忘れる?
忘れない?
忘れたくない?
僕の脳はいったいどうしたの
言うことを聞いてくれない
君を忘れるわけがない
でも忘れる?
そんなことない
夢でさえみるのに
苦しい?
こわい?
そばにいて
ふれていて
こんなに愛していること
こんなに愛していたこと
おぼえている?
おぼえていて
わすれないで
このぼくを
『ウ光を当てないで下さい
かわいいけれど
突然だからびっくりするじゃないですか
耳だってととのってないし
はずかしいわあ
めちゃはずかしいわあ
僕はすき――
いつだったか君にあった恋心はなくなって
いつだったか僕の恋だけが
育まれ成長が止まることはない
雲に届きそうな恋の木は
一本だけ高いせいで
もはや誰にも気付かれない
こんな声さえ聞こえてくる
「邪魔な木だね」
君に届かないなら
いっそのこと枯れてしまおうか
君が僕を見ない日に
葉は散り 背丈は縮こまり
老衰していく肌を虫達が食べる
自然が僕を生かしてくれる
ごまかしのせんべいを食べても
この恋はにがくてたまらない
何も感じない自分
肌色は何色
冷たく吹く風に押されては
感じ方を忘れ
空色は何色
恋は花色
来る 来ない
信じる 信じない
愛してる 愛される
花びら占いの君の心は
待ち遠しい