午前十時の映画祭 47週目。
チャップリンの名作。テーマ曲はよくオルゴオルに使われたりしてなじみが深いです。
チャップリンの映画をちゃんと観たのは初めてのような気がします。
喜劇役者という職業とは裏腹に、目はあんまり笑ってませんでした。
伊東四郎さんもそうですね。
ストーリーはかつては一世を風靡したが、今は売れなくなってしまった喜劇役者と
精神的な要因で歩けないバレリーナの話。
人生ってシーソーみたいなものだと思いました。
励ましたり、また立場が入れ替わって励まされたり。。。
ところどころにチャップリンのショーみたいなものが入って(のみのサーカスの団長とか)
それも楽しい。
でも、ショーの途中で客が帰ってしまうとこは本当にせつない。
昔、なんの芝居か忘れたけど、途中の休憩で客がごっそり帰っちゃったことがありました。
そのときの感じでしょうね。
また、一幕と二幕の間の幕の内側の場面転換を俯瞰(天井から見てるみたいな)で
写したりするところも好きでした。
バレリーナのヒロイン役(クレア ブルーム)も美しく、バレエ姿もきれいなので
うっとりしました。
この映画は、励ますためにいろいろな名せりふが出てきます。
ちょっといいせりふという番組があったら一番にあげられるかも。
有名なのは
《人生に必要なのは勇気と想像力と少しのお金だ》
《時は偉大な作家だ》とかいっぱい。いちいち納得してました。
自分の今年の締めくくりふさわしい映画でした。
↓神社もお正月の準備