余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

つまずく

2021-04-27 22:20:31 | リンゴのいろ(短歌)
つまずく
石の大きさに
ミネルバの
梟が夜を
認識する
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くしゃくしゃに

2021-04-27 22:13:16 | ウイルス時代(短歌)
くしゃくしゃに
まるめてポイと
投げ捨てる
ころがるものに
無造作がある
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農夫

2021-04-27 00:18:17 | 写真の扉の詩
足の大きなその人は
広い大地の真ん中で
秘めた思いそのままで
足の指に落ち穂をからませて
かまわないというふうに
待っている人のもとへいく
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チューリップ

2021-04-27 00:15:27 | 写真の扉の詩
六枚の花びらをきらびやかに
赤や黄を光に寄せて
開くものや閉じてるもの
香る君は風に乗せる
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そら

2021-04-27 00:14:41 | 写真の扉の詩
僕はそらを見上げ
君は前を見つめ
視線の先は遠くへいっても交わらない

君が望んだのか
僕が離れたのか
いまだにそらを見続けている
昔とちっとも変わらない
君のためにと思っても
変われないから出会う
あなたがそう望むから
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