余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

安心毛布

2021-04-14 22:15:10 | マイブック(か)
「安心毛布」
      川上未映子 著

エッセーたち。

ふと思うことがある。
ふと感じることがある。
ふとよぎることがある。
それは過去たち。
そして私のなかにある本たち。
ものたかり。
子供のころの場面が唐突に思いだされ、
読んだ本に心のひだを、
ちょんとさわられている。
うん、過去たちにもさわられている。
共有した本たちは夕焼けになる。

川上未映子のエッセー文は奔放だった。
その奔放が白にちょっとずつ色を足していく。
経験がともないまた生まれて思考する。
なじんでいく理念と横に置いたライナスの毛布。
ある日と手をつないでみる。
春が来て。
クロッカスが芽吹いている。
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雌雄眼

2021-04-14 01:31:13 | 写真の扉の詩
虜にしそうなのは二つあった
見開いた黒目には
 真実と嘘
 嘘と裸
雌雄の瞳は包み込むことだろう
貫く胸としっとり顔は
 虜
 温もり
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神の子池

2021-04-14 01:30:19 | 写真の扉の詩
青の青
淡い青緑
透き通りの青
まっさらになる夢の青
青すぎる青は中心から湧き出ている
この青は愛は語ってくれるの?
恋は語っているみたい
神様からの贈り物の青
この色のような青になりたい
あおく
きれい
青く綺麗な
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やわらかい

2021-04-14 01:26:21 | 写真の扉の詩
君は柔らかすぎる
なんでこんなに柔らかいの?
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趣味はなんですか?

2021-04-14 00:47:04 | マイブック(た)
「趣味はなんですか?」
      高橋秀美 著

さて趣味とはなんだろうか。
ここから始めようか。
そんな本だ。
ひとそれぞれに好きなものがあり、
好きなもの、いや
それすらも危ぶむ趣味の嗜好。
それを突き詰める行為。
生きるということの間に必然とある、
これは趣味?
たとえば書きたとえば読みたとえば歩き
たとえば描きたとえば恋をした
空は見詰め、大地をさわり、空間を抱く。
鉄道に、航空無線、蕎麦にヨガ、切手、エコに
防災にカメ、ゲーム、ラジコン、ガーデニングに
登山等々とより取り見取りのわたくしたち。
ヨガは性のカタチに依る。
カタチはまた美しく瞬く。
ぼくのカタチはなにになる。
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