オヤジのひとり言

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暦の話

2015年05月01日 | オヤジのひとり言

暦には大きく分けて

「太陽暦」と「太陰暦」とがあります。

太陽暦は太陽の年間運動をもとにして

一年の長さを決めるこよみで、

古代社会ではエジプトやマヤの暦が

一年の長さを365日とする太陽暦でした。

現在、ほぼ世界共通で使われている

グレゴリオ暦もまた、

一年の長さを365・2425日とする高精度の太陽暦です。

 古代エジプトでは、

毎年、夏至の頃にナイル川が氾濫しました。

この洪水によって、

ナイル川流域に肥沃な土砂が大量に齎され、

優れた農地が自然に出来上がったのです。

しかし、その一方で、

洪水は毎年多大な被害も伴いました。

やがて、

夜明け前の空におおいぬ座のシリウスがはじめて見えると、

続いてナイル川の増水はじまることがわかり、

夜明け前の明け方の空が熱心に観測されるようになりました。

そして、

シリウスがはじめて見えた日が、

新しい年のはじめとされたのです。

そのため、

古代エジプトの暦は 恒星暦とでも言うべきものなのですが、

それはとりもなおさず、

太陽暦と同じ周期となるわけです。