香川「結果にこだわる」世界最速の予選突破へ
サッカー日本代表
勝てば5大会連続のW杯出場が決まる
W杯アジア最終予選・ヨルダン戦(26日、アンマン)に向け、
国内組が事前合宿地のドーハ入り。
DF酒井を除く選手が集まり、初練習。
前夜に到着したFW香川真司は、
MF本田が不在の中、トップ下にこだわらない“大人の香川”を宣言。
「自分のよさを出す」と“香川色”の発揮にも意欲を示した。
ドーハでの初練習で、前日1つ歳を重ねたアタッカーが“大人”の雰囲気を。
FW香川は、MF本田の招集外で期待のかかるトップ下での先発意欲を問われると、
クールに受け流してみせた。
「まあ、それは監督が決めることだから。ポジションがどうこうじゃなく、
自分がやれることをやる。出たところで自分のよさを出したい」
トップ下は香川かMF中村憲が有力。
FWに近い点取り屋・香川と、本田と同じ配球型・中村憲の選択に、
ザッケローニ監督は「もう少し検討したい」と。
しかし、
これまで強くこだわり、
代表の定位置の左MFに苦悩を表すことも多かった香川は、
そんな過去の姿を一切みせない。
マンUでの経験がそうさせる。
イングランド代表FWルーニーでさえ、
1トップ、
トップ下、
左右MFと
4つの役割を求められるビッグクラブの現実を目の当たりに。
「どんなポジションでもやるしかない」。
ハットトリックを達成するなど、
マンUでの地位を確立しつつある中、
無駄なこだわりを捨てることに成長への道を見つけている。
一方で「自分の色にこだわる?」との問いには「そうですね」と即答。
「結果にこだわって頑張りたい」と言い切った。
トップ下で先発しても、キープ力を生かす本田のマネではなく、
一瞬の飛び出しから得点を狙う自慢のプレーを追求する。
先発出場でゴールした国際Aマッチは8戦8勝。
勝てば世界最速の予選突破が決まる試合でこれほど頼もしいデータもない。
「出られない人たち、けが人がいる分、チーム一丸となってカバーしてやっていきたい」。
個性は捨てず、大人の姿も見せる。
『24の誓い』を胸に、いざ決戦に臨む。
真司!!先発ゴールを決めてくれぃ・・!!!