冷えている
君の体も冷えている
僕は君を崩壊させた
淡さも深さも絶望して
僕は君の手を離す
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