くしゃくしゃに
まるめてポイと
投げ捨てる
ころがるものに
無造作がある
足の大きなその人は
広い大地の真ん中で
秘めた思いそのままで
足の指に落ち穂をからませて
かまわないというふうに
待っている人のもとへいく
六枚の花びらをきらびやかに
赤や黄を光に寄せて
開くものや閉じてるもの
香る君は風に乗せる
僕はそらを見上げ
君は前を見つめ
視線の先は遠くへいっても交わらない
君が望んだのか
僕が離れたのか
いまだにそらを見続けている
昔とちっとも変わらない
君のためにと思っても
変われないから出会う
あなたがそう望むから