アイスホッケー日本女子、
アイスホッケー日本女子、ソチ五輪出場決定第1号!
◆アイスホッケー女子
ソチ冬季五輪最終予選最終戦でアイスホッケー女子日本代表が、
2014年ソチ五輪の日本勢出場権獲得1号となった。
世界ランク11位の日本は、
19位のデンマークに5-0と完勝。
勝ち点7で首位となり、
98年長野五輪以来4大会ぶり2度目の五輪出場を決めた。
女子アイスホッケーは長野で正式競技となり、
開催国枠で出場。
その後は2002年ソルトレークシティー、
2006年トリノ、2
010年バンクーバーとすべて最終予選で敗退。
今回が初の自力での本戦出場。
自力では初となる五輪出場は、
ソチ五輪の日本勢出場権獲得1号のおまけ付き。
君が代が流れると、涙を流す選手も。
飯塚監督は「うれしいのひと言。
選手がしっかり自分たちのプレーをやってくれたと思う」と選手をたたえた。
相手は連勝で勢いに乗るデンマーク。
「夢がすぐ近くにある。全力を出し切って臨む」と誓った通り、
序盤から攻撃をたたみかけた。
開始7分で獅子内が先制点を決めると、
完全に主導権を握り、
最後まで圧倒。5点をリードしても、
最後の最後まで攻め続けた。
今度こそ五輪へ出たい―。
あと1勝の壁を乗り切るために戦ってきた。
前回のバンクーバー五輪予選でも、
最終戦で中国に敗れて五輪の夢が散った。
海外リーグを経験し、
トリノから3大会連続で最終予選に出場した選手たちは、
「五輪に出れば環境が変わる」と口をそろえた。
多くの練習時間を確保するため、
宅配ピザなどアルバイトで生計を立てたメンバーもいたという。
昨年5月からは毎月のペースで合宿を敢行。
メンタルトレーニングも導入し、
劣勢でも慌てず、笑顔で励まし合った。
「どんな状況でも平常心で一つになれるようになった」と
開催国枠で出場した1998年長野は、
1勝もできずに敗れ。
最終予選を勝ち抜いて臨む五輪。
指揮官は「メダルを取れるようなチームづくりをしたい」と宣言。
大沢主将も「もっともっとレベルアップできるところはある。
五輪に向けて強いチームにしていきたい」と言い切った。
今度はソチで歓喜の笑顔を見せるための戦いが始まる。
*ココでおさらい
◆アイスホッケーは カナダの大学生がフィールドホッケーとラグビーを組み合わせたのが起源。
60メートル×30メートルのリンクで防具を身につけ、6人がスティックを使い、
黒いパック(厚さ2.64センチ、直径7.62センチ、重さ約160グラム)をゴールに入れ、
得点を競う。交代は自由で、20分の3ピリオド制。
五輪最終予選はベンチ入りは20人まで可能。
延長は5分で、決着がつかなければ3人ずつのゲームウイニングショット(GWS)を行う。
ちなみに
◆ソチ五輪アイスホッケー女子は8か国が出場。
自動的に出場権がある
世界ランキング1~4位のカナダ、米国、フィンランド、スイスが上位リーグ。
5位スウェーデン、6位ロシアと最終予選を勝ち抜いた8位ドイツ、
11位日本が下位リーグを構成する。
それぞれで1回戦総当たりのリーグ戦を行い、
準々決勝は上位リーグ3位―下位リーグ2位、
上位リーグ4位―下位リーグ1位が対戦する。
上位リーグの1、2位は準決勝から登場する。
なんだか最近スポーツ界でも女子の活躍が目覚しい。
ガンバレ男子!!!!